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ポラーノの広場
¥2,200
ポラーノの広場 作|宮沢賢治 絵|みやこしあきこ 編集|松田素子 ミキハウス ミキハウスの宮沢賢治絵本シリーズ『ポラーノの広場』をみやこしあきこさんの幻想的な絵で。 昔ばなしに出てくる「ポラーノの広場」があるという噂を聞いて、探しあてる主人公たち。 ところが、思っていたような場所ではなくて・・・ 素晴らしい評判を聞くと、行ってみたくなります。そこへ行けば、幸せになれると思いがちです。 だけど、誰かが作った場所は誰かのもので、自分の理想は自分で実現して、やっとえられるものなのかもしれません。 そこに賢治のメッセージがあるように思います。
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レベティコ ー雑草の歌
¥3,300
レベティコ ー雑草の歌 作|ダヴィッド・プリュドム 訳|原正人 サウザンブックス社 レベティコとは、ギリシャのブルースともいわれる大衆音楽。 作者のダヴィッド・プリュドム(David Prudhomme)は、1969年フランス生まれ。 レベティコの虜になったというダヴィッド・プリュドムの絵が素晴らしい。 身体を揺らしながら踊る姿からはリズムが聴こえそうだし、 音楽と音楽の生まれた背景や精神が生み出す世界を演出しているのは、陰影の表現だろう。 全編にわたる光と影の繊細な表現に目を見張る。 室内の仄暗さ、屋外の陽光を表現する陰と影。木蔭が作る模様まだら模様。 次第に暮れて夕陽に染まる赤。夜の闇。 夜の酒場の暗さが昼間のハシシ窟の暗さとまた違うのだ。 乱痴気騒ぎを経て小舟を漕ぎ出し海の上で迎える夜明け。 太陽は何事もなかったかのように世界を明るく照らし濃い影を落とす。 だけど、何事もなかったわけではない。 とどまるもの、抜け出すもの、流されるもの。 それぞれの選択がある。 魂は自由だ。
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入江明日香作品集 風のゆくえ 生命の真影
¥2,640
入江明日香作品集 風のゆくえ 生命の真影 入江明日香 東京美術 圧倒的な画力で注目の銅版画家入江明日香待望の初画集。 古典的で現代的、繊細で強烈、瞬間と永遠、優美で幻想的な世界は見るほどに凄みを増す。 先着10名様にオリジナルポストカードの特典付 2種類のどちらか選択はお任せください。
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絵本の魔法
¥2,200
絵本の魔法 著|司修 白水社 『まちんと』や『へいしのなみだ』、「宮沢賢治童話集」他、独自の表現で絵本の世界を切り拓いてきた著者のエッセイ集。 ワイエスやマグリット、エンデ、センダックにも言及。おもしろおかしいながらも物語の源泉に辿り着く。
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ケープドリ はつめいのまき
¥1,210
ケープドリ はつめいのまき 作|ワウター・ヴァン・レーク 訳|野坂悦子 朔北社 「発明」って言葉を聞くだけでワクワクしますね。 発明の本に夢中になってるケープドリは、最後の白いページに自分の発明を書こうと考えます。 ツングステンも誘ってニワトコの実を集める機械を考えるうちに紙からはみ出して・・ 発想がどんどん膨らむ様子が楽しいですね。片付ける場面は、CGアニメーションを製作していた作者らしい発想です。 便利なものって意外にシンプルなんですよね。さすが、ツングステン! ワウター・ヴァン・レークはオランダで子ども向けCGアニメーションを製作。 代表作のケープドリシリーズを2005年より絵本を創り始める。 落款をイメージを取り入れるなど、独特の世界を創り出す。
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ケープドリ あらしのまき
¥1,210
ケープドリ あらしのまき 作|ワウター・ヴァン・レーク 訳|野坂悦子 朔北社 外はひどい雨。こんな日は、薪ストーブをガンガン焚いて、家でゆっくりしよう、と思ったのに薪がありません。ケープドリは犬のツングステンに薪を拾ってきて、と頼みました。 ところが、ツングステンはなかなか帰ってきません。心配になって探しにいきます。 ツングステ〜ン!! ワウター・ヴァン・レークはオランダで子ども向けCGアニメーションを製作。 代表作のケープドリシリーズを2005年より絵本を創り始める。 『あらしのまき』水墨画の影響をうけ、落款をイメージを取り入れるなど、独特の世界を創り出す。
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もうひとつのせかい
¥1,540
もうひとつのせかい 作|長田真作 出版|現代企画室 開催中の原画展『ほんとうの星』『そらごとの月』の作者、長田真作さんの2017年刊行の絵本。 『ほんとうの星』『そらごとの月』につながるような不思議なせかいです。 原始から未来まで、様々な時代に繰り返される戦いと繁栄の壮大な歴史。 身体の深部と宇宙が結びつくような感覚。 あなたは、どう読みますか?
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きっと どこかに
¥1,540
きっと どこかに 作|リチャード・ジョーンズ 訳|福本友美子 フレーベル館 きっと どこかに どこかに何があるのでしょうか? 赤いスカーフの小犬が探しているのは居場所。 川を流れる葉っぱにも、行くところがあるんだな、と小犬は考えます。 自分には行くところも帰るところもない。 一日中探し続けても、どこへいっても追い出され、空腹で怖くなり、とうとう・・・ どこにも行くところがない。誰も助けてくれないと諦めそうになっても、ずっと気にかけて、見ていてくれた人がいます。 切なく温かい物語。もう少し希望をもとうと思えます。
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サディがいるよ
¥1,540
サディがいるよ 文|サラ・オレアリー 絵|ジュリー・モースタッド 訳|横山和江 福音館書店 サディって、ステキな女の子。 早起きでいつも何かしてて、お気に入りを知ってて、友だちもいっぱい。 海の世界にいったり、不思議の国のお茶会に参加したり勇者にもなるし、空も飛べる。 ほんとにステキ。あなたの中のサディはどこ? *こちらの商品を1〜2冊のみご購入の場合は、「レターパック」(370円)をご利用いただけます。 3冊以上、または他の商品も併せてご購入の場合はレターパックライトを使用できませんので、「宅配便またはレターパック」(520円)をご選択ください。宅配便またはレターパックプラスにて送付いたします。
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子どもの本の世界を変えた ニューベリーの物語
¥1,980
子どもの本の世界を変えた ニューベリーの物語 文|ミシェル・マーケル 絵|ナンシー・カーペンター 訳|金原瑞人 西村書店 ジョン・ニューベリーは、18世期のイギリスで、子どもの本を出版して評判になりました。 その活動には、著名な哲学者ジョン・ロックの教育論に影響を受けたとあります。 子どもには健康な体としっかりした道徳心と正しい教材が必要と説いてあり、その教材の一つである「読みやすく、楽しい本」です。 ニューベリーも本が大好きでしたが、子どもが読む本といえば、説教くさい詩や規則や決まりの本しかなかったのです。 そこで、子どもが夢中になれる面白い雑誌や小説も作り、ポケットに入る小さいサイズで出版するなど売り方も工夫をしました。 子どもの本の賞が世界で初めて創設された時、ニューベリー賞と名付けられ、今日も続いています。この絵本は、そんな、子どもの本の王さまの物語です。
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わたしは女の子だから
¥2,530
わたしは女の子だから 世界を変える夢をあきらめない子どもたち 文:ローズマリー・マカーニー ジェン・オールバー/国際NGOプラン・インターナショナル 訳:西田佳子 西村書店 わたしは女の子だから、学校に行けない。 わたしは女の子だから、みんなの食べ残したものしか食べられない。 わたしは女の子だから、奴隷として働かなければならない。 だけど、わたしは女の子だから、世界を変えることができる。 貧困、紛争、性差別…… 困難な状況に置かれつつも、希望を抱いて未来を切り開く8人の女の子を紹介する。
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なかよしの水
¥1,650
なかよしの水 作:ジョン・キラカ 訳:さくまゆみこ 西村書店 初版刊行年 2019年9月2日 『ごちそうの木』に続く、ジョン・キラカさんによるタンザニアの絵本。 日照りで水がなく、動物たちはのどがカラカラ。けれども、川にはワニがいるし、平原にはライオンがいるので水を探しに行けません。ワニに水を飲ませてもらえるよう交渉すると、いけにえを差し出せと。 さて、動物たちはどんな話し合いをするでしょうか。 小さな生き物を差し出せば、犠牲が少なくてすみますか? 誰かを犠牲にして、他のみんなが助かればめでたしめでたしでしょうか? ジョン・キラカさんの描く、ポップでカラフルな絵はティンガティンガ派といわれます。 1960年代にエドワード・サイディ・ティンガティンガが生み出したポップアートの流派。
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どんなきもち
¥1,430
どんなきもち 作:ミース・ファン・ハウト 訳:ほんまちひろ 西村書店 2015年6月5日初版発行 2018年10月1日第2刷 48p 26×21cm わくわく、びくびく、うっとり、どきん! 気持ちを言葉に出来たら、ずいぶんラクになりますね。カラフルな魚で表された様々な気持ち。今の気持ちにぴったりなのは、どの魚かな? 気持ちを自分で絵に描いてみてもいいですね。
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ルイス・キャロルの鏡の国のアリス
¥2,090
SOLD OUT
ルイス・キャロルの鏡の国のアリス 絵|R・イングペン 訳|杉田七重 西村書店 『不思議の国のアリス』の続編の『鏡の国のアリス』は、子ネコを相手にごっこ遊びに誘う。 鏡の家に入れたらすごいよね! と言うと、すうっと鏡を通り抜けて… 奇妙なチェスのゲームに参加したり、ハンプティ・ダンプティなど、ユニークなキャラクターも増えて、ちぐはぐな会話も面白い。 国際アンデルセン賞授賞画家イングペンの挿絵が物語をリアルに魅力的に伝えます。
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ビーナスとセリーナ
¥1,760
ビーナスとセリーナ 文|リサ・ランサム 絵|ジェイムズ・ランサム 訳|松浦直美 監修|飯田藍 西村書店 2019年12月2日 第1刷 プロテニスの大坂なおみ選手の活躍が目覚ましいですが、ビーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹の活躍が少なからず影響しているはずです。 白人がほとんどのテニス界で、激しいブーイングを退け、人種差別や男女の賃金不平等にも異議を唱えてきました。テニス以外でも、女性や有色人種が創設した企業に投資するなど社会に貢献しています。 大坂選手も、そんな姉妹の姿に憧れ、励まされたひとりなのでしょうね。
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死ぬ権利はだれのものか
¥1,650
死ぬ権利はだれのものか 著|ウィリアム・H・コルビー 訳|大野善三・早野ZITO真佐子 西村書店 2012年1月1日 第1刷 著者プロフィール (本書より) ウィリアム・H・コルビー 1955年生まれ。アメリカ最高裁で初めて審理された「死ぬ権利」訴訟において、ナンシー・クルーザン一家の代理人を務めた弁護士。 「Patient Self-Determination Act(患者自己決定法)」として最終的に成立した連邦法の法則化に大きく貢献した。さらに、さまざまな州の議会や委員会において、終末期における法と倫理について、数多く証言している。また、ワシントンDCにある全米ホスピス・緩和ケア協会の上級役員を務めた。 かつては寿命は逆らえないものでした。自然に任せるほか選択の余地はなかったのです。 現代は医療技術の進歩により、意識を失っても、回復の見込みがなくても生存を維持することが可能になりました。しかし、永遠に不死身であることは叶いません。そのため、生命の終わりを決断する必要に迫られることになったのです。誰がその決断をしなければいけないか。 自分だったらどうして欲しいか。すべての人が考える必要がある問題です。
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ペロー昔話を読み解く 赤ずきんの森へ
¥2,420
ペロー昔話を読み解く 赤ずきんの森へ 著|末松氷海子 西村書店 2015年4月1日第1刷 フランスの児童文学は、シャルル・ペローから始まるとされています。 よく知られている『シンデレラ』のかぼちゃの馬車やガラスの靴もペロー原作の方で、 グリム童話には出てきません。 上流階級の子女たちに楽しみながら教訓も身につける童話を語り聞かせるのに、より洗練された物語になっています。
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赤ずきん
¥1,100
ワンス・アポンナ・タイム・シリーズ 赤ずきん 原作|ペロー 写真|サラ・ムーン 訳|定松正 西村書店 1989年12月15日第1刷 2003年6月15日第3刷 22cm×15.5cm 40p 遠い昔の記憶か、いつかの夢のような、 サラ・ムーンの写真で綴る「赤ずきん」 赤ずきんはオオカミに食べられてしまいます。 それで、おしまい。 ペローの「赤ずきん」には、漁師さんが出てきて、 お腹をハサミで切って石を詰めたりしません。 シャルル・ペローは、グリム兄弟より早い時代に活躍し 教訓を含ませて上流階級の女性たちに物語を語り聞かせていました。
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白雪姫
¥1,650
白雪姫 グリム童話 絵|バーナデット 訳|ささきたづこ 西村書店 2005年10月1日 第1刷 2018年3月20日 第3刷 バーナデットの『白雪姫』は、フォークロア調で親しみやすく温かい感じ。 小物売りに変装したお妃さま、可愛くないですか? 子どもの頃は、悪いお妃さまが恐ろしかったのですが、自分が一番でないと心が安まらない自信のなさ、それも鏡に聞かないと安心できないお妃さまに少しだけ同情してしまう。 私が年を取ったからでしょうか? きっと、バーナデットの絵が可愛いからですね。
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こびとのくつや
¥1,650
SOLD OUT
こびとのくつや グリム童話 絵|バーナデット 訳|ささきたづこ 西村書店 1987年9月1日 第1刷 2007年5月1日 第7刷 32.5cm×24.5cm 24p 『こびとのくつや』もグリム童話なんですよね。 忙しくてどうしようもない時、「寝てる間に小人さん出てきてくれないかな」 って、考えたこと一度や二度ではないでしょう。 だけど、現代の生活にも名乗りもせず、顔も見せず、何も言わずに働いてくれている人たちがいます。様々な人によって暮らしが支えられています。 着るものを得た小人たちは、それきり現れませんでした。 きっと、必要としている人のところへ行ったのでしょうね。
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テレビがなかったころ
¥2,090
テレビがなかったころ 文・絵|イワン・ポモー 訳|ときありえ 西村書店 この絵本に描かれる、「テレビがなかったころ」は、1953年の戦争が終わったころ。 フランスの中部ヴィシーという街で、戦争中に生まれた子どもアランは8歳になっていました。 アランの暮らしはどんな風だったのでしょうか。 テレビは滅多になく、パソコンもありません。 車はちらほら、スーパーマーケットも大型店もありません。 冷蔵庫も電話も稀にしかありません。 でも、あちこちに映画館がありました。 アパートのトイレは共同、子どもも一人前に大人の仕事を手伝い、家族は身を寄せ合って暮らしている様子。戦争で傷ついた人やわけのありそうなクラスメイト、大人も様々… 人と人との距離がとても近かったことがわかります。 次第に街はきれいに、人も住まいもきれいに豊かになっていきます。 何もかも、変わっていくのでしょうか? 日本の昭和30年代によく似たフランスの1950年代。 *こちらの商品を1冊のみご購入の場合は、「レターパック」(370円)をご利用いただけます。 2冊以上、または他の商品も併せてご購入の場合はレターパックライトを使用できませんので、「宅配便またはレターパック」(520円)をご選択ください。宅配便またはレターパックプラスにて送付いたします。
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プレストとゼスト リンボランドをいく
¥1,650
プレストとゼスト リンボランドをいく 文|アーサー・ヨーリンクスとモーリス・センダック 絵|モーリス・センダック 訳|青山南 岩波書店 アーサー・ヨーリンクスとモーリス・センダックの遊び心をギューって詰めたような絵本。 お気に入りのケーキがなくなって絶望的な気分で散歩に出かけて、リンボランドっていう地獄に迷い込んだプレストとゼスト。 サトウダイコンの結婚式とか何だか訳がわからないけど、とりあえずケーキにはありつけそう。 そのためには最高のプレゼントを用意しなくちゃだけど、最高のプレゼントは、バンボが持ってるバグパイプ。バンボって何? 年寄りのヤギの意味ありげなポーズとか、ワケのわからなさが面白い。
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ラグリマが聞こえる ギターよひびけ、ヒロシマの空に
¥1,650
ラグリマが聞こえる 著|ささぐちともこ 絵|くまおり純 汐文社 2020年6月 第1刷 「ラグリマ?」 「そう。スペイン語で涙っていう意味だよ」 ギター奏者だったパパの弾く「ラグリマ」が大好きだった。 ある日、古い洋館から聞こえてきたクラシックギターの曲は…… 広島に、一本の古いギターがあります。 原爆被害に遭いボロボロになりましたが、何ヶ月もかけて修復され、再び美しい音色を奏でるようになりました。今この「被曝ギター」は広島のギタリストによって、平和コンサートなどで演奏されています。 ギターはたくさんの涙を受けながら多くの人の手から手へ渡り、伝えられない思いを伝え、受け継いでいくのでしょう。 そんなギターから生まれた物語。
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ほしのこども
¥1,760
ほしのこども 文|メム・フォックス 絵|フレヤ・ブラックウッド 訳|横山和江 岩波書店 2020年7月21日 第1刷 ある夜、空から小さな星が落ちてきた。 星は赤ん坊になりました。 人が生まれ、やがて年をとり、星に還る。 ただそれだけの物語ですが、幸福感が溢れる絵本。 親しい人に囲まれ、いたわり合う人々の愛情に包まれ、 誰かが見守ってくれているという安心感。