-
光にむかって
¥1,870
光にむかって 編|くさばよしみ 絵|やまなかももこ 出版|汐文社 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 2017年のノーベル平和賞は、核兵器の廃絶をめざして活動している国際組織ICANに授与され、メンバーであり、13歳の時に広島で被ばくしたサーロー節子さんもスピーチをしました。 この本は、サーロー節子さんが英語でおこなったスピーチを、小中学生にもわかりやすいよう意訳したものです。 サーロー節子さんは「核兵器は人類が持ってはならない、ぜったいの悪なのです」と伝えています。 核兵器の実験のために被ばくし苦しんでいる人は世界中にいます。 けれど、戦争被爆国は世界で唯一、日本だけです。
-
わたしはきめた 日本の憲法 最初の話
¥1,650
わたしはきめた 日本の憲法 最初の話 詩訳|白井明大 絵|阿部海太 ほるぷ出版 日本国憲法の前文を白井明大さんが詩に訳し、 阿部海太さんのどこまでも広がる雄大な絵で感じる。 誰もが自由で、恐れるものは何もない。
-
戦火のなかの子どもたち
¥1,540
戦火のなかの子どもたち 作:いわさきちひろ 出版:岩崎出版 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 長く続くベトナム戦争の最中、子どもたちはどうしているのか、作者自身の第二次世界大戦の体験をダブらせて心に思う。子どもたちのあどけない瞳やくちびるやその心までも、世界中どこでもおんなじなのです。 文章は、ごくわずかです。 戦火に散った、子どもたちの命の儚さを思います。
-
六にんの男たち ーなぜ戦争をするのか?
¥1,320
六にんの男たち ーなぜ戦争をするのか? 作|デイビッド=マッキー 訳|中村こうぞう 偕成社 初版刊行年 1975年9月 六人の男たちは、平和に働いて暮らせる土地を求めて、長い間、歩き続けていました。 ようやく落ち着いた男たちも、だんだんお金持ちになるにつれて、誰かに盗まれるのではないかと不安になってきました。そして、六人の兵隊を雇いました。 それでも不安は尽きず、戦いをはじめ、土地を広げ、やがて大きな戦争が始まります。 平和を求めながら戦争を起こす。人間の愚かさを描いたロングセラー。
-
ひろしまの子
¥1,760
SOLD OUT
ひろしまの子 詩|四國五郎 絵|長谷川義史 BL出版 初版刊行年 2025年7月 「あなたのとなりを見てください ひろしまの子はいませんか」 反戦平和の詩画人・四國五郎が書いた朗読詩「ひろしまの子」。 原爆によって故なく命を奪われた子どもたちに、「過ちは繰返さない」と誓ってほしいと訴えた詩です。 今も世界中で争いがつづくなか、戦後80年の節目の年に、長谷川義史の絵で絵本化します。 著者プロフィール 四國 五郎 (シコクゴロウ) (著) 四國五郎:画家・詩人。1924年広島県三原市生まれ。10歳より広島市に暮らす。20歳で徴兵され、満洲で従軍、敗戦後は3年強にわたりシベリアに抑留される。帰国して最愛の弟の被爆死を知る。以後、生涯をかけて、反戦平和のために絵と詩で膨大な作品を描き残す。主な活動に、峠三吉らとの「われらの詩の会」による「辻詩」や『反戦詩歌集』『原爆詩集』に絵や詩で参加、「広島平和美術展」の創設などがある。著作に『四國五郎平和美術館 ①②』(汐文社)、『広島百橋』(春陽社出版)、『戦争詩』(藤原書店)、戦争とシベリア抑留の1000頁にわたる貴重な画文集『わが青春の記録』全2巻(三人社)などがある。2014年永眠。 長谷川 義史 (ハセガワヨシフミ) (絵) 長谷川義史:絵本作家。1961年大阪府藤井寺市生まれ。2000年『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版)で絵本デビュー。『おへそのあな』(BL出版)、『だじゃれ日本一周』(理論社)、『てんごくのおとうちゃん』(講談社)など、ユーモラスな作品から命の大切さを伝える絵本まで幅広く制作し、大人にも子どもにも人気。『おたまさんのおかいさん』で第34回講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で第13回日本絵本賞と第57回小学館児童出版文化賞、『あめだま』(ブロンズ新社)で第24回日本絵本賞翻訳絵本賞、第2回やなせたかし文化賞など受賞多数。また、日本各地で「絵本ライブ」を行っている。
-
1945年8月6日 あさ8時15分、わたしは
¥1,870
SOLD OUT
1945年8月6日 あさ8時15分、わたしは 言葉|原爆を体験した子どもたち 絵|いわさきちひろ 童心社 初版刊行年 2025年7月25日 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 この絵本は原爆を体験した子どもたちの作文をもとにつくられた『わたしがちいさかったときに』から生まれました。 訥々と記憶をなぞるように静かに語られる言葉からは、正確に思い出すために、あえて感情を押しころしているようにも思います。 あまんきみこさん、アーサー・ビナードさんほかの文章が寄せられています。 やさしいイラストは、いわさきちひろさん。
-
しあわせなときの地図
¥1,540
しあわせなときの地図 文|フラン・ヌニョ 絵|ズザンナ・セレイ 訳|宇野和美 ほるぷ出版 ソエは生まれてからずっと暮らしてきた町をはなれます。 戦争のせいで、家族と逃げなければならなくなりました。 町を離れる前の晩、地図を広げて、楽しいことがあった場所に印をつけてみました。 それぞれの場所に思い出があります。 出会った人、楽しかったことがあります。 夢をみて、しあわせなときを過ごした町です。 戦争のせいで離れなければなりません。
-
子どもの十字軍
¥1,760
子どもの十字軍 ベルトルト・ブレヒト|文 はらだ たけひで|訳・絵 ひだまり舎 初版刊行年 2023年8月6日 ドイツの詩人、劇作家ブレヒトの不朽の叙事詩 ポーランドで1939年むごたらしい戦争があった。 人々は奇妙な噂を耳にします。 戦争のために大切な人や家、何もかもうばわれたポーランドで 子どもばかりの十字軍がはじまったと。 子どもたちだけで助け合い、励まし合い、時には諍いも起こり、恋もめばえる。 そうして平和な土地を探し求め、さまよい歩く。 今も、世界中に過酷な境遇に置かれている子どもたちが助けを求めています。
-
ちいさな へいたい
¥1,320
ちいさな へいたい 作: パウル・ヴェルレプト 訳: 野坂悦子 朔北社 あるひ、せんそうは、はじまった。 どうして そうなったのか、わからないうちに。 幼い兵士が戦争に向かいます。どうしてか分からないうちに。たくさんの恐ろしい目に遭い、運よく帰ってきても悲しんでる人はたくさんいる。 ぼくは かんがえる。 あれは なんだったのか。
-
なぜ戦争はよくないか
¥1,320
なぜ戦争はよくないか 文|アリス・ウォーカー 絵|スティファーノ・ヴィタール 訳|長田弘 偕成社 2008年12月 第1刷 何ひとつ良いことなどない戦争の無惨さを感覚的に訴えかける。 差別の構図を、その中で強く生きる黒人女性の姿を描いた『カラー・パープル』の著者アリス・ウォーカーが、2001年9月11日の同時多発テロに対する」アメリカの報復を知り、「戦争」が何かもわからないまま巻き込まれる子どもたちをこれ以上増やしたくない思いで作られた絵本。
-
わたしの「やめて」
¥1,430
わたしの「やめて」 文|自由と平和のための京大有志の会声明書(こども語訳) 絵|塚本やすし せんそうは 「ぼくが ころされないように さきに ころすんだ」 という だれかの いいわけで はじまります それは言い訳に過ぎません。戦争で儲ける人がいます。 戦争は、始るのは簡単ですが、終わらせるのは難しい。 私たちは傷つき、自由に好きなことが出来なくなります。 私たちが学ぶのは誰かの道具になるためではありません。 だから、言わないといけません。 大きな声で「やめて」と。
-
アヤンダ
¥1,650
アヤンダ おおきくなりたくなかった おんなのこ 作:ヴェロニク・タジョ 絵:ベルトラン・デュボワ 訳:村田はるせ 風濤社 アヤンダは小さな女の子。大好きな家族と幸せにくらしていました。 ところが、お父さんが戦争に行き、帰ることはありませんでした。 悲しみは怒りにかわり、アヤンダは大きくなることをやめてしまったのです… 作者のヴェロニク・タジョさんは、アフリカで最も活躍するコートジボワール人の女性作家で、戦争の理不尽な暴力によって家族をなくした子どもたちへ、思いを込めてこの物語を書いたそうです。困難を乗り越える力になる絵本です。
-
あらしの島で
¥1,870
あらしの島で 文|ブライアン・フロッカ 絵|シドニー・スミス 訳|原田勝 偕成社 初版刊行年 2025年7月 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 島に暮らす兄と妹が、嵐がくる前の海に出かけます。 低い雲、吹き付ける風、海は、大きな波が飛沫をあげて岩にぶつかる。 身体中で感じる、風、岩、波・・ 迫りくる嵐の威力をありありと感じる絵本。 そして、嵐の過ぎ去ったあとは、まばゆい朝日、きらめく海、穏やかな日々。 人生も同じようなものかもしれません。 シドニー・スミスは、『ぼくは川のように話す』や『うみべのまちで』でも、特に水の表現が圧巻でした。 大きな自然に包み込まれ、それでいて呑み込まれない。 人の命の逞しさを感じる絵です。
-
ぼくは川のように話す
¥1,760
ぼくは川のように話す 文|ジョーダン・スコット 絵|シドニー・スミス 訳|原田勝 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 偕成社 「ぼく」はうまく言えない音がある。教室ではビクビク。そんなぼくをみんなが笑う。 うまくいかない日は、お父さんが川へ連れて行ってくれた。 川の流れは一定ではなく、泡だって波うって、渦を巻き、砕ける。 うまくいかない時はこの言葉を思い出そう「ぼくは川のように話す」 シドニー・スミスの光輝く絵の中の「ぼく」は自然の一部に見える。 教室の中での「普通」を飛び越え、大自然と一体化している。 吃音も教室の外では、川と同じように自然だ。
-
おばあちゃんのにわ
¥1,760
おばあちゃんのにわ 文|ジョーダン・スコット 絵|シドニー・スミス 訳|原田勝 偕成社 初版刊行年 2023年7月 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 吃音の少年を描いた『ぼくは川のように話す』のコンビによる新作。翻訳も同じ原田勝氏。 ぼくは毎日、朝早くからおばあちゃん家に預けられる。 元はニワトリ小屋だった小さな家で慎ましく暮らす優しいおばあちゃん。 小さな家の中には、庭で採れた食べ物でいっぱい。 ぼくはいつも、何時間も、おばあちゃんとその庭で過ごしたのでした。 作者ジョーダン・スコットのおばあちゃんはポーランドに生まれ育ち、第二次世界大戦中に大変な苦労をされたそうです。 戦後、カナダに移住し、ニワトリ小屋を改装した家にくらしました。 シドニー・スミスの絵が素晴らしい。 小さな家の隅々まで、生きるという絶え間ない人の営みによって築き上げられた暮らしがある。 窓から差し込む光、庭に降り注ぐ光。祖母と孫の無言の時を包む柔らかな光。 食べ物が身体の栄養となるように、数多の無名の人々の人生が、思い出という栄養になっているのだろう。
-
お日さま おそい おそい みんなも おそい
¥1,980
音楽をお月さまに 文|フィリップ・ステッド 絵|エリン・ステッド 訳|金原瑞人 出版|カクイチ研究所 ぷねうま舎 薄墨色の空には、まだ星が瞬いています。みんな眠っています。 月の光に照らされた牧場では早起きの動物たちがひそひそ話しています。 エリン・E・ステッドの繊細な繊細な、ひそひそ声のような繊細なタッチで 静かに移り変わる時間の経過をゆっくりと描きます。 穏やかな一日の始まり。
-
みんなのいえ
¥1,650
みんなのいえ 作|たしろちさと 出版|文溪堂 初版刊行年|2023年12月 まちのはずれに誰も住んでいない家がありました。 壁も屋根も崩れたところが目立ち、あちこちに蜘蛛の巣が張っています。 旅人がひとりやってきて、家の修理を始めました。 またひとり、またひとりと増えていきます。 家づくりの過程を見るのも楽しい絵本です。 みんなのいえでは暮らしに必要なものを、みんなで整えていきます。
-
くるみのなかには
¥1,760
くるみのなかには 作:たかおゆうこ 講談社 初版刊行年 2017年10月 ※取扱商品は初版本ではありません。補充で入荷した版を取り扱っています。 くるみのなかには なにがある? ゆらしてごらん? ちいさなちいさな たからもの くるみの中って気になりますよね。 こんなに堅い殻で覆われてるなら、きっと、とても大切なものが入ってるんだろう、と想像が膨らみます。 くるみはやがて、堅い殻をやぶって芽生え、伸びやかに枝をひろげる大きな木になります。たくさん実る新しいくるみは、可能性のひろがり、命の循環をみずみずしく伝えているようです。 2020年2月に、当店でも原画展をさせていただきました。 とても、繊細な美しい原画で、幸せなひと時でした。
-
きょうは選挙の日。
¥1,760
きょうは選挙の日。 作|塚本やすし 出版|汐文社 選挙へは、お子さんも一緒に家族みんなで行かれてはいかがですか? 帰りにちょっとお楽しみをつけるのもいいですね。 選挙は特別なものではなく、日常の延長にあるものです。 そして、私たちの未来の方向性を示す大切なものです。 選挙の手順、投票所の仕組みが詳しく記されています。
-
二番目の悪者
¥1,540
二番目の悪者 作|林木林 絵|庄野ナホコ 小さい書房 初版刊行年 2014年11月 見事な金のたてがみを持つライオンは、自分こそが次の王にふさわしいと考えていた。 しかし、人々の話題にのぼるのは、親切で優しい銀のライオン。焦った金のライオンは、銀のライオンの悪い噂を流し始めた。 最初は誰も信じなかったのに、噂に惑わされ、ついには… どうして、真実を確かめようとしなかったのか、自分で考えようとしなかったのか。すべては自分に降りかかる、これは、現代の寓話。
-
くるまはいくつ?
¥1,100
くるまはいくつ? 作|渡辺茂男 絵|堀内誠一 福音館書店 初版発行年 1968年10月10日 第1刷 2024年2月1日 第57刷 *新刊書店につき、初版の取り扱いではありません。 入荷時期により、第◯刷の数字は変動いたします。 グラフィックデザイナーとして活躍されていた堀内誠一さんの洗練された色使い、考え抜かれた視覚効果がフルに発揮されている絵本。タイトルは『くるまはいくつ?』ですが、扉は「しってるかい?」で始まるのも遊び心がありますね。 小さなお子たちにもわかりやすく、きちんと伝えるという誠実さに溢れた作品だと思います。 くるまが一つ、二つと増えていく乗り物。四つまではすぐにわかるけど、それ以上は、大人もちょっと考えないと思いつきませんね。
-
ナイチンゲール
¥1,760
ナイチンゲール 作:アンデルセン 絵:カンタン・グレバン 再話:松井るり子 岩波書店 中国の皇帝が暮らす立派な御殿は広い庭に湖のある森もあります。 その森に夜うぐいすとも呼ばれる小さな鳥がいました。 その美しい歌声に誰もが足を止め、聞き惚れます。 皇帝は家来にその鳥を探させ、鳥かごに入れました。 ところが・・・ 孤独な皇帝を癒すのは真実の友 カンタン・グレバンの軽やかで優美な絵が高貴さの中に少し寂しさも感じさせます。
-
うさぎのみみはなぜながい
¥1,320
うさぎのみみはなぜながい 作|北川民次 福音館書店 小さな体に生まれたために、仲間のけものにいじめられているうさぎは 神様のところへいって、大きな体にしてもらうようにお願いしました。 神様の与えた難問をうさぎは知恵をつかって解決しますが… 北川民次の絵が素晴らしい。 滑稽で厳かで壁画を見ているような気持ちになりますね。
-
アルメット
¥1,980
アルメット 作|トミー・ウンゲラー 訳|谷川俊太郎 好学社 初版刊行年 2022年9月17日 第1刷 ※本書は、1982年集英社から『マッチ売りの少女アルメット』として刊行されたものです。 アルメットはマッチ売りの少女。 親も帰る家もなく、捨てられた車で寝泊まりしています。 クリスマスが近づいてきて、街が華やかなムードに包まれても 誰も彼もがアルメットをどこかに失せろと追い立てます。 かわいそうなアルメットは息も絶え絶えに祈ります。 すると、はげしいカミナリとともに、願ったものというものあらゆるものが降ってきて。 どこをとっても絵が素晴らしい。 人々の表情、降り注ぐもの。完全に狂った世界なのだけれど、 ひもじい思いをする人がいる一方で、満たされているのに心が貧しい人。 物はないところには何もなく、あるところには溢れている。 世の中のどこかで実際に起きていることなのだと、我々、大人は知っている。 ものを求めている人々がどれだけ多いかも。 それでも人々は助け合い、マッチ売りのアルメットは生き延びて、 幸せな結末を迎えたのにホッとする。