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ルイーズ・ブルジョワ 糸とクモの彫刻家
¥1,980
ルイーズ・ブルジョワ 糸とクモの彫刻家 文:エイミー・ノヴェスキー 絵:イザベル・アルスノー 訳:河野万里子 出版:西村書店 2018年10月23日第1刷 27.5cm×22cm 40p ルイーズ・ブルジョワ は、1911年のクリスマスに生まれ、パリの南の川辺の大きな家で過ごしています。家の庭で夜空を眺め、流れる川の音色に包まれて育ちました。両親はタペストリーの修復工房を営み、川の水質は羊毛を洗い染めるのに適していました。川は糸のように何もかもを繋いでいました。 ルイーズの母は織物の修復をする職人でした。明るい日の光のしたで働く時、頭上には繊細なクモの巣が輝いていました。ルイーズも12歳から仕事を覚え始め欠けた部分の下絵を描きました。母からはあらゆることを教わりました。ルイーズの母は賢く我慢強く、クモのように働き者でした。 ルイーズの父は家を空けてばかりでした。父が旅から持ち帰る布の端切れを母が繋ぎ合わせました。失われ、欠けた部分をなおしました。やがて、ルイーズはパリに出て、川は埋め立てられ、母が亡くなります。打ちのめされたルイーズは、学んでいた数学をやめ美術をはじめます。 六本木ヒルズの巨大なクモの彫刻は、ルイーズ・ブルジョワの代表的な作品です。この絵本を読んだら彫刻を見上げてみてください。その大きさや内包しているもののの意味が様々に見えてくると思います。
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コレットのにげたインコ
¥1,540
コレットのにげたインコ 作 イザベル・アルスノー 訳 ふしみみさお 偕成社 2019年10月 第1刷 引っ越してきたばかりのコレットは、新しい街で出会った子に、つい、小さなウソをついてしまいます。親切な友だちが増えるたびにウソもふくらみ、ついには空想の世界へ入ってしまいますが… 空想と現実がないまぜになってしまうこと、ありますよね。 お友だちは、ちゃんと分かってて、対応がお見事です。 軽やかなタッチながら、言葉に出来ない心の動きを繊細にさらりとリアルに描き出すのは、『きょうは、おおかみ』(きじとら出版)『ジェーンとキツネとわたし』(西村書店)などでも人気のイザベル・アルスノー。
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きょうは、おおかみ
¥1,980
きょうは、おおかみ 文:キョウ・マクレア 絵:イザベル・アーセノー 訳:小島明子 出版:きじとら出版 2017/3/13 第3刷 29.2×22.8cm/32p ある日、目がさめると、バージニアの気分はむしゃくしゃ、がるるる… きょうは、おおかみ。 そんな妹を元気にしたい、姉のバネッサが「かんぺきな場所」につれていきます。作家バージニア・ウルフをモチーフとした姉妹のお話。 少女のうつろう心を、風に揺れる花びらのように軽やかなタッチで展開するのは、カナダ最高のイラストレーター、イザベル・アーセノー。 いたばし国際絵本翻訳大賞<カナダ総督文学賞児童書部門>受賞作品です。
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アンナとわたりどり
¥1,430
アンナとわたりどり 作:マクシーン・トロディエ 絵:イザベル・アルスノー 訳:浜崎絵梨 出版社:西村書店 2015/6/6 第1刷 23×25cm/40p ひとつの ばしょで ずっと くらすのって、どんな かんじでしょう。 アンナの家族は季節労働者です。舞台となるカナダでは収穫の時期には人手不足のため、メキシコから多くの家族が出稼ぎにむかいます。そんな自分たちの暮らしを、アンナは「わたりどり」みたいと感じています。 木のように大地に根を生やした暮らしってどんなかんじだろう? きっと、すてきだろうなぁ。そんな、アンナの淡い憧れや、まだ何者にもなっていない柔らかくふわふわしたアイデンティティを、イザベル・アルスノーが軽やかなタッチで描き出します。 カナダには200を超える民族が暮らしています。日本では、なかなか実感するのが難しい多文化社会への理解の一歩に。
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ジェーンとキツネとわたし
¥2,420
ジェーンとキツネとわたし 文:ファニー・ブリット 絵:イザベル・アルスノー 訳:河野万里子 出版:西村書店 2015/6/12 第1刷 A4変型判・上製・96ページ エレーヌは今日もひとりぼっち。 学校のあちこちに悪口を落書きされて、居場所がないと感じてる。 でも、大好きな『ジェーン・エア』の本を読んでる時は、別の世界に行けるんだ。 それから、行きたくない学校の合宿でジェラルディーヌに出会ったの。 軽やかなタッチで驚くほどリアルに多感な少女の心情を描きだす、イザベル・アルスノーの傑作。読み応えのある96ページのグラフィック・ノベル。 カナダ総督文学賞受賞作。