命の水 チェコの民話集
編|カレル・ヤロミール・エルベン
絵|出久根育
訳|阿部賢一
西村書店
初版刊行年 2017年
19世紀初頭のボヘミア(現チェコ)はナポレオン戦争が終わった後、各地で自分たちは誰なのかという意識が高まり、民話や民謡を積極的に収集するようになりました。
同時期、ドイツではグリム兄弟が活躍しましたが、エルベンはお話だけでなく、詩、なぞなぞ、ことわざなど多彩な関心を示しました。
詩人でもあるエルベンは、収集した民話をそのまま書き記すのではなく手を加えてより豊かな世界を与えました。