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アンナとわたりどり
¥1,430
アンナとわたりどり 作:マクシーン・トロディエ 絵:イザベル・アルスノー 訳:浜崎絵梨 出版社:西村書店 ひとつの ばしょで ずっと くらすのって、どんな かんじでしょう。 アンナの家族は季節労働者です。舞台となるカナダでは収穫の時期には人手不足のため、メキシコから多くの家族が出稼ぎにむかいます。そんな自分たちの暮らしを、アンナは「わたりどり」みたいと感じています。 木のように大地に根を生やした暮らしってどんなかんじだろう? きっと、すてきだろうなぁ。そんな、アンナの淡い憧れや、まだ何者にもなっていない柔らかくふわふわしたアイデンティティを、イザベル・アルスノーが軽やかなタッチで描き出します。 カナダには200を超える民族が暮らしています。日本では、なかなか実感するのが難しい多文化社会への理解の一歩に。
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ゆき
¥1,650
ゆき 作 ユリ・シュルヴィッツ 訳 さくまゆみこ あすなろ書房 灰色の空からひとひらの雪が降ってきます。男の子は嬉しくてたまらない様子。 雪になど興味を示さない素っ気ない態度の大人たちをよそに、雪は次から次から降ってきて… 男の子の仲間に加わるのが、本屋さんの看板から飛び出してきたキャラクターたちというのもニクイです。絵本は、子どものワクワクに寄り添うものでありたいですね。
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かげぼうし
¥1,650
かげぼうし 作 安野光雅 冨山房 初版発行年 1976年第1刷発行 表紙の絵の美しいこと。扉のマッチ箱のデザインのような絵も素敵です。 雪の降りしきる街角でマッチ売りの女の子が困っています。 影の国から見張り番が見つめます。 ふたつの場所で同時に進行するお話が最後にひとつに合わさって… そこにいるということは、ここにはいないということ。 いるべき場所を離れたら、どうなるんだろう? そんな、空想をかき立てる絵本です。
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ゆき ゆき ゆき
¥990
ゆき ゆき ゆき 作|たむらしげる 福音館書店 初版刊行年 2011年12月 真っ赤な背景と軽やかに舞い降りる雪の白さのコントラストに心が躍ります。 薄墨色の空に生まれる白く小さな雪の赤ちゃん。 だんだん大きく、結晶になって羽のように軽やかに舞い降りてきます。 こんなふうにして、雪はできるんだね。 雪を通して自然科学に親しむ絵本。 地上に降りつもった雪で、さあ、何を作ろう?
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だいくとおにろく
¥990
だいくとおにろく 再話|松居直 絵|赤羽末吉 福音館 大工と鬼の知恵くらべ。 流れのはやい川に橋をかける仕事を引き受けた大工ですが どうしたものかと思案に暮れているところに鬼があらわれます。 目玉と引き換えに橋をつくってやろうと話はまとまりますが、 大工はうまく交渉を引き延ばして逃れます。
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トムテ
¥1,540
トムテ 作|リードベリ 絵|ウィーベリ 訳|やまのうちきよこ 偕成社 初版刊行年 1979年11月 1刷 トムテとは、北欧の人々に親しまれてきた小人です。 農家や仕事場に住んでいて、その姿は容易に見ることはできません。 何百年も生き続け、その家の人々の幸せを見守ります。 スウェーデンの詩人リードベリが『トムテ』の詩を発表したのは1882年とのこと。 ウィーベリが美しい絵を添えたのは1960年。日本語版の初版発行は1979年です。 なるほど、時を越えて生き続けています。 何百年も生き続けるトムテにも、わからないことがあります。 永遠の最中で、今、生きていること、偶然出逢うこと全てが奇跡に思えます。 クリスマスに感謝の気持ちを込めて、また、新年の希望を込めて贈り物にも最適です。
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あおいよるのゆめ
¥1,980
あおいよるのゆめ 作:ガブリエーレ・クリーマ 訳:さとうなおこ ワールドライブラリー ちいさなゆびで、よぞらに星をうかべましょう。 花を咲かせたり、船で南の島へいったり。 あかりをともそう。すてきな夢をみよう。 ちいさなゆびで、いろんなことができるよ。 赤ちゃんの小さな指でも操作できます。 絵がお洒落で大人も満足、大人気の仕掛け絵本です。
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ようせいたちのもり
¥1,980
あおいよるのゆめ 作:ガブリエーレ・クリーマ 訳:さとうなおこ ワールドライブラリー ちいさなゆびで、何ができるかな? りんごの木に実をつけたり、雪をふらせたり。 あ、おとうとの歯がはえてきた! ちいさなゆびで、いろんなことができるよ。 赤ちゃんの小さな指でも操作できます。 絵がお洒落で大人も満足、大人気の仕掛け絵本です。
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サンタクロースっているんでしょうか?
¥880
サンタクロースっているんでしょうか 訳|中村妙子 絵|東逸子 偕成社 サンタクロースっているんでしょうか 訳 中村妙子 絵 東逸子 偕成社 8歳の少女の質問に応えたアメリカの『ニューヨーク・サン』新聞の社説です。 大人向けの絵本と子ども向けの絵本の違いはなんでしょう? 内容が難しいか深いかということでしょうか? 私が思う子ども向けの絵本というのは、 大人が子どもに与えるものとして責任を負ってるかどうかだと思います。 『サンタクロースっているんでしょうか?』は、無邪気な質問への答え方が見事というだけでなく、大人へのまた新聞というメディアへの信頼に誠心誠意応えたという点でも素晴らしく責任を持って子どもに手渡せる絵本のひとつです。
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せかいいちしあわせなクマのぬいぐるみ
¥1,760
せかいいちしあわせなクマのぬいぐるみ 文|サム・マクブラットニィ 絵|サム・アッシャー 訳|吉上恭太 徳間書店 初版刊行年 2019年10月31日 今から50年前、いや60年前になりますか。ひとりの女の子がお小遣いをコツコツ貯めて、クマのぬいぐるみを買いました。 とっても大事なぬいぐるみの足の裏に、お母さんが名前の頭文字を刺繍してくれました。 ところが、うっかりどこかに置き忘れてしまい、ああ、ぬいぐるみはどこに行ったのでしょうか。 それから、何十年かが過ぎ、クリスマスも近いある夜、年をとった女の人が… たくさんの人に愛され大事にされた、せかいいちしあわせなクマのぬいぐるみのお話。 心がほんわかあったかくなります。 イラストは、『あめのひ』『かぜのひ』が当店でも人気のサム・アッシャーです。
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クリスマス イブ
¥1,540
クリスマス・イブ 文 マーガレット・W・ブラウン 絵 ベニ・モントレソール 訳 やがわすみこ ほるぷ出版 眠る前のひと時の大切な時間に、毛布をそっとかけるように大人の大きな愛情で包む。 マーガレット・ワイズ・ブラウンの物語にはそんな包容力がありますね。 『おやすみなさいおつきさま』や『しずかでにきやかなほん』は弊店でも人気です。 暖かみのあるオレンジ色が印象的な絵をつけたベニ・モントレソールは元は舞台美術家出身。 なるほど、客席から舞台の上を観ているような夢心地になる美しい絵本です。
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くるみのなかには
¥1,540
くるみのなかには 作:たかおゆうこ 講談社 初版刊行年 2017年10月 くるみのなかには なにがある? ゆらしてごらん? ちいさなちいさな たからもの くるみの中って気になりますよね。 こんなに堅い殻で覆われてるなら、きっと、とても大切なものが入ってるんだろう、と想像が膨らみます。 くるみはやがて、堅い殻をやぶって芽生え、伸びやかに枝をひろげる大きな木になります。たくさん実る新しいくるみは、可能性のひろがり、命の循環をみずみずしく伝えているようです。 2020年2月に、当店でも原画展をさせていただきました。 とても、繊細な美しい原画で、幸せなひと時でした。
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ブレーメンのおんがくたい
¥1,540
ブレーメンのおんがくたい グリム童話 絵|ハンス・フィッシャー 訳|せた ていじ 福音館書店 初版刊行年 1964年4月 のびのび、生き生きとした線画が魅力のハンス・フィッシャーの絵。 お馴染み『ブレーメンのおんがくたい』は、1964年に発行されたロングセラーです。 1937年に、長女のウルスラへのクリスマスの贈り物として作られました。ハンス・フィッシャーのユーモアと愛情あふれる絵本の数々は、わが子のために描かれたそうです。
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あめが ふるとき ちょうちょうは どこへ
¥1,100
あめが ふるとき ちょうちょうは どこへ 作:M・ゲアリック 絵:L・ワイスガード 訳:岡部うた子 金の星社 初版刊行年 1974年8月初版発行 あめがふるとき ちょうちょうはどこへいくの? もぐらなら土に潜れるし、ミツバチは巣に帰れる。 あひるやかめは雨がふっても平気。 でも、ちょうちょうは どうしているの? 幼い子どもの素朴な疑問が自然への瑞々しい好奇心となり か弱い者への温かいまなざしへと深まっていきます。 抑えた色調の絵も美しく、詩集のような絵本です。
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雨、あめ
¥1,540
雨、あめ 作|ピーター・スピアー 評論社 初版刊行年 1984年6月 文字のない絵本です。 庭で遊んでいると、あ、雨が降ってきました。 急いで、家の中へ。レインコートに長靴に傘も用意して、 突然の雨も何のその。再び外へ。 雨の時にしか見られない景色や遊びがありますね。 思いっきり雨を満喫したら、風邪ひかないようにしなくては。 一晩中、降り続いた雨は、めぐみの雨ですね。
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あめあめ ふれふれ もっとふれ
¥1,210
あめあめ ふれふれ もっとふれ 文|シャーリー・モーガン 絵|エドワード・アーディゾーニ 訳|なかがわちひろ 出版|のら書店 初版刊行年2005年5月 もう三日も雨が降り続いています。家の中から男の子と女の子のきょうだいが外を見ていました。 外に出たいな。雨が降ったら花はうれしいだろうな、犬や猫たちも雨の中で生き生きと過ごしています。 子どもたちの外に向けられるまなざしが瑞々しい世界をとらえます。 でも、見てるだけではつまらない。雨の日は外で遊ぶのが一番楽しいですよね。
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バーバ・ヤガー
¥1,650
バーバ・ヤガー 文:アーネスト・スモール 絵:ブレア・レント 訳:こだまともこ 童話館出版 初版刊行年 1998年1月 カブを買いに出かけたマルーシャは、森でバーバ・ヤガーに捕まってしまい… もし私が、自在にアニメーションを作れるなら、題材はバーバ・ヤガー。 バーバ・ヤガーは、鶏の足の生えた小屋に住んで森じゅうやたら駆け回り、うすに乗って空を飛ぶ、好物は悪い子、大きらいなのは良い子。怖くておかしい、かなり濃いキャラ。 ガラス瓶が100本くらい入った戸棚とか、黒いひまわりとか、出てくるアイテムも魅力的すぎる。 文章は長めですが、ジェットコースターのように一気に読み終えてしまします。さて、マルーシャは悪い子? 良い子? カブは食べられたの?
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ホイホイとフムフム
¥1,540
ホイホイとフムフム たいへんなさんぽ 作|マージョリー・ワインマン・シャーマット 絵|バーバラ・クーニー 訳|福本友美子 ほるぷ出版 初版刊行年 2018年5月 陽気で快活なオポッサムのホイホイが、家でのんびり過ごすのが大好きなフムフムを訪ねました。どうにかこうにかフムフムを散歩に連れ出したホイホイですが、途中で疲れてしまい… 正反対の二人が、お互いを思いやり気持ちを伝え合い価値観を共有していく。 二人の会話がくすっと笑えて味わい深い。 バーバラ・クーニーのクラシカルな絵も素敵です。
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ぼうし
¥1,430
ぼうし 作|瀬川康男 福音館 黒地につゆ草をあしらった表紙が蒔絵のように美しい。麦わら帽子を目深にかぶるのは誰でしょうか? 桃太郎に金太郎、弁慶などなど、勇ましい登場人物に「あなたいつまでかぶっているの?」 みほちゃんは? いつまでだって構わないですよね。自分で決めます。どうぞどうぞ、お好きに。
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ちいさなヒッポ
¥1,320
ちいさなヒッポ 作:マーシャ・ブラウン 訳:うちだりさこ 出版:偕成社 初版刊行年 1984年 小さな子どもが少しづつ少しづつ、自分の足で広い世界へ踏み出そうとしています。 親子の深い愛情をマーシャ・ブラウンの木版画が、力強く美しく見事に伝えます。 小さい頃に読んでおきたい一冊。大人になって懐かしく振り返ることのできる絵本です。
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へろへろおじさん
¥990
SOLD OUT
へろへろおじさん 作|佐々木マキ 福音館書店 おじさんは少し滑稽で笑っちゃうんですけど、おじさんだって耐えてるんです。 階段を滑り落ちたり犬に引きずられたり、おじさんは散々な目にあって、へろへろになってますけど、がまんしてるんです。でも、今度だけは、こらえきれずに泣きました。 うん。それは泣く。
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わたしは いつも
¥1,100
わたしは いつも 作|よしだ るみ 出版|国土社 カルガモ、フクロウ、フラミンゴ… いろいろな鳥たちが、お母さんを紹介してくれます。 母の日にもぴったり。 愛情いっぱい。よしだるみさんの「どうぶつの かぞく えほん」シリーズ。
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エリック・カールのグリムどうわ 5つのおはなし
¥2,420
エリック・カールのグリムどうわ 5つのおはなし 再話・絵|エリック・カール 訳|木坂 涼 偕成社 初版刊行年 2024年5月第1刷 おなじみのグリム童話を『はらぺこあおむし』の作者で知られるエリック・カールの再話・絵で。 収録されているお話は、「しあわせハンス」「りょうしとおかみさん」「おやゆびトム」 「3本の金いろのひげ」「7つの命をひと打ち」です。
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山はしっている
¥1,650
山はしっている 作:リビー・ウォルデン 絵:リチャード・ジョーンズ 訳:横山和江 すずき出版 夜明け。山の稜線が昇る日に浮かび上がる頃、目覚めるのは早起きの鳥たち。山には様々な生き物たちの営みが繰り広げられ、やがて日が沈み、真夜中にも絶えず息づく豊かな生命。その全てを山はしっている。 リチャード・ジョーンズの絵が美しい。雄大な自然、豊かで調和する色彩はネイチャーフォトのよう。のびやかな動物たちが可愛らしい。ゆったりとした気持ちで、自然への敬意と親しみを覚える絵本。