-
くるみのなかには
¥1,760
くるみのなかには 作:たかおゆうこ 講談社 初版刊行年 2017年10月 ※取扱商品は初版本ではありません。補充で入荷した版を取り扱っています。 くるみのなかには なにがある? ゆらしてごらん? ちいさなちいさな たからもの くるみの中って気になりますよね。 こんなに堅い殻で覆われてるなら、きっと、とても大切なものが入ってるんだろう、と想像が膨らみます。 くるみはやがて、堅い殻をやぶって芽生え、伸びやかに枝をひろげる大きな木になります。たくさん実る新しいくるみは、可能性のひろがり、命の循環をみずみずしく伝えているようです。 2020年2月に、当店でも原画展をさせていただきました。 とても、繊細な美しい原画で、幸せなひと時でした。
-
まよなかのゆうえんち
¥1,760
まよなかのゆうえんち 作|ギデオン・ステラー 絵|マリアキアラ・ディ・ジョルジュ BL出版 初版刊行年 2022年12月 ※取扱商品は初版本ではありません。補充で入荷した版を取り扱っています。 文字のない、美しい絵本です。 動物たちの暮らす森にやってきたのは、移動遊園地です。 昼間は大勢の人間たちで賑わい、夜、誰もいなくなると? やがて、夜はあけ、朝が来ます。 光溢れる幻想的な美しい絵がこれでもかと続きます。 森に遊園地。この素敵な接点は、森にどんな変化をもたらすのでしょうか。
-
くるまはいくつ?
¥1,100
くるまはいくつ? 作|渡辺茂男 絵|堀内誠一 福音館書店 初版発行年 1968年10月10日 第1刷 2024年2月1日 第57刷 *新刊書店につき、初版の取り扱いではありません。 入荷時期により、第◯刷の数字は変動いたします。 グラフィックデザイナーとして活躍されていた堀内誠一さんの洗練された色使い、考え抜かれた視覚効果がフルに発揮されている絵本。タイトルは『くるまはいくつ?』ですが、扉は「しってるかい?」で始まるのも遊び心がありますね。 小さなお子たちにもわかりやすく、きちんと伝えるという誠実さに溢れた作品だと思います。 くるまが一つ、二つと増えていく乗り物。四つまではすぐにわかるけど、それ以上は、大人もちょっと考えないと思いつきませんね。
-
ナイチンゲール
¥1,760
ナイチンゲール 作:アンデルセン 絵:カンタン・グレバン 再話:松井るり子 岩波書店 中国の皇帝が暮らす立派な御殿は広い庭に湖のある森もあります。 その森に夜うぐいすとも呼ばれる小さな鳥がいました。 その美しい歌声に誰もが足を止め、聞き惚れます。 皇帝は家来にその鳥を探させ、鳥かごに入れました。 ところが・・・ 孤独な皇帝を癒すのは真実の友 カンタン・グレバンの軽やかで優美な絵が高貴さの中に少し寂しさも感じさせます。
-
ふれる社会学
¥1,980
ふれる社会学 編著:ケイン樹里安、上原健太郎 北樹出版 ふれる社会学っていうタイトルが面白い。 社会学にふれる、ではなく、ふれる社会学。 そもそも社会学ってなんだろう? 思いつくのは、フェミニズムとかジェンダー論とか。 『ふれる社会学』のコンテンツは、スマホ? 飯テロ? それって、学問のテーマになるの? 社会は人と人との繋がりで出来ている。誰もが知らず知らずに影響を受け、影響を与えている。時には生きづらいと感じ、時には傷つくことがあっても、そういうものだと受け入れてる。 でも、本当に「そういうもの」だろうか? よりよい社会に変えることは出来ないものだろうか。 『ふれる社会学』は身近で現代的なテーマを掘り下げた社会学の入門テキスト。誰もがどこかの章で、このテーマは自分のことだと感じられると思います。社会学を専攻していない人も、そうか、こういう風に社会を見るのかと視界が広がるでしょう。 Contents 第1章 スマホにふれる(ケイン樹里安) 第2章 飯テロにふれる(菊池哲彦) 第3章 就活にふれる(上原健太郎) 第4章 労働にふれる(上原健太郎) 第5章 観光にふれる(八木寛之) 第6章 スニーカーにふれる(有國明弘) 第7章 よさこいにふれる(ケイン樹里安) 第8章 身体にふれる(喜多満里花) 第9章 レインボーにふれる(中村香住) 第10章 「外国につながる子ども」にふれる(金南咲季) 第11章 ハーフにふれる(ケイン樹里安) 第12章 差別感情にふれる(栢木清吾) 第13章 「障害」にふれる(佐々木洋子) 第14章 「魂」にふれる(稲津秀樹) 第15章 100年前の社会学にふれる(ケイン樹里安・上原健太郎)
-
アルメット
¥1,980
アルメット 作|トミー・ウンゲラー 訳|谷川俊太郎 好学社 初版刊行年 2022年9月17日 第1刷 ※本書は、1982年集英社から『マッチ売りの少女アルメット』として刊行されたものです。 アルメットはマッチ売りの少女。 親も帰る家もなく、捨てられた車で寝泊まりしています。 クリスマスが近づいてきて、街が華やかなムードに包まれても 誰も彼もがアルメットをどこかに失せろと追い立てます。 かわいそうなアルメットは息も絶え絶えに祈ります。 すると、はげしいカミナリとともに、願ったものというものあらゆるものが降ってきて。 どこをとっても絵が素晴らしい。 人々の表情、降り注ぐもの。完全に狂った世界なのだけれど、 ひもじい思いをする人がいる一方で、満たされているのに心が貧しい人。 物はないところには何もなく、あるところには溢れている。 世の中のどこかで実際に起きていることなのだと、我々、大人は知っている。 ものを求めている人々がどれだけ多いかも。 それでも人々は助け合い、マッチ売りのアルメットは生き延びて、 幸せな結末を迎えたのにホッとする。
-
ペレのあたらしいふく
¥1,320
ペレのあたらしいふく 作:エルサ・ベスコフ 訳:おのでらゆりこ 福音館書店 初版刊行年 1976年2月3日 ※取扱商品は初版本ではありません。補充で入荷した版を取り扱っています。 上着が短くなったのに気づいたペレは自分の仔羊の毛を刈りとり、おばあさんの処に持って行きました… ペレの新しい服をたくさんの人が手間をかけて作り上げていきます。でも、ただじゃありません。ちゃんと、その分の手間を交換します。 そうして、ペレは自分の出来ることで自分の新しい服を作り上げていきます。こんな風に出来上がると、擦り切れるまで大事に着たくなりますね。 細部まで丁寧に描かれた美しい絵は手仕事が好きな方にもおすすめしたいです。
-
ちいさい舟
¥2,200
ちいさい舟 画|熊谷誠 文|熊谷聡子 UEMON BOOKS 絵本のこたちの出版レーベル、UEMON BOOKSの初めての絵本です。 「舟」の作品は、鉛筆やアクリル絵の具で描かれた絵画で、作者 熊谷誠の生まれ育った家の解体からインスピレーションを得たシリーズです。 この「舟」によって、これまで制作してきた「家」や「日の出」といった一連の作品をもあわせて、ひとつの物語を紡ぎだしました。 絵本の内容: 生家が解体される際、屋根裏から、一艘のちいさい舟があらわれました。 昔々、この辺りには大きな沼があったのです。ある年の大水で、家の半分が水に浸かったこともありました。ゆっくりと景色は変わり続け、気がつけば地形も暮らし方もずいぶんと変化してきました。 時々不意に現れる災害の痕跡と、当時の暮らしに思いをめぐらし、語り継がれる物語と忘れ去られる物語の続きにある今日をまた、生きようと思うのです。 熊谷 誠 (クマガイ マコト) (画) 京都市在住。京都精華大学芸術学部版画専攻 同大学院卒。版画、オブジェ、絵画作品を制作。国内外で個展、グループ展多数。 生家の解体により屋根裏から現れたちいさい舟は、昔、父から聞いた水害の話を思い出させました。その昔、自宅近くの幹線道路の向こうは、水田が広がっていました。そのもっと昔は沼だったといいます。 熊谷 聡子 (クマガイ サトコ) (文) 京都市在住。京都精華大学芸術学部版画専攻卒。デザイン事務所、出版社勤務、専業主婦を経て2018年より絵本のこたち店主。 安野光雅さんの『ふしぎなえ』に魅了されて以来の絵本好き。そういうと、安野さんの『旅の絵本』の旅人は「ちいさい舟」に乗ってやってきたのでした。
-
となりのゆうくん サイン本
¥1,980
となりのゆうくん 絵|多田文ヒコ 文|熊谷聡子 UEMON BOOKS 2024年11月 初版第1刷 となりのせきのアイツは、ぼくにだけ わらわない。 なまえをよんでも ギロって みるだけ。 おねえちゃんは「わらわせたら いいよ」って いうけど、 そんな、カンタンじゃないんだ。 誰にでも苦手な人っていますよね。 コミュニケーションが取れないと、学習もうまくいかないし。 ちょっとだけ人生の経験値が高いお姉ちゃんのアドバイスはぼくには難しくて…… でも、案外、相手も同じことを思っているかもしれません。 なんでもなさそうな悩みも、本人にとっては深刻で、 だけど、きっかけさえあればガラリと変わることもあります。 そううしたら次は、きっかけを作る方になるのかも。 イラストは注目のアニメーション作家多田文ヒコさん。表情豊かに描き出します。 多田 文ヒコ (タダ フミヒコ) (絵) 京都市在住。イラストレーター、グラフィックデザイナー CGアニメコンテスト入選多数、2023アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA 入賞。 イラストを担当した絵本に『ピースマンのまほうのハサミ』『ピースマンのチョキチョキなんてこわくない』(ともに電気書院)がある。 熊谷 聡子 (クマガイ サトコ) (文) 京都市在住。京都精華大学芸術学部版画専攻卒。デザイン事務所、出版社勤務を経て2018年より絵本のこたち店主。『ちいさい舟』UEMON BOOKS ※サイン本をお作りする期間、お待ちいただく場合がございますので、あらかじめご了承ください。
-
本トのこと
¥770
絵本のこたちの店主が書いた絵本エッセイをまとめたZINEです。 よく、選書の基準を尋ねられますが、絵本は一冊一冊それぞれに違う魅力があるので、ひと言では言い表せません。 そこで、この絵本がどんな風に良いと思うのかを自分の言葉で、まずは、よく知られる定番絵本のうちから13冊について書きました。1見開きに1冊ずつの短い文章です。 解説でもレビューでもなく、私はこんな読み方をしましたというエッセイです。 店主が大切にしている何かが伝われば嬉しく思います。 本トのこと A5判 32p. ZINE ご紹介する絵本 『ふしぎなえ』 『ちいさなヒッポ』 『ままごとのすきな女の子』 『おじさんのかさ』 『おちゃのじかんにきたとら』 『からすたろう』 『すてきな三にんぐみ』 『ペレのあたらしいふく』 『ふしぎなたけのこ』 『あめがふるときちょうちょうはどこへ』 『グリム童話 ねむりひめ』 『おやゆびひめ』 『ルピナスさん』
-
選書サービス 一万円
¥11,000
絵本のこたちの店主が選書します。 贈り物に、休暇のお供に、思いがけない本との出会いをお楽しみください。 また、家庭文庫やフリースペースの本棚づくり、学校図書館への寄贈、お店のイメージアップなど、ご予算に合わせて選書をいたします。 ご予算が30,000円の場合は、10,000×3個でご注文ください。 タイトルは発送前にメールでお知らせしますので、ご不要なものは差し替えます。 端数は選書料としていただいております。 選書の参考に、ご希望のイメージを例えば下記のようにお教えください。 ・主に読まれる方の年齢層(赤ちゃん〜小学校低学年、中高生以上の大人、幅広い年齢など) ・ロングセラー等、定番のタイトルを入れて欲しい ・自然科学や乗り物を入れて欲しい ・絵の美しい作品がいい ・テーマに偏らず、いろいろ入れて欲しい ・一年以内に出版された新刊から などなど、備考欄にご記入ください。 ご希望に沿ってWeb shopにないものからも選書をします。 写真は選書例です。 記念品など、同じタイトルを複数ご希望される場合は、HPのcontactよりお問い合わせください。
-
みんなのいえ
¥1,650
みんなのいえ 作|たしろちさと 出版|文溪堂 初版刊行年|2023年12月 まちのはずれに誰も住んでいない家がありました。 壁も屋根も崩れたところが目立ち、あちこちに蜘蛛の巣が張っています。 旅人がひとりやってきて、家の修理を始めました。 またひとり、またひとりと増えていきます。 家づくりの過程を見るのも楽しい絵本です。 みんなのいえでは暮らしに必要なものを、みんなで整えていきます。
-
空の飛びかた
¥1,650
空の飛びかた 作:ゼバスティアン・メッシェンモーザー 訳:関口裕昭 光村教育図書 当店でも人気のタイトルです。 落ち着いた雰囲気の絵本で、巣立つお子さんやお世話になった先生へのプレゼントにも喜ばれます。 ある日の散歩中、一羽のペンギンに出くわした。 空を飛んでいる途中に、落っこちたと言う。ペンギンが空を飛べないことくらい知ってる。 だが、奴は大真面目に、その気になれば飛べると信じているようだ。 無理だと思ってやらなければ、無理のままだ。 飛べるか飛べないかじゃなく、飛びたい気持ちがあるかどうかだ。 ペンギンの思いは、少しやさぐれた風の男の心も動かしたのかもしれない。 何かの拍子に上手くいかなくなった人への励ましや、やりたい事があって迷っている人の背中を押す1冊になるといいですね。
-
きょうは、おおかみ
¥1,980
きょうは、おおかみ 文:キョウ・マクレア 絵:イザベル・アーセノー 訳:小島明子 きじとら出版 初版刊行年 2015年3月 29.2×22.8cm/32p ある日、目がさめると、バージニアの気分はむしゃくしゃ、がるるる… きょうは、おおかみ。 そんな妹を元気にしたい、姉のバネッサが「かんぺきな場所」につれていきます。作家バージニア・ウルフをモチーフとした姉妹のお話。 少女のうつろう心を、風に揺れる花びらのように軽やかなタッチで展開するのは、カナダ最高のイラストレーター、イザベル・アーセノー。 いたばし国際絵本翻訳大賞<カナダ総督文学賞児童書部門>受賞作品です。
-
ジェーンとキツネとわたし
¥2,420
ジェーンとキツネとわたし 文:ファニー・ブリット 絵:イザベル・アルスノー 訳:河野万里子 出版:西村書店 エレーヌは今日もひとりぼっち。 学校のあちこちに悪口を落書きされて、居場所がないと感じてる。 でも、大好きな『ジェーン・エア』の本を読んでる時は、別の世界に行けるんだ。 それから、行きたくない学校の合宿でジェラルディーヌに出会ったの。 軽やかなタッチで驚くほどリアルに多感な少女の心情を描きだす、イザベル・アルスノーの傑作。読み応えのある96ページのグラフィック・ノベル。 カナダ総督文学賞受賞作。
-
島ひきおに
¥1,540
島ひきおに 文|山下明生 絵|梶山俊夫 偕成社 初版刊行年 1973年2月 「おーい、こっちゃきて あそんでいけ!」 なみがうなるように、よんでおった。 寂しがり屋の鬼は村人と遊びたいだけなのに、どこへ行っても爪弾き。海をさまよい、いつしか島は波に削られ消えてしまった。 「おーい、こっちゃきて あそんでいけ!」 南へ南へと海の中をどこまでも歩き続ける鬼。一緒に遊びたいだけなのに。胸がきゅうーっと痛くなるお話。梶山俊夫さんの絵が素晴らしい。 作者の山下明生さんの故郷広島に敷島という無人島があり、もとは引島(ひきしま)と呼ばれていたのだとか。いい伝えでは、島を引っ張ってきた鬼がそこで力尽きたとか。山下さんは、鬼を死なせたくなくて、どこまでも海を歩かせたのだそう。 ただ、遊びたいだけの鬼の話もろくに聞かず、あらぬ罪をきせて排斥します。鬼のひく島も波に削られ、姿が見えなくなるまで海を彷徨うんです。大きく描かれる鬼が目を引くんですが、ちっぽけな人間の残酷さには、なかなか気づけない。
-
民主主義は誰のもの?
¥1,980
民主主義は誰のもの? 文:プランテルグループ 絵:マルタ・ビナ 訳:宇野和美 あかね書房 初版刊行年 2019年7月20日 民主主義ってなんだろう? みんなが参加して、みんなでルールを作り上げる。 でも、どうやって? あしたのための本シリーズの原作は、今から40年余り前にスペインで出版されました。 スペインが独裁政権から民主主義への一歩を踏み出そうとしている時、これからどんな風に世の中が変わっていくのかを子どもたちに分かりやすく伝えるものですが、日本に暮らす子どもたちも知っておくべき大事なことが書かれています。
-
社会格差はどこから?
¥1,980
社会格差はどこから? 文:プランテルグループ 絵:ジュアン・ネグレスコロール 訳:宇野和美 あかね書房 初版刊行年 2019年7月20日 どうして社会格差がうまれるの? 少数の上流階級が国を思うままにあやつり、 中産階級は金持ちをおそれ、自分の地位をおびやかす労働者階級を恐る。 けれど、一番人数が多くて力があるのは労働者階級。 驚くほど、日本の今と同じです。 あしたのための本シリーズの原作は、今から40年余り前にスペインで出版されました。 スペインが独裁政権から民主主義への一歩を踏み出そうとしている時、これからどんな風に世の中が変わっていくのかを子どもたちに分かりやすく伝えるものですが、日本に暮らす子どもたちも知っておくべき大事なことが書かれています。
-
独裁政治とは?
¥1,980
独裁政治とは? 文:プランテルグループ 絵:ミケル・カサル 訳:宇野和美 あかね書房 初版刊行年 2019年7月20日 独裁政治ってどんなこと? 自由がないってどういう状態? 日本は民主主義だから関係ないよね? 本当にそうでしょうか? あしたのための本シリーズの原作は、今から40年余り前にスペインで出版されました。 スペインが独裁政権から民主主義への一歩を踏み出そうとしている時、これからどんな風に世の中が変わっていくのかを子どもたちに分かりやすく伝えるものですが、日本に暮らす子どもたちも知っておくべき大事なことが書かれています。
-
女と男のちがいって?
¥1,980
女と男のちがいって? 文:プランテルグループ 絵:ルシ・グティエレス 訳:宇野和美 あかね書房 初版刊行年 2019年7月20日 女と男は、ほとんどどこも変わらない。ちがうのは体のつくりだけだ。 なら、なぜ、違いが出てくるのだろう? 無意識の内に、女の子だから、男の子だからと役割を背負わせてはいないでしょうか。 それは社会の仕組みもそういう風に作り上げてしまうことになっています。 あしたのための本シリーズの原作は、今から40年余り前にスペインで出版されました。 スペインが独裁政権から民主主義への一歩を踏み出そうとしている時、これからどんな風に世の中が変わっていくのかを子どもたちに分かりやすく伝えるものですが、日本に暮らす子どもたちも知っておくべき大事なことが書かれています。
-
大きな嘘とだまされたい人たち
¥2,200
大きな嘘とだまされたい人たち 著|マーク・カーランスキー 訳|橋本恵 あすなろ書房 世界的ベストセラー作家、マーク・カーランスキーが歴史上の大きな嘘を検証。 レーニン、スターリン、ヒトラー、トランプ、Qアノン・・ 最初は雑学的におもしろく読めますが、今まさに世界にはびこる大きな嘘には背筋が寒くなります。確信的に発信されるデマ、陰謀論はどうして生まれるのか、難しい話もユーモアを交えて、ルビもふってあるので中学生くらい読めますが、大人にこそ読んでほしい。 大きな嘘に騙されないで、正しい判断をするための実用書とも言えます。
-
はるなつあきふゆの詩
¥1,980
はるなつあきふゆの詩 文|ジュリー・フォリアーノ 絵|ジュリー・モースタッド 訳|石津ちひろ 偕成社 初版刊行年 2021年2月 3月、小鳥のさえずりが春の訪れを告げる。雪の中から顔を出す小さな花。 知らず知らずのうちに、季節の移り変わりの知らせを受け取っている。 なんでもない日々のきらめきを美しい言葉で綴る。
-
わたしのぼうし
¥1,650
わたしのぼうし 作|さのようこ ポプラ社 2022年6月 第1刷 1976年刊行『わたしのぼうし』の新装版です お気に入りの帽子。どこに行くのにもかぶっていたのに 電車の窓から、風で飛んでいってしまいました。 お父さんは「とんでいったのが、おまえでなくてよかったよ」といいました。 次の日に新しい帽子を買ってくれました。 だけど、わたしの帽子ではないような気がして。 大切なものが、あっけなく手を離れて遠いところにいってしまう。 二度と戻ってこないという喪失感は他のものでは埋まらない。 だけど、ふとしたきっかけで頑なな心がはらりとほどける。 見過ごしてしまいそうな心の動きを見事にとらえたお話です。 店主も小さい頃から大事にしている絵本です。
-
じゅんばん じゅんばん じゅんばんですよ
¥1,650
じゅんばん じゅんばん じゅんばんですよ 作|accototo(ふくだとしお+あきこ) 大日本図書 2024年4月30日 初版 第1刷 どこからか風が吹いて 花びらがひらりと散りました さなぎは蝶々に、タンポポのわたげは 風に任せて空に消えます 季節はじゅんばん通りにうつろい、生き物もじゅんばん通りに変化していきます 自然の摂理の中で生かされていることを思います。 季節を感じ、大きく深呼吸したくなるような絵本です。