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あらしの島で
¥1,870
あらしの島で 文|ブライアン・フロッカ 絵|シドニー・スミス 訳|原田勝 偕成社 初版刊行年 2025年7月 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 島に暮らす兄と妹が、嵐がくる前の海に出かけます。 低い雲、吹き付ける風、海は、大きな波が飛沫をあげて岩にぶつかる。 身体中で感じる、風、岩、波・・ 迫りくる嵐の威力をありありと感じる絵本。 そして、嵐の過ぎ去ったあとは、まばゆい朝日、きらめく海、穏やかな日々。 人生も同じようなものかもしれません。 シドニー・スミスは、『ぼくは川のように話す』や『うみべのまちで』でも、特に水の表現が圧巻でした。 大きな自然に包み込まれ、それでいて呑み込まれない。 人の命の逞しさを感じる絵です。
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おばあちゃんのにわ
¥1,760
おばあちゃんのにわ 文|ジョーダン・スコット 絵|シドニー・スミス 訳|原田勝 偕成社 初版刊行年 2023年7月 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 吃音の少年を描いた『ぼくは川のように話す』のコンビによる新作。翻訳も同じ原田勝氏。 ぼくは毎日、朝早くからおばあちゃん家に預けられる。 元はニワトリ小屋だった小さな家で慎ましく暮らす優しいおばあちゃん。 小さな家の中には、庭で採れた食べ物でいっぱい。 ぼくはいつも、何時間も、おばあちゃんとその庭で過ごしたのでした。 作者ジョーダン・スコットのおばあちゃんはポーランドに生まれ育ち、第二次世界大戦中に大変な苦労をされたそうです。 戦後、カナダに移住し、ニワトリ小屋を改装した家にくらしました。 シドニー・スミスの絵が素晴らしい。 小さな家の隅々まで、生きるという絶え間ない人の営みによって築き上げられた暮らしがある。 窓から差し込む光、庭に降り注ぐ光。祖母と孫の無言の時を包む柔らかな光。 食べ物が身体の栄養となるように、数多の無名の人々の人生が、思い出という栄養になっているのだろう。