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木
¥990
木 画:佐藤忠良 文:木島 始 出版:福音館書店 2016/9/1 第10刷 27×20cm/32p 木は、何をかんがえているのだろう。 力強くて繊細なデッサンから、木の声が聴こえてきそうですね。 ものをよく見て観察し、描き留め、言葉に紡ぎ出すとはこういうことなのか、と思ってしまいます。 佐藤忠良さんは、『おおきなかぶ』でおなじみです。 木島始さんは、ジョン・バーニンガムの『ボルカ』やルース・クラウスの『はなをくんくん』、ジャック=キーツの『ピーターのいす』など優れた外国絵本を多数、翻訳しました。
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ゆきむすめ
¥990
ゆきむすめ 再話:内田莉莎子 画:佐藤忠良 福音館 1966年12月15日第1刷 2017年10月1日50刷 20cm×27cm 28p 『おおきなかぶ』でおなじみの内田莉莎子さんと佐藤忠良さんのコンビによるロシア民話。 子どもがいない老夫婦が、雪で女の子を作ると不思議なことに動き出しました。老夫婦は大喜び。しかし、季節が温かくなるににつれ、娘はだんだん元気をなくしていきます。老夫婦は娘を愛し可愛がり、友だちも誰も悪気はないのに、ゆきむすめは消えてしまいます。 生まれ持った性質が違うため、見かけは似ていても友だちと同じように出来ないこともあります。ゆきむすめは何も言わず、ただ、元気をなくしていくだけです。自分でも分かっていなかったのかもしれませんね。 ロシアの昔話をもとにした内田莉莎子さんの再話ですが、とても現代的なお話のように思えます。