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あおいよるのゆめ
¥1,980
あおいよるのゆめ 作:ガブリエーレ・クリーマ 訳:さとうなおこ ワールドライブラリー ちいさなゆびで、よぞらに星をうかべましょう。 花を咲かせたり、船で南の島へいったり。 あかりをともそう。すてきな夢をみよう。 ちいさなゆびで、いろんなことができるよ。 赤ちゃんの小さな指でも操作できます。 絵がお洒落で大人も満足、大人気の仕掛け絵本です。
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世界はこんなに美しい
¥2,200
世界はこんなに美しい 文|エイミー・ノヴェスキー 絵|ジュリー・モースタッド 訳|横山和江 山烋のえほん 初版刊行年 2022年10月 半世紀前の1973年。ひとりの女性がバイクで世界一周するという冒険に出ました。 アンヌ=フランス・ドートヴィル。28歳の出発です。 少しの荷物を持って、125ccのカワサキのバイクに乗り、 パリを離れると、バイクの故障や嵐など数々の困難を乗り越え、4ヶ月をかけて世界を横断しました。 まだ女性の社会進出が現代ほどではなかった時代に、どれほど多くの女性たちに勇気を与えたことでしょうか。それにバイク乗りたちにも。 半世紀前、自由を求めて旅立つ女性がいて、世界は明るく開かれていた。 アンヌが駆け抜けたいくつかの場所は、すっかり変わってしまい、 もう二度と誰の目にも触れることが出来ない場所もあります。 それでも、世界は美しくあってほしい。 人間はよいものであってほしいと願い続けます。
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国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に
¥2,090
国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に 著|安田菜津紀 ヘウレーカ 初版刊行年 2023年5月 父の没後二十年の年月を経て資料をたどり、ゆかりの地をたずね歩き、手紙に託す。 取材が進むにつれ、次第に疑問がとけていき、語られなかった思いが立ち現れる。 貧困、難民、入管、ヘイトクライムなどの問題に取り組み、国内外で活動してきた著者が、取材対象への誠実な態度そのままに自身と向き合い綴る自らのルーツの物語。 ✳︎ 認定NPO法人Dialogue for People 発行のフリーペーパー 「VOICE OF LIFE」vol.5 と一緒にお送りします。 ◆内容 プロローグ 第1章 旅のはじまり 「曖昧な喪失」と、カンボジアでの出会い/戸籍で目にした思いがけない文字/「また来るために」の響き/兄への手紙/母国語を話せないなんて「かわいそう」 第2章 「家族とは何か」から「故郷とは何か」へ 瓦礫に覆われた街と「故郷」/シリアは死んでしまった、それでも――/お前は分断を認めるのか 第3章 ルーツをたどって もう一つの「遺書」、外国人登録原票/ウトロに刻まれた「生きた証」/学校襲撃事件の深い爪痕/「朝鮮人って悪いの?」/はぐらかされた「歴史否定」/追悼と喧騒/「後ろめたさ」の正体/「自分語り」の場/社会保障制度の「外側」で生きた人々/「なんで引き下がらなきゃならないんだ」 第4章 残された手がかりをつなぎ合わせて 神戸、土地の記憶と祖母の足跡/除籍謄本と「死者への手紙」/「たっちゃん」/同級生の輪の中で/兄への手紙、そのまた続き/祖父は拳に何をかけたのか/祖父母の見てきた「原風景」を探して 第5章 ヘイトは止まらない濁流のように 「それ以外の日本人とは別」/初めての法廷に立って/続いた「奇跡」/選挙の名を借りたヘイト/「司法から否定された人々」と判決 第6章 祖父母の「故郷」、韓国へ 名を剥ぎ取られた女性たち/命の源流/「女の顔をしていない」歴史/兄への手紙、またいつか エピローグ 感謝を込めて 参考文献 ◆著者紹介 安田菜津紀 1987年神奈川県生まれ。認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『国籍と遺書、兄への手紙 ルーツを巡る旅の先に』(ヘウレーカ)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。
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かるがものクッカ
¥1,650
かるがものクッカ 絵|箕輪義隆 文|かんちくたかこ アリス館 初版刊行年 2022年10月 お母さんのあとを追いかける、お引越しの様子がかわいらしいかるがも親子の子育ては意外におおらか。子だくさんのかるがもは、途中ではぐれることもあるけど助け合って子育てします。 ちょっとおっとりのクッカちゃんが、うまれてから大人になるまでのお話。 清々しい色合いで細密に描かれたイラストは鳥の研究者でもある箕輪義隆さん。 自然の中で逞しく生きる鳥たちへの眼差しの温かさを感じます。
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へそまがりの魔女
¥1,650
へそまがりの魔女 文|安東みきえ 絵|牧野千穂 アリス館 初版年月日 2023年4月 道に迷った娘が助けを求めた家には…… 素っ気ないけど優しくて、突き放しているような態度で実は心配でたまらない。 そんな、へそまがりの魔女とやさしさを知らない娘の物語。 お互いの存在に教えられ、癒され、いつしか助け合う心温まる物語。 黒の濃淡の中に灯るような赤が印象的なイラストは牧野千穂さん。
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魔法のほね
¥1,760
魔法のほね 作|安田登 イラスト|中川学 亜紀書房 6年生のたつきは、ある日、隣町の不思議な骨董店に迷い込み、甲骨文に出会う。 祖父の助けを借りながら解読に挑戦すると、それは生贄にされる羌族のことが記されていた。 たつきは友だちふたりと古代中国にタイムスリップ。羌族の人たちを助けようとしますが… 現代の常識や価値観が通じない世界で、学び思いやる子どもたちの冒険。 児童書ですが、安田登ファン、歴史好き、漢字好きの方も面白く読んでいただけます。
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ふれる社会学
¥1,980
SOLD OUT
ふれる社会学 編著:ケイン樹里安、上原健太郎 北樹出版 ふれる社会学っていうタイトルが面白い。 社会学にふれる、ではなく、ふれる社会学。 そもそも社会学ってなんだろう? 思いつくのは、フェミニズムとかジェンダー論とか。 『ふれる社会学』のコンテンツは、スマホ? 飯テロ? それって、学問のテーマになるの? 社会は人と人との繋がりで出来ている。誰もが知らず知らずに影響を受け、影響を与えている。時には生きづらいと感じ、時には傷つくことがあっても、そういうものだと受け入れてる。 でも、本当に「そういうもの」だろうか? よりよい社会に変えることは出来ないものだろうか。 『ふれる社会学』は身近で現代的なテーマを掘り下げた社会学の入門テキスト。誰もがどこかの章で、このテーマは自分のことだと感じられると思います。社会学を専攻していない人も、そうか、こういう風に社会を見るのかと視界が広がるでしょう。 Contents 第1章 スマホにふれる(ケイン樹里安) 第2章 飯テロにふれる(菊池哲彦) 第3章 就活にふれる(上原健太郎) 第4章 労働にふれる(上原健太郎) 第5章 観光にふれる(八木寛之) 第6章 スニーカーにふれる(有國明弘) 第7章 よさこいにふれる(ケイン樹里安) 第8章 身体にふれる(喜多満里花) 第9章 レインボーにふれる(中村香住) 第10章 「外国につながる子ども」にふれる(金南咲季) 第11章 ハーフにふれる(ケイン樹里安) 第12章 差別感情にふれる(栢木清吾) 第13章 「障害」にふれる(佐々木洋子) 第14章 「魂」にふれる(稲津秀樹) 第15章 100年前の社会学にふれる(ケイン樹里安・上原健太郎)
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たまごのはなし
¥1,210
たまごのはなし 作|しおたにまみこ ブロンズ新社 キッチンでずっと長いことじっとしていたたまごは、ある日動いてみようと思いました。 それからというもの・・・ 当たり前と思ってたことや親切のつもりがそうでなかったり、たまごの言うことは皮肉っぽくて全部、本当のこと。おかしくてドキッとして、クスッと笑ったりニヤニヤしてしまう。 子どもは大笑い。大人はうーむと唸ります。 しおたにまみこさんの静謐な筆致がお話に深みを与えています。新刊なのに古典の風格。
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プラットフォーム資本主義を解読する
¥2,640
プラットフォーム資本主義を解読する スマートフォンからみえてくる現代社会 編著者:水嶋一憲、ケイン樹里安、妹尾麻美、山本泰三 著者: 金埈永、宇田川敦史、久保友香、佐幸信介、山川俊和、中野理、水越伸、勝野正博 ナカニシヤ出版 初版年月日 2023年6月15日 スマホにつながりっぱなしの現代社会、アプリを通じて私たちの興味関心はデータ化され、 私たちが打ち込む文章でAIが学習し巨大テック企業の資源となる。 利便性と引き換えに無償労働し、資源を差し出しているのだ。 生活の隅々にまで入り込みインフラ化したメディア社会のリスクはないのか。 雇用、労働、差別など多角的に問題を照らし出し、デジタルプラットフォームの現在と未来を解読する。 <目次> 第I部 プラットフォームと現代の労働 Chapter 01 プラットフォーム資本とは何か 現代を席巻したメディア・インフラ,そのビジネスをめぐる問い 山本泰三 Chapter 02 プラットフォームに囲い込まれた大学生 乱立する就職情報サービスについて考える 妹尾麻美 Chapter 03 プラットフォームの労働者たち ギグ・ワーカーを社会保障制度にどう位置づけるか 金 埈永 第II部 プラットフォームを織りなすアクターたちとイメージ Chapter 04 検索プラットフォームの生態系 さまざまなアクターが構築するアルゴリズム 宇田川敦史 Chapter 05 ソーシャルメディアを彩る自己イメージ 日本の若年女性のセルフィ(自撮り写真)から考える 久保友香 Chapter 06 人種化するプラットフォームと向き合う 指先で抑圧に加担しないために ケイン樹里安 第III部 インフラ化するプラットフォームの現在と未来 Chapter 07 スマートシティで安楽の夢をみることができるか ゴーレム化する都市のセキュリティと戦争の恒常化を考える 佐幸信介 Chapter 08 プラットフォーム資本主義の環境的基盤 カーボンニュートラルとエネルギー問題 山川俊和 Chapter 09 プラットフォーム協同組合 市民主体のデジタル・プラットフォーム経済に向けて 中野 理 Chapter 10 プラットフォーム資本主義の光景と新封建主義の傾向 スクリーン・ユーザー・Amazon・Uberの分析を中心に 水嶋一憲 プラットフォームの理解を深めるための道具箱 Chapter 11 声に出して読む利用規約 プラットフォームを理解するためのワークブック 水越 伸・勝野正博 Chapter 12 プラットフォーム資本主義を解読するための視座 ニック・スルネックの著作を参照軸に 水嶋一憲