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六にんの男たち ーなぜ戦争をするのか?
¥1,320
六にんの男たち ーなぜ戦争をするのか? 作|デイビッド=マッキー 訳|中村こうぞう 偕成社 1975年9月 初版第1刷 2020年7月改装21刷 六人の男たちは、平和に働いて暮らせる土地を求めて、長い間、歩き続けていました。 ようやく落ち着いた男たちも、だんだんお金持ちになるにつれて、誰かに盗まれるのではないかと不安になってきました。そして、六人の兵隊を雇いました。 それでも不安は尽きず、戦いをはじめ、土地を広げ、やがて大きな戦争が始まります。 平和を求めながら戦争を起こす。人間の愚かさを描いたロングセラー。
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おちゃのじかんにきたとら
¥1,650
おちゃのじかんにきたとら 作|ジュディス・カー 訳|晴海耕平 出版|童話館出版 1994年9月15日改訂版第1刷 2020年12月20日 第37刷 26cm×19cm 32p ソフィーとお母さんがお茶の時間にしようとしていたところに お客様がやってきました。大きなとらです。 とらは、サンドイッチもクッキーもケーキもたいらげ、 牛乳もお茶も水も全部、飲み干しました。 でも、大丈夫、いい考えがあります。
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ふたりは いつも
¥1,045
ふたりは いつも 作|アーノルド・ローベル 訳|三木卓 文化出版局 1977年5月15日 第1刷 2020年4月1日 第111刷 仲良しのがまくんとかえるくん。 冬から始まり、春も夏も秋も冬も、そしてクリスマスも。 ふたりはいつも、一緒にいる時もそうでない時も、お互いを思いやっています。 ユーモラスで心温まるお話。
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おにたのぼうし
¥1,100
おにたのぼうし 文|あまんきみこ 絵|いわさきちひろ ポプラ社 1969年7月 第1刷 2016年12月 第122刷 節分の夜、どの家でも豆まきで鬼祓いされ、おにたは行き場所を失っていました。 首尾よく入り込んだ家は、病気のお母さんの女の子ふたりきり。 食べるものもなく、雪を溶かした水でお母さんの額を冷やします。 おにたは帽子で角を隠し、女の子は空腹をお母さんに隠しています。 女の子の無邪気な言葉に傷つくおにたは、精一杯の思いやりを残して消えます。 「おにだって、いろいろ あるのに。おにだって……」 おにたのその言葉を、今一度深く考える必要があると思います。
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だいくとおにろく
¥990
だいくとおにろく 再話|松居直 絵|赤羽末吉 福音館 1967年2月15日 第1刷 2016年7月1日 第113刷 大工と鬼の知恵くらべ。 流れのはやい川に橋をかける仕事を引き受けた大工ですが どうしたものかと思案に暮れているところに鬼があらわれます。 目玉と引き換えに橋をつくってやろうと話はまとまりますが、 大工はうまく交渉を引き延ばして逃れます。
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くも
¥1,870
くも 作:新宮 晋 文化出版局 1979年6月10日第1刷 2012年8月3日第11刷 22.7cm×24.7cm 40p 著者の新宮晋さんは、風や水で動く彫刻が特徴的な日本を代表する彫刻家。 『くも』の初版は1979年。40年前ですが、まったく時代を感じさせない鮮烈なグラフィックです。 まるで、天から降りてきたような一匹のくもが織りなすクモの巣に感じる宇宙的な時空間。 朝露に飾られる巣は豪華なジュエリーのよう。自然の営みの観察から美を見出す作家の感性に触れる名作絵本。
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雪わたり
¥1,430
雪わたり 作:宮沢賢治 絵:堀内誠一 福音館 1969年12月20日第1刷 2017年11月20日 第38刷 北の国では雪がすっかり固まって大理石よりもかたくなることがあります。 そうすると、畑の上でもどこへでも好きな方へ歩いていけるのですね。 子どもたちにはとても楽しい時期です。 一面真っ白で澄んだ青空。お日様は真っ白に燃えてユリのにおいをまきちらしています。 どんなに明るく清浄な世界でしょうか。 四郎とかん子は、そこで一匹の白ギツネに出逢います。 幻燈会に呼ばれた2人は、少し警戒しながらも人を化かすと悪い評判のあるキツネを信じて、誤解が解けていきます。大理石よりも固い雪もいつか溶けるように。 挿絵は堀内誠一さん。 白ギツネに出会った時の四郎の表情がなんとも素晴らしい。 お日様に照らされ輝く銀世界や満月の明るい雪景色は、今は雪の下に埋もれているけれど、大地の息吹を信じられる、そんなぬくもりを感じさせます。
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ペレのあたらしいふく
¥1,320
ペレのあたらしいふく 作:エルサ・ベスコフ 訳:おのでらゆりこ 福音館書店 1976年2月3日発行 2018年11月15日第63刷 上着が短くなったのに気づいたペレは自分の仔羊の毛を刈りとり、おばあさんの処に持って行きました… ペレの新しい服をたくさんの人が手間をかけて作り上げていきます。でも、ただじゃありません。ちゃんと、その分の手間を交換します。 そうして、ペレは自分の出来ることで自分の新しい服を作り上げていきます。こんな風に出来上がると、擦り切れるまで大事に着たくなりますね。 細部まで丁寧に描かれた美しい絵は手仕事が好きな方にもおすすめしたいです。
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くるまはいくつ?
¥990
くるまはいくつ? 作|渡辺茂男 絵|堀内誠一 福音館書店 1968年10月10日 第1刷 2018年10月20日 第55刷 グラフィックデザイナーとして活躍されていた堀内誠一さんの洗練された色使い、考え抜かれた視覚効果がフルに発揮されている絵本。タイトルは『くるまはいくつ?』ですが、扉は「しってるかい?」で始まるのも遊び心がありますね。 小さなお子たちにもわかりやすく、きちんと伝えるという誠実さに溢れた作品だと思います。 くるまが一つ、二つと増えていく乗り物。四つまではすぐにわかるけど、それ以上は、大人もちょっと考えないと思いつきませんね。
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ふしぎなえ
¥990
ふしぎなえ 作:安野光雅 出版:福音館書店 1971年3月1日第1刷 2016年4月1日第72刷 27cm×20cm 28p とんがり帽子の小人たちが階段を上ったり下りたり、あれ、さかさまになってるのかな? ここはつながってるのかな? 見れば見るほどふしぎなえ。 私自身、子どもの頃に出会って初めて夢中になった絵本。40年経った今でも一番好きな絵本。この、ふしぎなえの中に迷い込んで、まだ抜け出せないでいるのかもしれません。
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パンのかけらとちいさなあくま
¥990
リトアニア民話 パンのかけらとちいさなあくま 再話|内田莉莎子 画|堀内誠一 福音館書店 1992年2月10日 第1刷発行 2019年11月15日 第22刷 リトアニア民話の再話とあります、文章を書かれた内田莉莎子さんは、『おおきなかぶ』や『てぶくろ』といった、親世代の方も懐かしいロシアや周辺の物語を多数、日本語訳されました。 貧しいきこりからパンを盗んだ小さな悪魔は大きな悪魔に咎められ、許しを乞いに行きます。 きこりのやさしさ、地主の欲深さ、何が罪でそうでないのか、短いお話にたくさんの要素が含まれています。 『ぐるんぱのようちえん』や『こすずめのぼうけん』が印象深い堀内誠一さんの画は、翻訳絵本のような異国の雰囲気を漂わせ、ダイナミックな構図は人物の存在感を土地の広大さを雄弁に物語ます。
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ね, うし, とら……十二支のはなし
¥1,650
ね, うし, とら……十二支のはなし 文|ドロシー・バン・ウォアコム 絵|エロール・カイン 訳|へんみ まさなお ほるぷ出版 1978年12月15日 第1刷 2014年9月10日 第53刷 よく知られている十二支の順番を決めるお話とは少し違いますが、やはり、ねずみは知恵者。 他の動物たちのおおらかさもいいですね。 エロール・カインのエキゾチックな画風がなんとも素敵。 1978年初版発行のロングセラーです。
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ちいさなヒッポ
¥1,320
ちいさなヒッポ 作:マーシャ・ブラウン 訳:うちだりさこ 出版:偕成社 1984年1月第1刷 2016年8月第103刷 25cm×24cm 32p 小さな子どもが少しづつ少しづつ、自分の足で広い世界へ踏み出そうとしています。 親子の深い愛情をマーシャ・ブラウンの木版画が、力強く美しく見事に伝えます。 1984年に刊行され、103刷を重ねるロングセラーです。
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三びきのやぎのがらがらどん
¥1,320
三びきのやぎのがらがらどん 作:マーシャ・ブラウン 訳:せたていじ 出版:福音館書店 1965年7月1日第1刷 2017年4月10日第164刷 25cm×24cm 32p ノルウェーでは誰もが知っている昔話。 三びきのやぎは、名前はどれも がらがらどん。山の草場へ行く途中、橋の下には大きなトロル。 小さいヤギ、真ん中のヤギ、大きいヤギと順番に橋をわたり… 小さい頃に読んだ人は、少し怖いと感じた人も多いようですね。 大きなヤギの力強さにホッと胸をなでおろした人もいるようです。 不思議に心にのこる、お話です。
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ちいさいおうち
¥1,870
ちいさいおうち 作|バージニア・リー・バートン 訳|石井桃子 岩波書店 1965年12月10日 第1刷 2001年9月5日 第47刷改版発行 2019年11月27日 第64刷改版発行 バージニア・リー・バートンの『ちいさいおうち』は、 小さいけれどしっかり丈夫に建てられてました。 建てた人は、孫の孫の代まで立派にたっているだろうと言いました。 長い年月が経ち、ちいさいおうちの周辺は近代化していきます。 馬がひく馬車にかわって自動車が走ります。 夜になっても街灯がいつまでも明るく照らします。 やがて電車が走り、地下にも地下鉄が走り、 大勢の人が行き交う都市になります。 ちいさいおうちは、発展するまちの中では、さらに小さく 人混みや建造物の影に隠れそうです。 けれど、時代が変わっても変わらないものがあります。 大切にしたいものは、いつまでも見失わないでいたいですね。
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だいじなとどけもの
¥1,100
だいじなとどけもの 文|E・H・ミナリック 絵|モーリス・センダック 訳|まつおかきょうこ 福音館 1972年6月1日 第1刷 2015年2月15日 第31刷 くまくんが、じょうずに描けた絵をおばあさんに届けました。 おばあさんはお礼にキスをお返ししました。 キスを預かっためんどりは、途中でおしゃべりしたくなり、カエルに託します。 カエルは猫に、猫はスカンクに、無事にくまくんのところに届くのでしょうか? 途中で素敵なハプニングも。
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にぐるま ひいて
¥1,540
にぐるま ひいて 文|ドナルド・ホール 絵|バーバラ・クーニー 訳|もき かずこ ほるぷ出版 1980年10月15日 第1刷発行 古き良き時代のアメリカの暮らしを描いた美しい絵本。 10月、一年かけて家族みんなで作り育てたものを荷車に積み込んで 10日がかりで市場へ売りに行きます。 荷車も牛も、みんな売ってお金に換え、いくつかの道具とキャンディを買い 冬には冬の、春には春の仕事をして、新しい一年を始めます。
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もりのこびとたち
¥1,430
もりのこびとたち 作:エルサ・ベスコフ 訳:大塚勇三 出版:福音館書店 1981年5月20日初版発行 2018年3月5日第22刷 24cm×32cm 34p 深い森の奥にある小人の家族。子どもたちは、両親や賢いフクロウから、厳しくも豊かな暮らしを学びます。 美しい森の暮らしを描くエルサ・ベスコフは、スウェーデンに生まれ(1874-1953)1952年にはスウェーデンの子どもの本に対する最高賞、ニルス・ホルゲション賞を受賞。 訳者の大塚勇三氏(1921-2018)は、『スーホの白い馬』『小さなスプーンおばさん』など、誰もが見覚えがある、いつまでも心にのこる絵本を多く世に送り出す。
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まんげつのよるまでまちなさい
¥1,100
まんげつのよるまでまちなさい 作|マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵|ガース・ウィリアムズ 訳|松岡享子 ペンギン社 どれぐらい待てばいいのか分からないで過ごす時間というのは辛いものですが、 子どもはそんな時間を多く過ごしてます。 時が来るのを待ち焦がれている間に大きくなります。
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空がレースにみえるとき
¥1,760
空がレースにみえるとき 文|エリノア・L・ホロウィッツ 絵|バーバラ・クーニー 訳|白石かずこ ほるぷ出版 ビムロスの夜って知ってる? かわうそが歌い、カタツムリが拗ねて、木たちは踊り狂います。 パイナップルソースのスパゲティを食べるのよ。 不思議なお話と幻想的な絵をみていると、魔女になった気分。
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木
¥990
木 画:佐藤忠良 文:木島 始 出版:福音館書店 2016/9/1 第10刷 27×20cm/32p 木は、何をかんがえているのだろう。 力強くて繊細なデッサンから、木の声が聴こえてきそうですね。 ものをよく見て観察し、描き留め、言葉に紡ぎ出すとはこういうことなのか、と思ってしまいます。 佐藤忠良さんは、『おおきなかぶ』でおなじみです。 木島始さんは、ジョン・バーニンガムの『ボルカ』やルース・クラウスの『はなをくんくん』、ジャック=キーツの『ピーターのいす』など優れた外国絵本を多数、翻訳しました。
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ききみみずきん
¥704
ききみみずきん 木下順二|文 初山滋|絵 岩波書店 戯曲『夕鶴』などで有名な木下順二の文と永遠のモダニスト初山滋の絵が美しい。 「ききみみずきん」と「うりこひめとあまんじゃく」の二本が収録。 働き者で心やさしい青年が、ききみみずきんの力を借りて長者の娘の病気を治します。 その後、ききみみずきんの力を借りて、一攫千金を狙うこともなく、ただ、鳥の声を聞いて楽しむという、物語を美しく結んでいます。 「うりこひめとあまんじゃく」のあまんじゃくもなんだか可愛いいたずら小僧。 機織りの音も楽しい、初山滋さんの絵がモダンで美しい。
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かわ
¥990
かわ 作|加古里子 福音館 1966年9月1日 第1刷 2018年6月20日第88刷 川を眺めると、海につながってるのかな? どこから始まってるのかな? と想像をめぐらせます。 加古里子(かこさとし)さんの『かわ』には、山から海へとかたちを変えながら、川が人の暮らしにどんな風に結びついているのか、わかりやすく描かれてます。
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アンガスとあひる
¥1,210
アンガスとあひる 作・絵:マージョリー・フラック 訳:瀬田貞二 福音館書店 1974年7月15日発行 2018年7月20日第42刷 好奇心旺盛で、なんでも知りたくてたまらないスコッチ・テリアの小型犬アンガス。 生垣の向こうのやかましい音の正体を知りたくてたまりません。ある日、ドアの隙間から、こっそり抜け出し、外の世界へ出ると、生垣をくぐりぬけ、音の正体をつきとめました。 意気揚々と広い世界に繰り出したけれど、思わぬ反撃にあい、すごすごと退散する姿が幼い日の我が子に重なります。 小さいお子様にも、アンガスに共感を覚えるのではないでしょうか。 単純な色彩と写実的に描かれたマージョリー・フラックの絵は、力強い美しさでどっしりとした安定感を感じます。1974年日本語版出版のロングセラー。 *こちらの商品を1冊のみご購入の場合は、「レターパック」(370円)をご利用いただけます。 2冊以上、または他の商品も併せてご購入の場合はレターパックライトを使用できませんので、「ヤマト宅急便」(600円)をご選択ください。宅配便またはレターパックプラスにて送付いたします。