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ぼくはイスです
¥1,430
ぼくはイスです 作|長新太 亜紀書房 初版刊行年 2016年10月 こしかけるって、どんな感じかな? とイスが歩き出した。足はあるし歩けるよね。 途中、川で流されたりします。泳げないよね、イスだしね。 深く考えちゃダメです。 ちょっと、そこの椅子にこしかけて読んでください。
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100歳までに読みたい100の絵本
¥1,980
100歳までに読みたい100の絵本 著:木村民子 亜紀書房 2018年12月25日 第1刷 文京区議会議員も務められた絵本アドバイザー木村民子さんの薦める絵本100冊。 「人生経験豊かな大人こそ絵本を深く味わえる」は同感です。 100歳までなら、まだ時間ありますね。ゆっくり絵本を味わう楽しみをどうぞ。 紹介されている作品の一部 『ぼくを探しに』 『おとうさんのちず』 『すんだことはすんだこと』 『ふるびたくま』 『かかし』 『かえでの葉っぱ』 『おじいちゃんがおばけになったわけ』 『ジオジオのかんむり』ほか
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あんぱん ジャムパン クリームパン
¥1,430
SOLD OUT
あんぱん ジャムパン クリームパン 著|青山ゆみこ 牟田都子 村井理子 亜紀書房 2020年8月7日 第1刷 みんな、この巣ごもりをどうして過ごしてるのかな? 編集者でライターの青山ゆみこさん、校正者の牟田都子さん、翻訳家でエッセイストの村井理子さんの「女三人モヤモヤ日記」リレー形式でつづるエッセイ集に、率直に語られる戸惑い、不安、開放感。トイレットペーパーを探し回ったのも遠い昔のように思えるけども、ものすごく特殊な状況を日本中の人々が確かに過ごしたんだなぁ。 親しい人には会えなかったけど、同じ時間を共有してたのだなぁ。
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靴磨きの本
¥1,430
靴磨きの本 著|長谷川裕也 亜紀書房 2016年7月9日 第1刷 2020年4月1日 第12刷 著者は、ロンドンで開催された第1回靴磨き選手権で優勝に輝いた、靴磨き職人の長谷川裕也さん。 豊富な写真入りで分かりやすい手順の説明で、はや、第12刷と安定の人気。 外出もままならない今、靴の手入れに没頭するのもいいですね。
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雨ニモマケズ Rain Won't
¥1,650
雨ニモマケズ Rain Won't 文 宮沢賢治 英訳 アーサー・ビナード 絵 山村浩二 今人舎 宮沢賢治の代表作のひとつに数えられる『雨ニモマケズ』をアーサー・ビナードが英訳。 訳者は、「雨ニモマケズ」の舞台は現代の日本ではない。遠い別の世界だという。 同時に環境に深く根ざした賢治の言葉を英訳する事で、普遍のテーマである事に気づきます。 『雨ニモマケズ』が生まれた里山は、もう、取り戻せないのでしょうか。 里山の風景を再現するのは、国際的に活躍するアニメーション作家、絵本作家の山村浩二さん。
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むこう岸には
¥1,430
むこう岸には 作|マルタ・カラスコ 訳|宇野和美 ほるぷ出版 大きな川のそばで家族と暮らす女の子。 むこう岸には別の村がある。渡ってはいけない。見てもいけない。 むこうの人々は、私たちとは違うんだから。 だけど、ある日、向こう側から男の子が手を振った。 女の子は小舟に乗って川を渡る。 向こう側の人々は髪の色も服装もずいぶん違う。 だけど、同じように暮らしている。 女の子と男の子には夢がある。 大人になったら川に橋をかけるんだ。 もう大人になった私たちは何を作ったのでしょう。 橋をかけますか、壁をつくりますか?
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光のうつしえ
¥1,430
光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島 著|朽木祥 講談社 2013年を10月11日 第1刷 2016年9月5日 第7刷 灯籠を見送る希未の横顔を見つめる老婦人。 「あなた、おいくつ?」 「12歳です」 そんなはずは…と言ったような気がした。 誰かを捜しておられる人が、広島にはたくさんおられるからねぇ 戦争でたくさんの人が命を落とした。 生き残った人々は、大切な人を失った人々。 「悼む」とは、ずっと忘れないで伝えていくということ。
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科学歳時記
¥924
SOLD OUT
科学歳時記 著|寺田寅彦 角川ソフィア文庫 令和2年5月25日 初版発行 「近ごろ、アインシュタインの研究によって、ニュートンの力学が根底から打ち壊された、というような話が世界中で持て囃されている。」(「春六題」)。 寺田寅彦(1878〜1935)は、東京帝国大学物理学科を主席で卒業、当時の世界の物理学の最高峰であったベルリン大学に留学する天才であり、夏目漱石を師とする文学者。 物理学者らしく鋭い観察眼と丹念な描写から客観的の真実を記す。 コロナ禍により専門家の言葉を聞くことが格段に増えた今、寺田寅彦なら現在をどう説明するのだろう。
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絵本で世界を学ぼう!
¥1,980
SOLD OUT
絵本で世界を学ぼう! 著|吉井潤 柏原寛一 青弓社 2020年7月27日 第1刷 105の国の国旗や基本的な情報とともに関連する絵本を1冊ずつ紹介する絵本ガイド。あの名作は、この国のお話だったのね。逆にあの国はこのお話の生まれた国なのねと、親しみを感じられるといいですね。図書館のコーナー作りにも役立ちそうです。
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風が吹くとき
¥1,760
風が吹くとき レイモンド・ブリッグズ|作 さくまゆみこ|訳 あすなろ書房 核戦争の恐ろしさを描いて世界的なベストセラーとなった傑作絵本。 登場人物は引退して田舎に暮らす善良な老夫婦のみ。 核戦争が近づいてる情報を得て、政府の手引きと州の広報を参考に屋内シェルターを作ります。 やがて核爆弾が落ち、 外部との連絡手段が途絶え、おそらく被爆しているであろう事実に気づかず、徐々に弱りながら夫婦は政府の救援を待ちます。 核の威力に目を奪われますが、事の深刻さを正しく捉える事の難しさ、正常バイヤスと政府への無批判な態度も恐ろしい。
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13歳からの絵本ガイド YAのための100冊
¥1,980
13歳からの絵本ガイド YAのための100冊 監修:金原瑞人、ひこ・田中 西村書店 絵本は子どものためだけにあるものではありません。 多くの人がそうと知っていても、自分とは関係ないジャンルと素通りされてるのではないでしょうか。大変、勿体ないです。すごくすごく、勿体ないです。 年齢を経たからこそ共感出来る、深く読み取ることができる。より味わうことが出来る。そういう絵本がたくさんあります。ぜひ、出会って欲しいと思います。
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京都ほんやら洞の猫
¥1,650
京都ほんやら洞の猫 著:甲斐扶佐義 エディション・エフ 2019年3月15日 初版第1刷 <ほんやら洞>は、岡林信康、中尾ハジメらとともに72年にオープンした京都のカウンターカルチャーの拠点として長く親しまれるも、2015年に全焼。 カフェ店主、写真家として、市井の人々とふれあい、普段の姿をとらえる。 85年よりバー八文字屋をオープン。
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絵本の春
¥2,310
絵本の春 作:泉鏡花 訳:金井田英津子 朝日出版社 初版刊行年 2020年6月 逢魔が時に純朴な少年が出遭う、微かな毒意。 純粋で艶かしく、無垢で無惨な鏡花を金井田英津子が幻想的に描く大人の絵本。 巻末に泉鏡花の略年譜、泉鏡花記念館 穴倉玉日氏による解説付き
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いろのかけらのしま
¥1,540
いろのかけらのしま 作 イ・ミョンエ 訳 生田美保 ポプラ社 ぼくの住む島は、海の真ん中に浮かんでいて、色であふれています。 波にのって押し寄せる色、色、色。 時には、閉じ込められたり、ご飯と一緒に食べてしまうこともあります。 色が増えるにつれて仲間が減っていきます。 とてもきれいな、いろのかけらの島は、実は海洋ゴミでできています。 海の動物たちは食べ物と間違えて飲み込んだり、身体に巻きついて動けなくなったりして傷ついていきます。 海に流れつくゴミは毎年800万トン。そのうち80%がプラスチックだと言われます。 ゴミの削減に出来ることを子どもと一緒に考えるきっかけになる絵本です。
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漂流物
¥1,980
漂流物 作:デイヴィッド・ウィーズナー 出版:BL出版 2007年5月25日第1刷 2018年5月10日第9刷 24cm×29cm 40p まるで、映画を観ているような気にさせるデイヴィッド・ウィーズナーの文字のない絵本。 ある海岸で少年が漂流物を拾い上げます。それは、カメラでした。中のフィルムを現像すると、見たことない海の中の景色。それに、写っている人物は誰だろう?手に持っている写真は? 砂浜に打ち上げられた漂流物のひとつひとつにも、きっと旅物語があり、誰かの手から誰かの元へ送り出されたものかもしれない。
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ボルカ
¥1,650
ボルカ 作 ジョン・バーニンガム 訳 木島始 ほるぷ出版 ガチョウの夫婦のもとに6羽のヒナがかえりました。そのうち、ボルカだけは羽がまるで生えていません。やがて、他のみんなは南へ飛んでいき、置き去りにされたボルカは、出会った犬たちと船で海を渡り、植物園に着きました。そこには沢山の種類の鳥がいて、ボルカが少し変わったガチョウだなんて誰も気にも留めませんでした。 多様な集団の中で、ボルカは小さな違いなど気にせず楽しく暮らせます。そこへ連れて行ってくれた犬と人間は、鳥にとっては脅威にもなる別種の存在です。 色褪せない絵と真実。バーニンガムのデビュー作で1964年ケイト・グリーナウェイ受賞作。
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世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ
¥1,760
世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ 編:くさばよしみ 絵:中川学 汐文社 2012年、ウルグアイの元大統領ホセ・ムヒカ氏の国際会議でのスピーチです。 資産が少ないという意味で、世界一貧しい大統領とよばれてましたが、貧しいとはなんでしょうか。ムヒカ氏は、古代の賢人たちの言葉として「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、かぎりなく多くを必要とし、もっともっとほしがることである」と紹介しました。 では、豊かさとは何でしょうね。今日より明日を、より良く生きたいと願うことは当然です。考え続けることが生きるということかもしれませんね。 わたしたちは発展するためにこの世に生まれてきたのではありません。この惑星に、幸せになろうと思って生まれてきたのです。 -本書より
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かさ
¥1,210
かさ 作:太田大八 文研出版 1975年2月20日第1刷 2018年12月30日第29刷 モノクロームの雨の町に印象的な赤い傘。 ひとりぼっちで歩く赤い傘の少女はどこへ向かうのでしょうか。 文字のない絵本です。 ずいぶん大きな黒い傘を持ってます。お父さんを迎えに行くようです。 お母さんと一緒に歩く友達とすれ違う時、女の子は誇らしげに見えます。 ひとりで、お父さんを迎えに行く大事な役目を担ってる誇り。 お店の中から見送るおじさんの目も温かです。 車も人も多くなり、女の子の傘が小さく見えます。大丈夫でしょうか? どんな気持ちでいるのでしょうか? 早く会いたい、ちゃんと会えるかな? 雨の音や車の行き交う音に混じって、かすかなドキドキが聞こえてきそうです。 文章が無い分、人の数だけ物語があるのだろうなぁと想像がかき立てられますね。
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ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ
¥1,870
ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ 著:アンジー・トーマス 訳:服部理佳 岩崎書店 初版刊行年 2018年3月 「…Thug Life(サグライフ)ってのは、 “The Hate U Give Little Infants Fucks Everybody” <子どもに植えつけた憎しみが社会に牙をむく> の略だと言ってるんだ」 読んでいる途中、様々な思いが噴き上がり、何の涙かわからないのに泣いてました。 ギャングがはびこる黒人居住区で、誰もが、まっとうに生きたいと願いながら、ふとしたきっかけで、這い上がれない困難の沼に落ちてしまう。 そして、大人の責任を背負うのは子どもたち。 主人公は16歳の女子高生。名前はスター。 幼馴染の少年、カリルと一緒にパーティーから帰る途中、目の前で、カリルが警官に撃たれて命を落とす。何もしてないのに! 最悪よりもっと悪いことに、カリルは黒人で警官は白人。 もう、だめだ。警官の行動は正当化され、少年は撃たれて当然というニュースが流れるに決まってる。ドラッグの売人だった、銃を持っていた。 やつらは平気で嘘をつく。 凄まじい抑圧に耐え、命の危険にさらされながら、懸命に生きる人々がいる。 誰だって、本当は憎しみなんか植え付けたくないのだ。 16歳の少女スターの激しく揺れ動く心理描写はもとより、スターとのやり取りの中で、白人のBFや友だち、アジア系の友だちの心情も巧みな描写で、感情移入させられる。 心を開いたら、分かり合えることもあるし、みんな、スターが好き、仲良くしたい。でも、「私は、差別主義者じゃない」というだけじゃ傍観者にすぎないのだ。もっと、踏み込まないと変わらない。とにかく、根深い。
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13坪の本屋の奇跡
¥1,870
13坪の本屋の奇跡 著:木村元彦 ころから 大阪・谷六の「隆祥館書店」を取り仕切るのは二代目店主の二村知子さん。 確かな選書で間口の広さと奥の深さを両立しつつ、ヘイト本が一切無い。 イヤな気持ちにならない町の本屋であり続ける。 当たり前のようで、実は簡単に出来ることではない。 一体、どういうことなのか。
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13(サーティーン)ハンセン病療養所からの言葉
¥3,190
13(サーティーン)ハンセン病療養所からの言葉 石井正則 トランスビュー 「場の記憶」をフィルムにおさめてきました。 と、石井正則さんは、あとがきに記されています。一見すると、穏やかな陽の光の温もりを感じるやわらかい写真が多いです。 ハンセン病患者の方々は、誤った認識のもとに公布された「癩予防法」により不当に隔離され社会から排除され、自由と人権を奪われ、全国の13の療養所に強制的に入所させられました。 ですが、療養所ではただ、死を待つだけでなく、詩や短歌、絵画などの文化活動が起こり、多くの素晴らしい作品が生み出されます。写真とともに収められた詩は入所者の方々の作品です。 一体、どれ程の想いを抱いて空を見上げ、家族を思い、届かない便りを待ちわび、産まれなかった我が子を夢想し、降り注ぐ陽の光をその掌をかざしたのでしょうか。温かい血の流れるその掌で、どれ程の涙を受けたのでしょうか。 明治以降、約90年続いた隔離の歴史は完全な誤りで、しかし、国と元患者の間だけの問題ではありません。多くの偏見・差別を生み出し長い間そのままにされていたのです。二度と繰り返さないために、決して忘れてはならない事実です。
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ナイチンゲール
¥1,760
SOLD OUT
ナイチンゲール 作:アンデルセン 絵:カンタン・グレバン 再話:松井るり子 岩波書店 中国の皇帝が暮らす立派な御殿は広い庭に湖のある森もあります。 その森に夜うぐいすとも呼ばれる小さな鳥がいました。 その美しい歌声に誰もが足を止め、聞き惚れます。 皇帝は家来にその鳥を探させ、鳥かごに入れました。 ところが・・・ 孤独な皇帝を癒すのは真実の友 カンタン・グレバンの軽やかで優美な絵が高貴さの中に少し寂しさも感じさせます。
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死者の民主主義
¥2,310
死者の民主主義 畑中章宏 トランスビュー 生きてるものたちの日々のおこないは、おしなべて死者たちのおこないであることを、民俗学者である私は認めざるを得ない。 〜本書 はじめにより 柳田国男や南方熊楠はじめ、渋谷のハロウィンをめぐる考察、ITと怪異現象、『この世界の片隅に』他、過去と現在を縦横無尽に往来し、民俗学の視点で読み解く。 畑中章宏(はたなか・あきひろ) 大阪在住。作家、民俗学者 著書に『災害と妖怪』『津波と観音』(亜紀書房)、『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』『蚕』(晶文社)、『柳田國男と今和次郎』『『日本残酷物語』を読む』(平凡社新書)、『天災と日本人』(ちくま新書)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)など多数。
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21世紀の民俗学
¥1,980
21世紀の民俗学 畑中章宏 角川書店 インターネット、スマホ、最新テクノロジーが神仏・祭り・習俗と絡みあう新世紀のリアルとは? 新しいと思われていることが古いものに依存していて、古くさいと思われていたことが新しい流行の中にあるー。 柳田国男や宮本常一以来、不安定で流動的な現象の中にこそ日本人の変わらぬ本質を見てきた民俗学が、新時代に切り込む。 畑中章宏(はたなか・あきひろ) 大阪在住。作家、民俗学者 著書に『災害と妖怪』『津波と観音』(亜紀書房)、『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』『蚕』(晶文社)、『柳田國男と今和次郎』『『日本残酷物語』を読む』(平凡社新書)、『天災と日本人』(ちくま新書)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)など多数。