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ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ

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ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ
著:アンジー・トーマス
訳:服部理佳
岩崎書店
初版刊行年 2018年3月

「…Thug Life(サグライフ)ってのは、
 “The Hate U Give Little Infants Fucks Everybody”
 <子どもに植えつけた憎しみが社会に牙をむく>
 の略だと言ってるんだ」

読んでいる途中、様々な思いが噴き上がり、何の涙かわからないのに泣いてました。
ギャングがはびこる黒人居住区で、誰もが、まっとうに生きたいと願いながら、ふとしたきっかけで、這い上がれない困難の沼に落ちてしまう。
そして、大人の責任を背負うのは子どもたち。

主人公は16歳の女子高生。名前はスター。
幼馴染の少年、カリルと一緒にパーティーから帰る途中、目の前で、カリルが警官に撃たれて命を落とす。何もしてないのに!
最悪よりもっと悪いことに、カリルは黒人で警官は白人。
もう、だめだ。警官の行動は正当化され、少年は撃たれて当然というニュースが流れるに決まってる。ドラッグの売人だった、銃を持っていた。
やつらは平気で嘘をつく。

凄まじい抑圧に耐え、命の危険にさらされながら、懸命に生きる人々がいる。
誰だって、本当は憎しみなんか植え付けたくないのだ。
16歳の少女スターの激しく揺れ動く心理描写はもとより、スターとのやり取りの中で、白人のBFや友だち、アジア系の友だちの心情も巧みな描写で、感情移入させられる。
心を開いたら、分かり合えることもあるし、みんな、スターが好き、仲良くしたい。でも、「私は、差別主義者じゃない」というだけじゃ傍観者にすぎないのだ。もっと、踏み込まないと変わらない。とにかく、根深い。

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