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こねこのさがしもの
¥1,870
こねこのさがしもの 文|マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵|L・ワイスガード 訳|安藤紀子 ロクリン社 『おやすみなさい、おつきさま』(評論社)や『ぼくにげちゃうよ』(ほるぷ出版)など、永遠のロングセラーを生み出したマーガレット・ワイズ・ブラウンのテキストに、『たいせつなこと』(フレーベル館)や『よるとひる』(童話館出版)など、多数の作品でコンビを組んだレナード・ワイスガードによるイラストのやさしく美しい絵本です。 ネコヤナギそっくりのやわらかな毛並みのこねこのウィロー。 ある日、ネコヤナギの花が突然消えてしまったことに気づき、花を探す冒険に出かけます。 大きな生き物や自分よりも小さな生き物、空を飛ぶ生き物や海を泳ぐ生き物、いろんな香りの色とりどりの植物もいる。 自分を取り巻く世界に出会う驚きと喜びを詩情豊かな美しい言葉と絵で描きます。 さて、季節はめぐり、ネコヤナギの花は見つかるのでしょうか。
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バーバ・ヤガー
¥1,650
バーバ・ヤガー 文:アーネスト・スモール 絵:ブレア・レント 訳:こだまともこ 童話館出版 初版刊行年 1998年1月 カブを買いに出かけたマルーシャは、森でバーバ・ヤガーに捕まってしまい… もし私が、自在にアニメーションを作れるなら、題材はバーバ・ヤガー。 バーバ・ヤガーは、鶏の足の生えた小屋に住んで森じゅうやたら駆け回り、うすに乗って空を飛ぶ、好物は悪い子、大きらいなのは良い子。怖くておかしい、かなり濃いキャラ。 ガラス瓶が100本くらい入った戸棚とか、黒いひまわりとか、出てくるアイテムも魅力的すぎる。 文章は長めですが、ジェットコースターのように一気に読み終えてしまします。さて、マルーシャは悪い子? 良い子? カブは食べられたの?
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あめあめ ふれふれ もっとふれ
¥1,210
あめあめ ふれふれ もっとふれ 文|シャーリー・モーガン 絵|エドワード・アーディゾーニ 訳|なかがわちひろ 出版|のら書店 初版刊行年2005年5月 もう三日も雨が降り続いています。家の中から男の子と女の子のきょうだいが外を見ていました。 外に出たいな。雨が降ったら花はうれしいだろうな、犬や猫たちも雨の中で生き生きと過ごしています。 子どもたちの外に向けられるまなざしが瑞々しい世界をとらえます。 でも、見てるだけではつまらない。雨の日は外で遊ぶのが一番楽しいですよね。
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雨、あめ
¥1,540
雨、あめ 作|ピーター・スピアー 評論社 初版刊行年 1984年6月 文字のない絵本です。 庭で遊んでいると、あ、雨が降ってきました。 急いで、家の中へ。レインコートに長靴に傘も用意して、 突然の雨も何のその。再び外へ。 雨の時にしか見られない景色や遊びがありますね。 思いっきり雨を満喫したら、風邪ひかないようにしなくては。 一晩中、降り続いた雨は、めぐみの雨ですね。
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あめが ふるとき ちょうちょうは どこへ
¥1,100
あめが ふるとき ちょうちょうは どこへ 作:M・ゲアリック 絵:L・ワイスガード 訳:岡部うた子 金の星社 初版刊行年 1974年8月初版発行 あめがふるとき ちょうちょうはどこへいくの? もぐらなら土に潜れるし、ミツバチは巣に帰れる。 あひるやかめは雨がふっても平気。 でも、ちょうちょうは どうしているの? 幼い子どもの素朴な疑問が自然への瑞々しい好奇心となり か弱い者への温かいまなざしへと深まっていきます。 抑えた色調の絵も美しく、詩集のような絵本です。
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アンナとわたりどり
¥1,430
アンナとわたりどり 作:マクシーン・トロディエ 絵:イザベル・アルスノー 訳:浜崎絵梨 出版社:西村書店 ひとつの ばしょで ずっと くらすのって、どんな かんじでしょう。 アンナの家族は季節労働者です。舞台となるカナダでは収穫の時期には人手不足のため、メキシコから多くの家族が出稼ぎにむかいます。そんな自分たちの暮らしを、アンナは「わたりどり」みたいと感じています。 木のように大地に根を生やした暮らしってどんなかんじだろう? きっと、すてきだろうなぁ。そんな、アンナの淡い憧れや、まだ何者にもなっていない柔らかくふわふわしたアイデンティティを、イザベル・アルスノーが軽やかなタッチで描き出します。 カナダには200を超える民族が暮らしています。日本では、なかなか実感するのが難しい多文化社会への理解の一歩に。
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だいくとおにろく
¥990
だいくとおにろく 再話|松居直 絵|赤羽末吉 福音館 大工と鬼の知恵くらべ。 流れのはやい川に橋をかける仕事を引き受けた大工ですが どうしたものかと思案に暮れているところに鬼があらわれます。 目玉と引き換えに橋をつくってやろうと話はまとまりますが、 大工はうまく交渉を引き延ばして逃れます。
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せかいいちしあわせなクマのぬいぐるみ
¥1,760
せかいいちしあわせなクマのぬいぐるみ 文|サム・マクブラットニィ 絵|サム・アッシャー 訳|吉上恭太 徳間書店 初版刊行年 2019年10月31日 今から50年前、いや60年前になりますか。ひとりの女の子がお小遣いをコツコツ貯めて、クマのぬいぐるみを買いました。 とっても大事なぬいぐるみの足の裏に、お母さんが名前の頭文字を刺繍してくれました。 ところが、うっかりどこかに置き忘れてしまい、ああ、ぬいぐるみはどこに行ったのでしょうか。 それから、何十年かが過ぎ、クリスマスも近いある夜、年をとった女の人が… たくさんの人に愛され大事にされた、せかいいちしあわせなクマのぬいぐるみのお話。 心がほんわかあったかくなります。 イラストは、『あめのひ』『かぜのひ』が当店でも人気のサム・アッシャーです。
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ブレーメンのおんがくたい
¥1,540
ブレーメンのおんがくたい グリム童話 絵|ハンス・フィッシャー 訳|せた ていじ 福音館書店 初版刊行年 1964年4月 のびのび、生き生きとした線画が魅力のハンス・フィッシャーの絵。 お馴染み『ブレーメンのおんがくたい』は、1964年に発行されたロングセラーです。 1937年に、長女のウルスラへのクリスマスの贈り物として作られました。ハンス・フィッシャーのユーモアと愛情あふれる絵本の数々は、わが子のために描かれたそうです。
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ホイホイとフムフム
¥1,540
ホイホイとフムフム たいへんなさんぽ 作|マージョリー・ワインマン・シャーマット 絵|バーバラ・クーニー 訳|福本友美子 ほるぷ出版 初版刊行年 2018年5月 陽気で快活なオポッサムのホイホイが、家でのんびり過ごすのが大好きなフムフムを訪ねました。どうにかこうにかフムフムを散歩に連れ出したホイホイですが、途中で疲れてしまい… 正反対の二人が、お互いを思いやり気持ちを伝え合い価値観を共有していく。 二人の会話がくすっと笑えて味わい深い。 バーバラ・クーニーのクラシカルな絵も素敵です。
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ぼうし
¥1,430
ぼうし 作|瀬川康男 福音館 黒地につゆ草をあしらった表紙が蒔絵のように美しい。麦わら帽子を目深にかぶるのは誰でしょうか? 桃太郎に金太郎、弁慶などなど、勇ましい登場人物に「あなたいつまでかぶっているの?」 みほちゃんは? いつまでだって構わないですよね。自分で決めます。どうぞどうぞ、お好きに。
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わたしは いつも
¥1,100
わたしは いつも 作|よしだ るみ 出版|国土社 カルガモ、フクロウ、フラミンゴ… いろいろな鳥たちが、お母さんを紹介してくれます。 母の日にもぴったり。 愛情いっぱい。よしだるみさんの「どうぶつの かぞく えほん」シリーズ。
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エリック・カールのグリムどうわ 5つのおはなし
¥2,420
エリック・カールのグリムどうわ 5つのおはなし 再話・絵|エリック・カール 訳|木坂 涼 偕成社 初版刊行年 2024年5月第1刷 おなじみのグリム童話を『はらぺこあおむし』の作者で知られるエリック・カールの再話・絵で。 収録されているお話は、「しあわせハンス」「りょうしとおかみさん」「おやゆびトム」 「3本の金いろのひげ」「7つの命をひと打ち」です。
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山はしっている
¥1,650
山はしっている 作:リビー・ウォルデン 絵:リチャード・ジョーンズ 訳:横山和江 すずき出版 夜明け。山の稜線が昇る日に浮かび上がる頃、目覚めるのは早起きの鳥たち。山には様々な生き物たちの営みが繰り広げられ、やがて日が沈み、真夜中にも絶えず息づく豊かな生命。その全てを山はしっている。 リチャード・ジョーンズの絵が美しい。雄大な自然、豊かで調和する色彩はネイチャーフォトのよう。のびやかな動物たちが可愛らしい。ゆったりとした気持ちで、自然への敬意と親しみを覚える絵本。
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さかなくん
¥1,430
さかなくん 作|しおたにまみこ 偕成社 さかなくんは小学一年生。 学校に行くには大変な準備が必要です。 なにしろ、さかななので家の外には水がありませんから。 『やねうらべやのおばけ』では黒、『たまごのはなし』では白、 木炭鉛筆で緻密に描く独特の世界を今度はカラフルにつくり出します。 カラフルな世界に、いろんな子たちがいますね。 トカゲくんやにんげんくんも。 とっても、やさしい世界のお話です。
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おやすみ、ぼく
¥1,650
おやすみ、ぼく 文|アンドリュー・ダッド 絵|エマ・クエイ 訳|落合恵子 クレヨンハウス 2009年4月20日 第1刷 2020年6月25日 新版第1刷 おやすみ前の読み聞かせにぴったりの本です。 おやすみ、ぼくのあしさん おやすみ、ぼくのひざさん 自分の体のひとつひとつの部位におやすみを言う。 自身を大切に思い、幸せな気持ちで眠りにつく至福のひと時。 習慣にしたいですね。
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あいたいな
¥1,430
あいたいな 阿部 結|作 ひだまり舎 コロナ禍のなか、ステイホームしている子どもたちのお友だちに会いたい気持ちが本になりました。離れて過ごす人たちを思う気持ち。大人も共感します。この本、そのままお手紙として送りたいくらい。 阿部結さんのさりげないタッチのイラストもステキです。 店主個人的には、見返しのお家が絵本のこたちの店舗に似ていて、思い入れてしまいます(^^)
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マルをさがして
¥1,980
マルをさがして 作:山本久美子 ひだまり舎 2020年3月に、当店で原画展を開催しました。 リトグラフで描かれる原画は、赤と黒の2色のみを用いているにもかかわらず、夏の日の鮮やかな色彩やリアルな質感、だんだん湿度が上がってくる空気感など見事に描き分けられています。 犬のマルがいたずらをしたので叱ったら、ふいと姿を消してしまって… 畳に寝っ転がる少年はプールから帰ったところでしょうか。 探し回る少年に、心配ないよとこたえる果物屋さんも少し懐かしいのんびりした時代を思わせます。とはいえ、少年にとって犬は相棒。もう、会えなくなったらと思うといてもたってもいられません。 台風で荒れる天気と不安な気持ちが重なり、臨場感あふれる画面が迫ってきます。 私も子どもの頃に飼ってた犬が、よく家出してたのを思い出しました。その時の気持ちといったら…
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きんぎょ
¥1,980
きんぎょ 作|山本久美子 ひだまり舎 『マルをさがして』の作者、山本久美子さんの新刊。 新刊といってもフランスでは既に出版されています。 夏祭りの夜、夜店で金魚すくいをする兄弟妹たち。 翌朝、持ち帰った金魚のために水槽とエサを買いに出かけます。 きんぎょ屋さんで見た金魚は、とても大きくて、うちのもあんな風になるのかな? 山本久美子さんの絵は、リトグラフの限られた版数と色で、豊かな色彩、光と影、水の冷たさや肌を焦がす太陽の光を感じさせます。 水槽を泳ぎ回る真っ赤な金魚は夏の残り火のよう。
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お日さま おそい おそい みんなも おそい
¥1,980
音楽をお月さまに 文|フィリップ・ステッド 絵|エリン・ステッド 訳|金原瑞人 出版|カクイチ研究所 ぷねうま舎 薄墨色の空には、まだ星が瞬いています。みんな眠っています。 月の光に照らされた牧場では早起きの動物たちがひそひそ話しています。 エリン・E・ステッドの繊細な繊細な、ひそひそ声のような繊細なタッチで 静かに移り変わる時間の経過をゆっくりと描きます。 穏やかな一日の始まり。
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あ、はるだね
¥1,540
あ、はるだね 文:ジュリー・フォリアーノ 絵:エリン ・E・ステッド 訳:金原瑞人 講談社 地面はどこもかしこも、みんな茶色。 茶色い地面にタネをまきました。 一週間、また、一週間が過ぎ 雨がふった次の日に…… 季節の移り変わりをやわらかな絵で感じる気持ちのいい絵本です。
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おじいちゃんのくしゃみ
¥1,540
おじいちゃんのくしゃみ 作|阿部結 福音館書店 初版刊行年 2023年5月 おじいちゃんのくしゃみは大迷惑! あたしの芸術作品も台無しにするし、もう、おじいちゃんなんて大きらい! でも、おじいちゃんのくしゃみはすごいんだよ。 昔話のようにおおらかでダイナミック。 大きらいって言いながらピッタリくっついてるあたし。 心がポカポカするユーモア絵本です。
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すずめのまる
¥1,650
すずめのまる 絵|箕輪義隆 文|かんちくたかこ 監修|川上和人 アリス館 初版刊行年 2020年4月 日本で一番身近な野鳥、すずめ。舌切り雀など、物語にも登場しますね。一年を通じて見かける鳥ですが危険もいっぱい。小さな体で厳しい自然を生き抜いています。 まずは、飛ぶ練習から、思わず応援したくなります。 いち、にの、さん えい! ジャンプ!
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なみのいちにち(サイン本)
¥1,980
なみのいちにち 作|阿部 結 ほるぷ出版 初版刊行年 2022年5月 波間に湧き上がる光がポロポロとこぼれ落ちてくる。 なみは目覚め、送り出し、迎え入れる。 たくさんの出会いや別れを知っている。 もしも、私が忘れても、なみは永遠に覚えているんだろう。 宮城県気仙沼市の海の町で生まれ育った阿部結さんが描く、 明るくやさしく、穏やかで力強い、スケールの大きな作品です。