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ララのまほうのことば
¥1,980
ララのまほうのことば 作|グレーシー・ジャン 訳|やのあやこ 山烋のえほん 初版刊行年 2025年7月6日 ※新刊を補充するため、初版本を在庫しているというわけではありません。 ララは、暑くて外を歩く人が、みんなのろのろしてても、 飛んだり跳ねたり、汗だくで走り回る元気な女の子。 どんなに太陽がギラギラ照っていても、大好きな友だちに会いにいくのは欠かせません。 でも、そのたびに服をどろんこにするので、暑さの限界に達したお母さんが外出を禁止すると お家の窓からずっと、友だちにささやきかけていました。 翌朝、いつもより涼しいと感じて外をみると、なんということでしょう。 ララが友だちにかける、まほうのことばが効いていたのでした。 あまりの暑さに余裕を失っていたお母さんもララのやさしさ、思いやりに気づきます。 小さい子どもは手がかかるところばかりに目が行きがちですが、思いがけなく、やさしさにハッとさせられますね。
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すべての ひとに 石が ひつよう
¥2,090
すべての ひとに 石が ひつよう 著:バード・ベイラー 絵:ピーター・パーナル 河出書房新社 初版刊行年 1994年6月 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 まるで、卵膜に覆われているような表紙の絵からして奇妙な一冊。 すべての人に石が必要だと、他にどんな大切なものを持っていても、石を持たない子はかわいそうだという。一体、石を持つとはどんなに素晴らしいことなんだろう? どうやって、その素晴らしい石を見つけたらいいのだろう? この本には、その特別な石を見つけるための「10のルール」が書かれています。 そして、きっと見つけたいと思うでしょう。
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今、世界はあぶないのか? 差別と偏見
¥1,650
今、世界はあぶないのか? 差別と偏見 文|ルイーズ・スピルズベリー 絵|ハナネ・カイ 訳|大山泉 解説|佐藤学 評論社 初版刊行年 2017年12月10日 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 差別ってなに? 偏見ってどういうこと? 不寛容とは? 自分も差別をしているのだろうか? どうしたらなくせるの? 私たちにはなにが出来るだろうか。 差別と偏見について話し合うきっかけにもなる本です。
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わたしの町ナガサキ
¥1,980
わたしの町ナガサキ 作|キアラ・バッゾーリ 絵|アントン・ジョナータ・フェッラーリ 訳|森敦子 さとうのりか 山烋のえほん 初版刊行年 2025年8月9日 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 出版社より紹介 1945年8月9日、長崎のすべてを奪い去った原爆と奇跡的に生き残った1本の柿の木の物語。 推薦!長濱ねる(元・欅坂46、長崎市出身)、宮島達男(現代美術家) わたしの町 長崎。穏やかな日々が続いていた。 家族が寄り添い、庭には柿の木、子どもたちはその木の下で笑っていた。 だが、あの日、すべてが一瞬で奪われた。 原子爆弾が奪った命と日常の重さ、そして、それを越えてなお生き続ける命の強さを、イタリア人作家が、事実を基に子どものために書き下ろした幼年童話。 ── ずっと見守り続けてくれている。わたしの隣で、わたしたちの街を。 もう二度傷つくことがないよう、力を合わせて。── 長濱ねる ── その根に宿る祈りが、未来の平和を支えていくように ── 宮島達男
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まちんと
¥1,320
まちんと 文|松谷みよ子 絵|司 修 偕成社 初版発行年 1978年2月 ※新刊書店のため、初版を置いている訳ではありません 昭和二十年八月六日の朝、げんしばくだんに おうたげな 広島に住むもうすぐ三歳になる子が、原爆に巻き込まれました。 苦しみながらトマトを欲しがり、まちんと(もうちょっと)まちんとと言いながら 死んでいきました。 松谷みよ子さんの文に司修さんの絵が実感の重みを伴い心に根をおろす現代の民話。
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光にむかって
¥1,870
光にむかって 編|くさばよしみ 絵|やまなかももこ 出版|汐文社 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 2017年のノーベル平和賞は、核兵器の廃絶をめざして活動している国際組織ICANに授与され、メンバーであり、13歳の時に広島で被ばくしたサーロー節子さんもスピーチをしました。 この本は、サーロー節子さんが英語でおこなったスピーチを、小中学生にもわかりやすいよう意訳したものです。 サーロー節子さんは「核兵器は人類が持ってはならない、ぜったいの悪なのです」と伝えています。 核兵器の実験のために被ばくし苦しんでいる人は世界中にいます。 けれど、戦争被爆国は世界で唯一、日本だけです。
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わたしはきめた 日本の憲法 最初の話
¥1,650
わたしはきめた 日本の憲法 最初の話 詩訳|白井明大 絵|阿部海太 ほるぷ出版 日本国憲法の前文を白井明大さんが詩に訳し、 阿部海太さんのどこまでも広がる雄大な絵で感じる。 誰もが自由で、恐れるものは何もない。
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戦火のなかの子どもたち
¥1,540
戦火のなかの子どもたち 作:いわさきちひろ 出版:岩崎出版 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 長く続くベトナム戦争の最中、子どもたちはどうしているのか、作者自身の第二次世界大戦の体験をダブらせて心に思う。子どもたちのあどけない瞳やくちびるやその心までも、世界中どこでもおんなじなのです。 文章は、ごくわずかです。 戦火に散った、子どもたちの命の儚さを思います。
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戦争と児童文学
¥3,520
戦争と児童文学 著|薮内理恵 みすず書房 雑誌『みすず』2018年4月号から2020年6月号にかけて連載されたものから10篇に加筆修正を加えた児童文学評論集。 公立図書館に勤務しながら児童文学書評ブログで1600本を超える評を書いてきた著者が、10の物語から掬い取る真実。
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光のうつしえ
¥1,430
光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島 著|朽木祥 講談社 2013年を10月11日 第1刷 2016年9月5日 第7刷 灯籠を見送る希未の横顔を見つめる老婦人。 「あなた、おいくつ?」 「12歳です」 そんなはずは…と言ったような気がした。 誰かを捜しておられる人が、広島にはたくさんおられるからねぇ 戦争でたくさんの人が命を落とした。 生き残った人々は、大切な人を失った人々。 「悼む」とは、ずっと忘れないで伝えていくということ。
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六にんの男たち ーなぜ戦争をするのか?
¥1,320
六にんの男たち ーなぜ戦争をするのか? 作|デイビッド=マッキー 訳|中村こうぞう 偕成社 初版刊行年 1975年9月 六人の男たちは、平和に働いて暮らせる土地を求めて、長い間、歩き続けていました。 ようやく落ち着いた男たちも、だんだんお金持ちになるにつれて、誰かに盗まれるのではないかと不安になってきました。そして、六人の兵隊を雇いました。 それでも不安は尽きず、戦いをはじめ、土地を広げ、やがて大きな戦争が始まります。 平和を求めながら戦争を起こす。人間の愚かさを描いたロングセラー。
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ひろしまの子
¥1,760
SOLD OUT
ひろしまの子 詩|四國五郎 絵|長谷川義史 BL出版 初版刊行年 2025年7月 「あなたのとなりを見てください ひろしまの子はいませんか」 反戦平和の詩画人・四國五郎が書いた朗読詩「ひろしまの子」。 原爆によって故なく命を奪われた子どもたちに、「過ちは繰返さない」と誓ってほしいと訴えた詩です。 今も世界中で争いがつづくなか、戦後80年の節目の年に、長谷川義史の絵で絵本化します。 著者プロフィール 四國 五郎 (シコクゴロウ) (著) 四國五郎:画家・詩人。1924年広島県三原市生まれ。10歳より広島市に暮らす。20歳で徴兵され、満洲で従軍、敗戦後は3年強にわたりシベリアに抑留される。帰国して最愛の弟の被爆死を知る。以後、生涯をかけて、反戦平和のために絵と詩で膨大な作品を描き残す。主な活動に、峠三吉らとの「われらの詩の会」による「辻詩」や『反戦詩歌集』『原爆詩集』に絵や詩で参加、「広島平和美術展」の創設などがある。著作に『四國五郎平和美術館 ①②』(汐文社)、『広島百橋』(春陽社出版)、『戦争詩』(藤原書店)、戦争とシベリア抑留の1000頁にわたる貴重な画文集『わが青春の記録』全2巻(三人社)などがある。2014年永眠。 長谷川 義史 (ハセガワヨシフミ) (絵) 長谷川義史:絵本作家。1961年大阪府藤井寺市生まれ。2000年『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』(BL出版)で絵本デビュー。『おへそのあな』(BL出版)、『だじゃれ日本一周』(理論社)、『てんごくのおとうちゃん』(講談社)など、ユーモラスな作品から命の大切さを伝える絵本まで幅広く制作し、大人にも子どもにも人気。『おたまさんのおかいさん』で第34回講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくがラーメンたべてるとき』(教育画劇)で第13回日本絵本賞と第57回小学館児童出版文化賞、『あめだま』(ブロンズ新社)で第24回日本絵本賞翻訳絵本賞、第2回やなせたかし文化賞など受賞多数。また、日本各地で「絵本ライブ」を行っている。
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1945年8月6日 あさ8時15分、わたしは
¥1,870
SOLD OUT
1945年8月6日 あさ8時15分、わたしは 言葉|原爆を体験した子どもたち 絵|いわさきちひろ 童心社 初版刊行年 2025年7月25日 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 この絵本は原爆を体験した子どもたちの作文をもとにつくられた『わたしがちいさかったときに』から生まれました。 訥々と記憶をなぞるように静かに語られる言葉からは、正確に思い出すために、あえて感情を押しころしているようにも思います。 あまんきみこさん、アーサー・ビナードさんほかの文章が寄せられています。 やさしいイラストは、いわさきちひろさん。
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しあわせなときの地図
¥1,540
しあわせなときの地図 文|フラン・ヌニョ 絵|ズザンナ・セレイ 訳|宇野和美 ほるぷ出版 ソエは生まれてからずっと暮らしてきた町をはなれます。 戦争のせいで、家族と逃げなければならなくなりました。 町を離れる前の晩、地図を広げて、楽しいことがあった場所に印をつけてみました。 それぞれの場所に思い出があります。 出会った人、楽しかったことがあります。 夢をみて、しあわせなときを過ごした町です。 戦争のせいで離れなければなりません。
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子どもの十字軍
¥1,760
子どもの十字軍 ベルトルト・ブレヒト|文 はらだ たけひで|訳・絵 ひだまり舎 初版刊行年 2023年8月6日 ドイツの詩人、劇作家ブレヒトの不朽の叙事詩 ポーランドで1939年むごたらしい戦争があった。 人々は奇妙な噂を耳にします。 戦争のために大切な人や家、何もかもうばわれたポーランドで 子どもばかりの十字軍がはじまったと。 子どもたちだけで助け合い、励まし合い、時には諍いも起こり、恋もめばえる。 そうして平和な土地を探し求め、さまよい歩く。 今も、世界中に過酷な境遇に置かれている子どもたちが助けを求めています。
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アネモネ戦争
¥1,650
アネモネ戦争 作|上村亮太 BL出版 2020年10月10日 ある国の欲張りな王様が学者に命じました。 世界で一番きれいなアネモネを作れ。 ところが、種は風にふかれて国境を越えます。 アネモネの秘密を守るために王様は戦争を始めました。 人々は次第に考えることをやめ、自分さえ安全だったらいいと思うようになります。 それこそが、戦争です。 もう、戦争が始まっているのかもしれません。
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ちいさな へいたい
¥1,320
ちいさな へいたい 作: パウル・ヴェルレプト 訳: 野坂悦子 朔北社 あるひ、せんそうは、はじまった。 どうして そうなったのか、わからないうちに。 幼い兵士が戦争に向かいます。どうしてか分からないうちに。たくさんの恐ろしい目に遭い、運よく帰ってきても悲しんでる人はたくさんいる。 ぼくは かんがえる。 あれは なんだったのか。
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風が吹くとき
¥1,760
風が吹くとき レイモンド・ブリッグズ|作 さくまゆみこ|訳 あすなろ書房 核戦争の恐ろしさを描いて世界的なベストセラーとなった傑作絵本。 登場人物は引退して田舎に暮らす善良な老夫婦のみ。 核戦争が近づいてる情報を得て、政府の手引きと州の広報を参考に屋内シェルターを作ります。 やがて核爆弾が落ち、 外部との連絡手段が途絶え、おそらく被爆しているであろう事実に気づかず、徐々に弱りながら夫婦は政府の救援を待ちます。 核の威力に目を奪われますが、事の深刻さを正しく捉える事の難しさ、正常バイヤスと政府への無批判な態度も恐ろしい。
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なぜ戦争はよくないか
¥1,320
なぜ戦争はよくないか 文|アリス・ウォーカー 絵|スティファーノ・ヴィタール 訳|長田弘 偕成社 2008年12月 第1刷 何ひとつ良いことなどない戦争の無惨さを感覚的に訴えかける。 差別の構図を、その中で強く生きる黒人女性の姿を描いた『カラー・パープル』の著者アリス・ウォーカーが、2001年9月11日の同時多発テロに対する」アメリカの報復を知り、「戦争」が何かもわからないまま巻き込まれる子どもたちをこれ以上増やしたくない思いで作られた絵本。
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わたしの「やめて」
¥1,430
わたしの「やめて」 文|自由と平和のための京大有志の会声明書(こども語訳) 絵|塚本やすし せんそうは 「ぼくが ころされないように さきに ころすんだ」 という だれかの いいわけで はじまります それは言い訳に過ぎません。戦争で儲ける人がいます。 戦争は、始るのは簡単ですが、終わらせるのは難しい。 私たちは傷つき、自由に好きなことが出来なくなります。 私たちが学ぶのは誰かの道具になるためではありません。 だから、言わないといけません。 大きな声で「やめて」と。
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戦争は、
¥2,200
戦争は、 文|ジョゼ・ジョルジェ・レトリア 絵|アンドレ・レトリア 訳|木下眞穂 岩波書店 地を這い、触手のように忍び寄る黒いもの 気付かぬうちに深く入り込み、内側から支配する 心は恐怖に、憎しみ、野心、恨みに囚われる 日常をずたずたにする 独裁政権に抗した文学者の詩と息子の絵による作品はすでに15言語に翻訳される注目作 戦争は、人間性を破壊する。勝者は誰もいない。
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ひとのなみだ
¥1,980
SOLD OUT
ひとのなみだ 文|内田麟太郎 絵|nakaban 童心社 初版刊行年 2024年6月30日 近未来の戦争を描いた物語。 戦場へは人間ではなくロボットの兵隊が行く。 だから、死なない。痛みも感じない。涙も流さない。 テレビに映される倒した敵の数字が増えるたびに勝利を祝う。 けれど、戦場で倒れた敵は単なる数字ではなく、生身の人間だ。 泣き叫び、逃げまどい、血を流している。 痛みを感じないロボットに戦場に行かせることで、安全な場所にいる人の心はどう感じるだろう。涙を流す人間でいられるだろうか。
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アヤンダ
¥1,650
アヤンダ おおきくなりたくなかった おんなのこ 作:ヴェロニク・タジョ 絵:ベルトラン・デュボワ 訳:村田はるせ 風濤社 アヤンダは小さな女の子。大好きな家族と幸せにくらしていました。 ところが、お父さんが戦争に行き、帰ることはありませんでした。 悲しみは怒りにかわり、アヤンダは大きくなることをやめてしまったのです… 作者のヴェロニク・タジョさんは、アフリカで最も活躍するコートジボワール人の女性作家で、戦争の理不尽な暴力によって家族をなくした子どもたちへ、思いを込めてこの物語を書いたそうです。困難を乗り越える力になる絵本です。
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あらしの島で
¥1,870
あらしの島で 文|ブライアン・フロッカ 絵|シドニー・スミス 訳|原田勝 偕成社 初版刊行年 2025年7月 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 島に暮らす兄と妹が、嵐がくる前の海に出かけます。 低い雲、吹き付ける風、海は、大きな波が飛沫をあげて岩にぶつかる。 身体中で感じる、風、岩、波・・ 迫りくる嵐の威力をありありと感じる絵本。 そして、嵐の過ぎ去ったあとは、まばゆい朝日、きらめく海、穏やかな日々。 人生も同じようなものかもしれません。 シドニー・スミスは、『ぼくは川のように話す』や『うみべのまちで』でも、特に水の表現が圧巻でした。 大きな自然に包み込まれ、それでいて呑み込まれない。 人の命の逞しさを感じる絵です。