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ぼくのなまえはサンゴール
¥1,650
ぼくのなまえはサンゴール 文|カレン・リン・ウィリアムズ カードラ・モハメッド 絵|キャサリン・ストック 訳|小野寺美奈 當銘美菜 山西優二 前田君江 ゆぎ書房 初版刊行年 2024年5月30日 どこへ行っても、おまえは ディンカ族だ。 どこへ行っても、サンゴールだ。 アメリカでもこのことを わすれるんじゃないぞ。 これは、スーダンの内戦で難民になったサンゴール少年が 難民キャンプを出てアメリカに渡るときに長老が贈った言葉。 アメリカの大都会は人だらけだけど、大きくて広くて自由。 気候も生活習慣もまったく違うけれど、ここで家族を支えながら 新しい生活を始めるんだと意気込むサンゴール。 けれど、だれも先生でさえ、サンゴールの名前をちゃんと発音できず 同級生にはからかわれ、学校に行くのがイヤになってしまいます。 名前をちゃんと呼んでもらえないというのは、自分が消えてしまったような気持ちになります。 ところが、サンゴールはいいことを思いつきました。
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どなたでもどうぞ!
¥1,760
SOLD OUT
どなたでもどうぞ! 作|サム・シャーランド 訳|ふくもとゆきこ BL出版 バレンタインさんのホテルには、いろいろなお客さまがきます。 みんなバレンタインさんのホテルが大好きです。 お部屋に入れない人がいたら、どうしましょう? 大丈夫、娘のエルシーがこう言います。「なんとかするわ!」 どなたでもどうぞ、というのは時には難しいこともあります。 だけど、仕方ないでは済まさずにに、うんと一生懸命知恵をしぼると、 なんとかなるもんですね。
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むこう岸
¥1,540
むこう岸 作|安田夏菜 講談社 初版刊行年 2018年12月4日 第59回日本児童文学者協会賞受賞 貧困ジャーナリズム大賞2019特別賞受賞作品 2019年、国際推薦児童図書目録「ホワイト・レイブンズ」に選定。 公立小学校では勉強が出来すぎてクラスで馴染めず、猛勉強の末、進学した有名中学校では落ちこぼれ、居場所をなくした和真は中三で公立中学に転校する。 そこで出会った勝気な少女、樹希は父を亡くし、病気の母と幼い妹との三人暮らしを支え、生活保護を受けて暮らしている。 最初は反発するも、お互いの境遇を少しずつ理解しながら制度の不条理に疑問を持ち、調べ、光を見出す。
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戦争は、
¥2,200
戦争は、 文|ジョゼ・ジョルジェ・レトリア 絵|アンドレ・レトリア 訳|木下眞穂 岩波書店 地を這い、触手のように忍び寄る黒いもの 気付かぬうちに深く入り込み、内側から支配する 心は恐怖に、憎しみ、野心、恨みに囚われる 日常をずたずたにする 独裁政権に抗した文学者の詩と息子の絵による作品はすでに15言語に翻訳される注目作 戦争は、人間性を破壊する。勝者は誰もいない。
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どんなかんじかなあ
¥1,650
どんなかんじかなあ 文|中山千夏 絵|和田誠 自由国民社 ひろくんには友だちがたくさんいます。 目の見えないまりちゃんや、耳の聞こえないさのくん。 見えないって、どんなかんじかなぁ。聞こえないって、どんなかんじかなぁ、 きみちゃんは、お父さんもお母さんもいないんだって。 どんなかんじかなぁ。 一生懸命考えたけど、分からなかった。 相手のこと、自分のこと、どんなかんじかなあ? って、想像してみることから何かが始まるように思います。
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よい移民
¥2,640
よい移民 著|ニケシュ・シュクラ 訳|栢木清吾 創元社 初版刊行年 2019年8月 お話の主人公は、いつも白人? 脇役にアジア系や黒人が描かれていたら、多様性に配慮したことになるのでしょうか? あなたの国の文化を知ってますよ、という意味なのだろうけど、その国らしさを求められる。いつもいつも。 70年代以降生まれの俳優、ミュージシャン、詩人、ジャーナリストなど、移民2世・3世の著名なクリエイター21人の、移民としての自己存在の意味や葛藤、社会の偏見などを繊細かつ巧みに表現。編集は、インド系移民の若手作家ニケシュ・シュクラ。
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教育を家族だけに任せない
¥3,080
教育を家族だけに任せない 大学進学保障を保育の無償化から 著|大岡頼光 勁草書房 初版発行年 2014年3月20日 日本では介護殺人の最も多くの約三分の一が、夫が妻を殺害し、次の三分の一が息子による親の殺害である。 子が親を介護しなければならないという「家族主義」が、介護殺人に至るまで追い詰める。 なぜだろうか。 一因として考えられるのは、介護が始まるまでに、あまりにも多くの経済的援助を親から受けているからではないか。 介護殺人を減らすには、「家族主義」を変え、人生の早期に経済的つながりを断てばいいのではないか。 高過ぎる学費問題の解決は、当事者や子育て世帯だけの問題ではなく安定した社会のために必要です。 「家族主義」を脱し、家庭の激変や貧富にかかわらず、子どもの可能性を最大限に伸ばせる社会の実現へ。
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ケイン樹里安にふれる 共に踏み出す「半歩」
¥1,320
ケイン樹里安にふれる 共に踏み出す「半歩」 初版発行年 2023年5月 2022年5月、33歳という若さで急逝された社会学者、ケイン樹里安さん。 氏の「マジョリティとは、気にせずにいられる人」という言葉は、多くの人に共有され、社会の枠組みに収まりきれない人々の存在を可視化しました。 生前、氏と親交のあった人、影響を受けた人たちによる追悼文を編んだZINEです。 僭越ながら店主も拙文を寄せております。 もっともっとたくさんの人にケインさんと出会ってほしいと心から願います。 目次 じゅりあんさんのいないタイムラインーーサトマキ HAFUTALKの大切な仲間ケインくんーー下地セシリア久子 ケインさんにいただいた言葉ーー藤見よいこ 踊る先輩社会学者が残してくれたことーー有國明宏 光の視点を引用し続けることーー礒元メリッサ瑠奈 永遠に私を鼓舞するであろうそのことばを忘れないーー温又柔 マジョリティは特権の分だけ社会に責任があるーー太田明日香 本の可能性にふれるーー福田千晶 気づかずに済んできた立場からーーかつしかけいた 「団結」を呼びかけるーーカツラ・シャハラ・バーヌ Dear ケイン樹里安ーー金村詩恩 わたしの友人のケイン樹里安ーー上原健太郎 えほんでふれるしゃかいーー熊谷聡子 じゅりあんくんーー下地ローレンス吉孝 ケインの眼鏡ーー栢木清吾 ケイン樹里安さんの軌跡ーーウィジェナヤケ・ジョン・ライアン 執筆者紹介
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ふれる社会学
¥1,980
SOLD OUT
ふれる社会学 編著:ケイン樹里安、上原健太郎 北樹出版 ふれる社会学っていうタイトルが面白い。 社会学にふれる、ではなく、ふれる社会学。 そもそも社会学ってなんだろう? 思いつくのは、フェミニズムとかジェンダー論とか。 『ふれる社会学』のコンテンツは、スマホ? 飯テロ? それって、学問のテーマになるの? 社会は人と人との繋がりで出来ている。誰もが知らず知らずに影響を受け、影響を与えている。時には生きづらいと感じ、時には傷つくことがあっても、そういうものだと受け入れてる。 でも、本当に「そういうもの」だろうか? よりよい社会に変えることは出来ないものだろうか。 『ふれる社会学』は身近で現代的なテーマを掘り下げた社会学の入門テキスト。誰もがどこかの章で、このテーマは自分のことだと感じられると思います。社会学を専攻していない人も、そうか、こういう風に社会を見るのかと視界が広がるでしょう。 Contents 第1章 スマホにふれる(ケイン樹里安) 第2章 飯テロにふれる(菊池哲彦) 第3章 就活にふれる(上原健太郎) 第4章 労働にふれる(上原健太郎) 第5章 観光にふれる(八木寛之) 第6章 スニーカーにふれる(有國明弘) 第7章 よさこいにふれる(ケイン樹里安) 第8章 身体にふれる(喜多満里花) 第9章 レインボーにふれる(中村香住) 第10章 「外国につながる子ども」にふれる(金南咲季) 第11章 ハーフにふれる(ケイン樹里安) 第12章 差別感情にふれる(栢木清吾) 第13章 「障害」にふれる(佐々木洋子) 第14章 「魂」にふれる(稲津秀樹) 第15章 100年前の社会学にふれる(ケイン樹里安・上原健太郎)
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アルメット
¥1,980
アルメット 作|トミー・ウンゲラー 訳|谷川俊太郎 好学社 アルメットはマッチ売りの少女。 親も帰る家もなく、捨てられた車で寝泊まりしています。 クリスマスが近づいてきて、街が華やかなムードに包まれても 誰も彼もがアルメットをどこかに失せろと追い立てます。 かわいそうなアルメットは息も絶え絶えに祈ります。 すると、はげしいカミナリとともに、願ったものというものあらゆるものが降ってきて。 どこをとっても絵が素晴らしい。 人々の表情、降り注ぐもの。完全に狂った世界なのだけれど、 ひもじい思いをする人がいる一方で、満たされているのに心が貧しい人。 物はないところには何もなく、あるところには溢れている。 世の中のどこかで実際に起きていることなのだと、我々、大人は知っている。 ものを求めている人々がどれだけ多いかも。 それでも人々は助け合い、マッチ売りのアルメットは生き延びて、 幸せな結末を迎えたのにホッとする。
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フィリックス エヴァー アフター
¥1,375
フィリックス エヴァー アフター 著|ケイセン・カレンダー 訳|武居ちひろ オークラ出版 フィリックス・ラヴはイラストレーター志望の17歳。黒人でクィアでトランス少年だ。 女でないことははっきりしてる。だから性別移行の治療も始めたけれど、完全に男かというと違和が拭えない。父親は理解しようと努めサポートしてくれるけど、ほんとうの名前では呼んでくれない。 ジェンダーアイデンティティに揺れ動き、大学受験のプレッシャーで大スランプ。その上、何者かに過去の秘密を晒され、SNSで誹謗中傷を受ける。 クラスメートや家族や周りの大人たちと出会い、ぶつかり、傷つけ合い、励まされ、本当の自分を獲得していく。自分は愛され、尊敬される存在なんだ、ここにいていいんだと実感を得る。 様々な人が登場します。自分のモデルを見出すことができるかもしれませんし、偏見に満ちた悪意にショックを受けるかもしれません。 店主は、誰もが愛され、幸せになって欲しいと心から願いました。
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この本をかくして
¥1,650
この本をかくして 文: マーガレット・ワイルド 絵: フレア・ブラックウッド 訳: アーサー・ビナード 岩崎書店 ばくだんが 図書館にあたって、 まちはもえてしまった。 吹雪のように舞い上がる木っ端微塵になった本に、人々は思わず手をのばし、言葉のかけらを掴み取ろうとしました。 残ったのは。たった一冊、赤い表紙の本だけ。自分たちのルーツが書かれている宝石よりも金銀よりも大切な本。 人々は街を離れ歩き続けます。もう本の一冊も手に持つこともかなわなくなり、大きな木の下に埋めました。 戦争が終わり、掘り起こした本を再建された図書館に寄贈します。 図書館にあれば、きっと誰かが見つけて読むだろう。 心の深部を真っ直ぐ見つめるようなマーガレット・ワイルドが、全てを奪い壊していく戦争からも守り抜きたい大事なものを、言葉に記し伝えていく。
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からすたろう
¥1,980
からすたろう 作:やしまたろう 出版社:偕成社 勉強についていけず、だれとも友達になろうとせず、のけものにされている「ちび」。そんなちびに、イソベ先生は学芸会でカラスの鳴き声を披露させます。その場にいる誰もが、ひとりの少年の過ごした6年間の月日を思い、涙せずにいられませんでした。 こどもをみるということは、こういうことなのかと思います。 絵もすごいのです。 表紙のからすたろうの顔の印象的な鋭い目が、何をみているのだろうと思わせます。 からすたろうと他の人との距離感を、大胆な余白を使って構図で表しています。 からすたろうが見ている歪んだ世界、最後のからすたろうの後ろ姿を見送る人物の場面では、ちゃんと景色の中に、世界の中にからすたろうが描かれてます。読むほどに、すごい絵本だなと思います。
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故郷の味は海をこえて
¥1,400
故郷の味は海をこえて 著・写真 安田菜津紀 ポプラ社 初版観光年 2019年11月 気鋭のジャーナリスト安田菜津紀さんが伝える日本で暮らす難民の人々。 なぜ国を離れなければならなかったのか、どうやって日本に辿り着いたのか、入管の問題、今の日本に思うこと。 小学生向けの易しい言葉で書かれてますが、大人も知らないことが殆どではないでしょうか。
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じぶんのきもち みんなのきもち
¥1,760
SOLD OUT
じぶんのきもち みんなのきもち 作|サラ・オレアリー 絵|チィン・レン あかね書房 初版刊行年2022年9月 新しい学校に行くのが、ちょっぴりユウウツ。 どうしてみんな聞くのかな? 「おんなか おとこか」って。 なんでみんな同じことばかり聞くんだろう? 聞いて欲しいことはもっとほかにあるのに。 見た目やバックグラウンドのことだけじゃなく、こんな自分を知ってほしい。 そんな子どもたちの声を集めた絵本です。 差別やハラスメントに配慮したら何も言えなくなってしまう? そんなことありません。
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色とりどりのぼくのつめ
¥1,650
色とりどりのぼくのつめ 文|アリシア・アコスタ ルイス・アマヴィスカ 絵|ガスティ 訳|石井睦美 光村教育図書 初版刊行年 2022年12月 マニキュアを塗るのが大好きなぼく。どうしてかって? 色とりどりになった つめが すきだからさ。 ある日、男の子にからかわれます。爪を塗るなんて女の子のすることだと。 思いがけないサプライズにびっくり! 両親や友だちが理解してくれていても、からかわれるのは辛いもの。 すきなものに男の子も女の子もありませんね。
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だがし屋のおっちゃんは おばちゃんなのか?
¥1,760
だがし屋のおっちゃんは おばちゃんなのか? 作|多屋光孫 汐文社 初版刊行年 2022年11月 いつも行ってる駄菓子屋のおっちゃんは、筋肉ムキムキ、ガハハと笑い、オナラもブー。 ある日、「はるこ」と呼ばれているところを偶然見かけ、はるこって女の人の名前じゃないの? じゃあ、おっちゃんは、おばちゃんなんか? 男らしさ、女らしさって、なんだろう? を考えるきっけかに、自分らしくいられるための入口になる絵本。
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マルコとパパ
¥3,080
マルコとパパ ダウン症のあるむすこと ぼくのスケッチブック 作:グスティ 訳:宇野和美 出版社:偕成社 初版刊行年 2018年2月 人気イラストレーターのグスティが描く、ダウン症のある息子マルコとの日々のスケッチ。 何もかも想像と違っていて、最初はマルコを受け入れられないと思っていたグスティ。 自分の気持ちにもマルコの一挙手一投足にも、真っ直ぐに目を向ける視線が写し取る愛しい日々 から、次第にありのままのマルコへの愛を感じます。ナイスコンビなマルコとパパ。
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ZENOBIA
¥2,530
SOLD OUT
ZENOVIA ゼノビア 文:モーテン・デュアー 絵:ラース・ホーネマン 訳:荒木美弥子 サウザンブックス 初版刊行年 2019年10月21日 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 2016年デンマーク発の鮮烈のグラフィックノベル 世界15カ国で次々に翻訳されています。 本国デンマークではベストコミック ブック オブ ザ イヤー、ベスト コミックブック フォア チルドレン アンド ヤングアダルト、イラストレータープライズ、など数々の賞を受賞。 ゼノビアとは、帝国ローマにも屈しない強い意志を持つ古代シリアの女王。「ゼノビア」のように強くなりなさいと、母から娘に受け継がれるシリアの誇り。 シリア内戦の戦火を逃れるため、アミーナはボートで国を脱出するが、荒波に翻弄される船は転覆、アミーナは投げ出されてしまう。 暗く深い海に沈みながら、思い出すのは、お母さんとかくれんぼで遊んだこと、一緒に料理を作ったこと。女王ゼノビア。 グラフィックが静かに圧倒的に訴える不条理。今、起きている現実であることに打ちのめされる。
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ホオナニ、フラおどります
¥1,650
ホオナニ、フラおどります 文|ヘザー・ゲイル 絵|ミカ・ソング 訳|クウレイナ橋本 さ・え・ら書房 初版刊行年 2021年1月 ホオナニの学校で、男子フラのチームがつくられることになりました。 「ああ、わたしが男だったら・・」 ホオナニはオーディションをうけ、みんなに認められてリーダーになります。 でも、姉さんのカナはよく思っていませんでした。 両性を自認するホオナニやフラを指導するトランスジェンダーの先生クム・ヒナは実在の人物がモデルになっています。 ヒナ先生は、すべての子どもたちが安心して、自分のいる場所だと思えるような学校を作ろうと努力される姿がドキュメンタリー番組にもなりました。 ハワイの伝統文化である男性の古典フラをとおして、自分を信じて、つよく、しっかりと「ありのままの自分」を表現しようとするホオナニに思わず拍手を送りたくなる絵本です。
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とりかえっこ はっぴょうかい
¥1,760
とりかえっこ はっぴょうかい 作|森川かりん 汐文社 発表会の演目は、『びじょとやじゅう』 タロちゃんは、やじゅうの役をすることになりました。 でも、本当はかわいいドレスが着たかったのです。 お姫さま役のなつきちゃんは、やじゅうのツノやマントがカッコイイと思っていて・・ 自分が着たいと思う服を着るのはヘンですか?
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太郎の窓
¥1,650
太郎の窓 作|中島信子 汐文社 自分の名前が嫌いなことも、ミニカーじゃなくぬいぐるみで遊びたいことも、 お母さんみたいな水色のワンピースが着たいことも、言えなかった。 言ってはいけない気がしていた。 心と体の違いに戸惑い、苦しみながら成長する小学生、太郎を描く。
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ぼくらのサブウェイ・ベイビー
¥1,980
ぼくらのサブウェイ・ベイビー 作|ピーター・マキューリオ 絵|レオ・エスピノーサ 訳|北丸雄二 サウザンブックス社 地下鉄で赤ちゃんを見つけたダニー。 パートナーのピートと相談し家族に迎え入れることを決めます。 全ての出会いが運命づけられていたようです。 愛があれば、なんだって可能。 ニューヨークでおきた実話です。
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日本移民日記
¥1,870
日本移民日記 著|MOMENT JOON 岩波書店 韓国出身の移民として生きる経験に根ざし、日本語表現の新たな地平を切り開くラッパー、MOMENT JOON。日本のヒップホップ、「外人」であること、差別語、詩人・金時鐘との出会いなど、日々の経験と思索から見える日本社会の風景を、鋭く率直な言葉で綴る。硬直した社会にくさびを打ち込む、待望にして初の著作! 版元サイトより ★著者プロフィール MOMENT JOON(モーメント・ジューン) ラッパー。ソウル特別区出身、大阪府池田市井口堂在住。 移民である自身の経験に根ざした唯一無二の表現を追求し、2020年のファーストアルバム『Passport &Garcon』では、日本社会における排外主義の交流や差別意識の蔓延、同調圧力、シニシズムといったものを怒りや不安とともに突きつけ、その上で「君が居るから日本は美しい」と歌って大きな反響を呼んだ。執筆の分野でも『文藝』(河出書房新社)に自身の徴兵体験をもとにした小説「三代、兵役、逃亡、夢」を発表するなど、多方面に活躍している。