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あらしの島で
¥1,870
あらしの島で 文|ブライアン・フロッカ 絵|シドニー・スミス 訳|原田勝 偕成社 初版刊行年 2025年7月 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 島に暮らす兄と妹が、嵐がくる前の海に出かけます。 低い雲、吹き付ける風、海は、大きな波が飛沫をあげて岩にぶつかる。 身体中で感じる、風、岩、波・・ 迫りくる嵐の威力をありありと感じる絵本。 そして、嵐の過ぎ去ったあとは、まばゆい朝日、きらめく海、穏やかな日々。 人生も同じようなものかもしれません。 シドニー・スミスは、『ぼくは川のように話す』や『うみべのまちで』でも、特に水の表現が圧巻でした。 大きな自然に包み込まれ、それでいて呑み込まれない。 人の命の逞しさを感じる絵です。
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だれのものでもない岩鼻の灯台
¥1,430
だれのものでもない岩鼻の灯台 文:山下明生 絵:町田尚子 出版:絵本塾出版 初版刊行年 2015年12月 役目を終え、ひとりぼっちになった灯台のもとへ間借りをしに、次々と生き物たちが集まります。 だれのものでもないからこそ、だれでも入れるのかもしれません。 灯台の積み重ねてきた年月を思わせる、町田尚子さんの厚みのある絵が美しい。
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あらしとわたし
¥1,815
あらしとわたし 文|ジェイン・ヨーレンとハイジE.Y.ステンプル 絵|クリスチャン&ケビン・ハウデッシェル 訳|まつかわまゆみ 評論社 初版刊行年 2022年12月 空は何ともいえない不穏な色。 風が吹きすさび、大きな竜巻が近づいてきます。 その時、わたしたち家族はどうしたらいいでしょうか? 地下室に集まって本を読んだりカードゲームをしたりして過ごしますね。 世界の各地で深刻な自然災害に見舞われます。 竜巻、吹雪、山火事、台風 自然の脅威のさなかでも、たくましく切り抜ける姿を美しい絵で描きます。 自然は荒れ狂う時がありますが、いつかやみ、穏やかになります。 わたしたち人間も自然と同じように、立ち上がり回復します。
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マルをさがして
¥1,980
マルをさがして 作:山本久美子 ひだまり舎 2020年3月に、当店で原画展を開催しました。 リトグラフで描かれる原画は、赤と黒の2色のみを用いているにもかかわらず、夏の日の鮮やかな色彩やリアルな質感、だんだん湿度が上がってくる空気感など見事に描き分けられています。 犬のマルがいたずらをしたので叱ったら、ふいと姿を消してしまって… 畳に寝っ転がる少年はプールから帰ったところでしょうか。 探し回る少年に、心配ないよとこたえる果物屋さんも少し懐かしいのんびりした時代を思わせます。とはいえ、少年にとって犬は相棒。もう、会えなくなったらと思うといてもたってもいられません。 台風で荒れる天気と不安な気持ちが重なり、臨場感あふれる画面が迫ってきます。 私も子どもの頃に飼ってた犬が、よく家出してたのを思い出しました。その時の気持ちといったら…
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きんぎょ
¥1,980
きんぎょ 作|山本久美子 ひだまり舎 『マルをさがして』の作者、山本久美子さんの新刊。 新刊といってもフランスでは既に出版されています。 夏祭りの夜、夜店で金魚すくいをする兄弟妹たち。 翌朝、持ち帰った金魚のために水槽とエサを買いに出かけます。 きんぎょ屋さんで見た金魚は、とても大きくて、うちのもあんな風になるのかな? 山本久美子さんの絵は、リトグラフの限られた版数と色で、豊かな色彩、光と影、水の冷たさや肌を焦がす太陽の光を感じさせます。 水槽を泳ぎ回る真っ赤な金魚は夏の残り火のよう。
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すなのおしろ
¥1,650
すなのおしろ 作|エイナット・ツァルファティ 訳|青山南 光村教育図書 初版刊行年 2021年6月 大きな大きな砂のお城を作ったら、 世界中から、王様やお妃様がやってきた。 その夜は、みんなとても楽しんでたのに、翌朝になると どこもかしこも砂だらけだと、みんな かんかん! だって、砂のお城なんだし。 おしゃれなイラストは、描きこまれた細部をじっくり見るのも楽しい。 砂のお城なのに砂だらけだと文句言うのもおかしいし、 ごちゃごちゃは、海が全部流してしまうのも気持ちいい。
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アイランド
¥1,760
アイランド 作:ロナルド・トルマン/マライヤ・トルマン 西村書店 トルマン父娘による『ツリーハウス』に続く文字のない絵本第2弾は、とびきりのアイランドを探して島々をめぐるシロクマとあちこちで出会う動物たち。 父ロナルド・トルマンの深みのある銅版画に、娘マライヤ・トルマンが描く動物たちのイラストレーションが愉快。広い世界と身近に寄り添う大切なものを感じる美しい絵本。 贈り物にも喜ばれます。 *こちらの商品を1冊のみご購入の場合は、「レターパック」(370円)にぎりぎり入りますが、本のためには「ヤマト宅急便」をご利用いただいた方がよろしいかと存じます。 2冊以上、または他の商品も併せてご購入の場合はレターパックライトを使用できませんので、「ヤマト宅急便」(600円)をご選択ください。
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ツリーハウス
¥1,760
ツリーハウス 作:ロナルド・トルマン/マライヤ・トルマン 西村書店 ご機嫌そうなシロクマがクジラの背に乗ってやってきたのは、海にぽつんと浮かぶツリーハウス。そこに、茶色いクマもやってきて、二頭は仲良く暮らし始めます。海の真ん中でさみしくないのでしょうか? 二頭はそれぞれ、本を読んでいるようですね。すると、あらあら? 本の中の空想の世界? それとも…文章のない絵本ですが、物語が膨らんでいきます。 胸いっぱいに新鮮な空気を吸いこんだ時のような、清々しい気持ちになる絵本です。 作者のロナルド・トルマンとマライヤ・トルマンは父と娘。 父のロナルドの銅版画に娘のマライヤがイラストをほどこす、コラボレーションによって描かれています。 2010年ボローニャ ラガッツィ賞(イタリア) 2010年金の絵筆賞(オランダ) 2011年トロイスドルフ絵本賞(ドイツ) 11カ国で出版されています。 *こちらの商品を1冊のみご購入の場合は、「レターパック」(370円)にぎりぎり入りますが、本のためには「ヤマト宅急便」をご利用いただいた方がよろしいかと存じます。 2冊以上、または他の商品も併せてご購入の場合はレターパックライトを使用できませんので、「ヤマト宅急便」(600円)をご選択ください。
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ホホジロザメ
¥1,980
ホホジロザメ 文|沼口麻子 絵|関俊一 福音館書店 初版刊行年 2022年6月20日 広い海の中、大きな影がオットセイに忍びよる。 ホホジロザメだ。 ダイナミックな狩りの様子、知られざる生態。 美しく厳しい海の暮らしを臨場感あふれる絵で伝える。 著者は、世界で唯一の「シャークジャーナリスト」として活躍中の沼口麻子さん。 画家、関俊一さんは三重大学教育学部教授で葛西臨海水族園の展示ラベルやポスターのイラストを担当。また、論文に「“魚”を描くー魚の科学的な描き方・必須要素の線と図形・表現のポイントー」がある。
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しずかな夏休み
¥1,540
しずかな夏休み 作|キム・ジヒョン 光村教育図書 2021年6月20日 第1刷 31cm×22cm 48p 作者のキム・ジヒョンは、韓国とイギリスでデザインを勉強し、現在イラストレーター、グラフィックデザイナーとして活動中。本作は初の創作絵本となる。 少年が静かな湖畔で過ごす夏休みのひと時。 文字のないモノクロームの絵だけの構成ですが、木々のざわめきや湖の揺れる水面、降り注ぐ日の光に満天の星。大自然の営みが五感に直接語りかけてくるようです。
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お月さんのシャーベット
¥1,540
お月さんのシャーベット 作|ペク・ヒナ 訳|長谷川義史 ブロンズ新社 初版刊行年 2021年6月25日 暑くて暑くて寝苦しい夜、急にまっくら! エアコンも扇風機もかけすぎて停電になってしまいました。 けれど、一軒だけ班長のおばあちゃんの家の窓から明かりがもれています。 暑ーい夏の夜のひんやりあま〜いお話。 『あめだま』や『天女銭湯』でも人気のペク・ヒナさんの初期の作品。 紙人形とミニチュア模型で構成された画は今にも動き出しそう。 翻訳はお馴染み長谷川義史さんの関西弁です。