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だれのせい?
¥1,980
だれのせい? 作|ダビデ・カリ 絵|レジーナ・ルックートゥーンペレ 訳|ヤマザキマリ green seed books 初版刊行年 2023年2月 次々と降りかかってくる災難も 元をただせば、自分の力を誇示したいばかりに、 深く考えもせずに起こした行動が原因だった。 本当の勇気や力は、過ちを認めて行動を変えることではないでしょうか。 手遅れにならないうちに。
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セント・キルダの子
¥2,530
セント・キルダの子 文・絵|ベス・ウォーターズ 訳|原田勝 岩波書店 初版刊行年 2020年9月 ノーマン・ジョンが生まれた1925年頃のセント・キルダは車も店も電気もなく、16軒の家と郵便局、教会、学校があるだけでした。1930年を最後に全ての島民が島を離れ、島での暮らしと文化が消えました。 セント・キルダには4000年前から人が暮らしていたといわれています。たくさんの海鳥やこの島にしかいない野生の動物たちもいます。 この島で生まれ、5歳で全ての島民と共に離れなければならなかったノーマン・ジョンの話を元に島での暮らし、状況の変化、島との別れ、移住先での暮らしまで丹念に追った美しい絵本。 現在のセント・キルダ諸島は、自然遺産と文化遺産のふたつの分野で世界遺産に登録されています。
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夜のあいだに
¥1,870
夜のあいだに 作|テリー・ファン&エリック・ファン 訳|原田勝 ゴブリン書房 初版刊行年2019年6月 グリムロック通りに街の人たちが集まっています。どうしたというのでしょう? なんと、巨大なすまし顔のフクロウが出来上がっていました。 夜のあいだに。 翌朝も、その次の朝も、毎日、大きな動物たちが増えていきます。 まるで魔法。下を向いていた人々も、みんな顔を上に向けて見上げています。 やがて、季節が変わり、葉は落ちて… でも、この町に暮らす人たちは、前と同じではありません。
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よあけ
¥1,320
よあけ 作:ユリー・シュルヴィッツ 訳:瀬田貞二 出版:福音館書店 初版刊行年 1977年6月 ユリー・シュルヴィッツのとても美しく、有名な絵本『よあけ』 静寂。音もなく、動くものもなく、すべてのものが眠りについている。 時折、月の光が木の葉をきらめかせている。 湖面にさざ波がたち、ゆっくりと目覚めていく世界。 夜の闇から、光に満ちた一日へ舟をこぎだす。 山と湖が一体になるラストシーンでは、生まれたての今日を生きる力がみなぎってくる。 1977年発行のロングセラーです。
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やねうらべやのおばけ
¥1,320
やねうらべやのおばけ 作|しおたにまみこ 偕成社 古い家の屋根裏部屋に、もう長いこと一人で気ままに暮らしているおばけがいます。 ところが、あるときから、この家の女の子が屋根裏部屋に毎日やってくるようになり、おばけは面白くありません。自分だけの場所を取られたような気がしたのです。 なんとか怖がらせて来ないようにしようと、いろいろ試してみるのですが、うまくいきません。 女の子が屋根裏部屋で探していたのは、実は・・・ 粒子の集合で描かれたような独特の表現は、木炭鉛筆で丹念に描き込まれた不思議な世界。 一枚描くのに1〜2ヶ月かかることもあるという緻密な作業なんだそうです。
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あいたかったよ
¥1,430
あいたかったよ 作|エルズビエタ 訳|こやま峰子 朔北社 初版刊行年 2000年4月 ちっちゃなウサギの恋人たち。大人になったら結婚しようって約束してる。 だけど、戦争が始まって、恋人たちはイバラの垣根で引き裂かれる。 長く続いた激しい戦争の後、傷ついて帰ってきたお父さんが言う。 戦争はなくならないと思うよ。大人しくなることはあるんだけれど。 だから、みんなで、戦争が暴れ始めないように気をつけていなければならないんだよ。
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ふたりの約束
¥1,760
ふたりの約束 文|プニーナ・ツヴィ、マーギー・ウォルフ 絵|イザベル・カーディナル 訳|金原瑞人 西村書店 初版刊行年 2020年1月27日 第1刷 名簿から一度消された名前を復活させる。アウシュヴィッツではそれは奇跡。 絶対に離れないという強い気持ちで生き抜いたトビーとレイチェルの物語をふたりの実の娘たちが語りつぐ。 ナチ・ドイツによって、約600万人のユダヤ人や少数民族のロマ、障害者の人々が殺されました。 ホロコーストとよばれるこの出来事は、第一次世界大戦敗戦、世界恐慌で人々が希望を持てなくなった時、ヒトラーがユダヤ人のせいにし差別を政策にしたのです。
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もものき なしのき プラムの木
¥1,430
もものき なしのき プラムのき 作:ジャネットとアラン・アールバーグ 訳:佐藤凉子 出版:評論社 初版刊行年 1981年2月 もものき なしのき プラムの木 歌うようにリズムの良い文章とともにページをめくると、やさしくて楽しい絵の中に、おとぎ話の主人公たちが次々と絵登場しますよ。どこにかくれているのかな? 最後はみんなそろって…わぁ、おやつにしたくなりますね。
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ぼくのたび
¥1,650
ぼくのたび 作:みやこしあきこ ブロンズ新社 初版刊行年 2018年11月 世界中から旅人を迎え、また送り出す。小さな町のホテルの主人。 たまには自分も旅に出たいなぁ。と夢の中では旅へと出かける。 好きな場所へ、友達に会いに、お客さんに会いに・・・ ホテルの主人のように、ひとつの場所で迎える立場の人も、旅人と同じかそれ以上に多くの出会いを経験しています。それも人生の旅のひとつの形なのかもしれませんね。 心が自由にはばたくのを感じる絵本です。
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ぼくはひとりで
¥2,200
ぼくはひとりで 作|フン・グエン・クアン/フイン・キム・リエン 原初編集|ダフネ・リー 訳者|はっとりこまこ 冨山房 インターナショナル 初版刊行年 2021年4月 ぼくはひとりで どこに行くのでしょうか? ベトナムの雨季は道が見えなくなるほど雨水で覆われます。 生活は一変して、子どもたちもボートを漕いで学校に行きます。 途中で波も高くなるし、雨も降るし、ワニも潜む危険な道なき道です。 自然の迫力、荘厳さを感じられる美しいイラストレーションは 子どもたちを包み込み、地球の一部と思わせてくれますね。 自然も壮大だし、子どもたちも逞しい。力強い本です。
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マイロのスケッチブック
¥1,650
マイロのスケッチブック 文|マット・デ・ラ・ペーニャ 絵|クリスチャン・ロビンソン 訳|石津ちひろ 鈴木出版 初版刊行年 2021年 毎月、最初の日曜日、マイロはお姉ちゃんと一緒に地下鉄でお出かけします。 不安と期待が入り混じり、緊張でいっぱいです。 どこへ行くのでしょうか。 地下鉄の中にはいろんな人がいます。 マイロは緊張を紛らわせようと、地下鉄の中の人をこっそり観察しスケッチブックに描きとめていました。 あの人はどんな暮らしをしてるんだろう? 幸せかな? 人は見かけだけでは分からないものです。 幸せそうに見えても、抱えてるものがあるかもしれない。 『おばあちゃんとバスにのって』『カルメラのねがい』に続く、マット・デ・ラ・ペーニャ とクリスチャン・ロビンソンのコンビによる絵本第3弾。
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おうさまのこどもたち
¥1,540
おうさまのこどもたち 作|三浦太郎 出版|偕成社 初版刊行年 2019年11月 ある国の年をとった王様は、あとを引き継ぐものを決めたいと子どもたちを集めて言いました。 「まちへ出て、人々の暮らしをよく見て、どのように国をおさめればよいか考えてみなさい」 さて、10人の誰が次の王様になったでしょうか? 子どもたちは王様や女王様になるだけでなく、いろんな仕事を通じて人々を幸せにすることが出来ることを知りました。 花屋さんになりたい王子やメカニックになりたい王女もいます。 どんな職業も選べるし、国を治めるのはこんな人がいいね。いい国だなぁ。
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命の水 チェコの民話集
¥2,530
命の水 チェコの民話集 編|カレル・ヤロミール・エルベン 絵|出久根育 訳|阿部賢一 西村書店 初版刊行年 2017年 19世紀初頭のボヘミア(現チェコ)はナポレオン戦争が終わった後、各地で自分たちは誰なのかという意識が高まり、民話や民謡を積極的に収集するようになりました。 同時期、ドイツではグリム兄弟が活躍しましたが、エルベンはお話だけでなく、詩、なぞなぞ、ことわざなど多彩な関心を示しました。 詩人でもあるエルベンは、収集した民話をそのまま書き記すのではなく手を加えてより豊かな世界を与えました。
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うさぎのみみはなぜながい
¥1,320
うさぎのみみはなぜながい 作|北川民次 福音館書店 初版刊行年 1962年7月 小さな体に生まれたために、仲間のけものにいじめられているうさぎは 神様のところへいって、大きな体にしてもらうようにお願いしました。 神様の与えた難問をうさぎは知恵をつかって解決しますが… 北川民次の絵が素晴らしい。 滑稽で厳かで壁画を見ているような気持ちになりますね。
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色とりどりのぼくのつめ
¥1,650
色とりどりのぼくのつめ 文|アリシア・アコスタ ルイス・アマヴィスカ 絵|ガスティ 訳|石井睦美 光村教育図書 初版刊行年 2022年12月 マニキュアを塗るのが大好きなぼく。どうしてかって? 色とりどりになった つめが すきだからさ。 ある日、男の子にからかわれます。爪を塗るなんて女の子のすることだと。 思いがけないサプライズにびっくり! 両親や友だちが理解してくれていても、からかわれるのは辛いもの。 すきなものに男の子も女の子もありませんね。
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パンとサーカス
¥2,750
パンとサーカス 著|島田雅彦 講談社 初版刊行年 2022年3月 〜版元紹介より 政治的関心を失った民衆には、食料(パン)と見世物(サーカス)を与えておけば支配は容易い。 戦争、犯罪、天災、疫病――どれもがサーカスとなる。 不正隠蔽の犠牲となった父親の復讐を果たすため、CIAエージェントになった男は、 日・米両政府の表と裏を巧みに欺き、いつしか日本国民の仇をとる。 ヤクザの二代目、右翼のフィクサー、内部告発者、ホームレス詩人…… 世直しか、テロリズムか? 諦めの横溢する日本で、いざ、サーカスの幕が上がる! 「私の暴走にどうかお付き合いください」 ――島田雅彦
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もりのこびとたち
¥1,430
もりのこびとたち 作|エルサ・ベスコフ 訳|大塚勇三 福音館書店 初版刊行年 1981年5月20日 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 深い森の奥にある小人の家族。子どもたちは、両親や賢いフクロウから、厳しくも豊かな暮らしを学びます。 美しい森の暮らしを描くエルサ・ベスコフは、スウェーデンに生まれ(1874-1953)1952年にはスウェーデンの子どもの本に対する最高賞、ニルス・ホルゲション賞を受賞。 訳者の大塚勇三氏(1921-2018)は、『スーホの白い馬』『小さなスプーンおばさん』など、誰もが見覚えがある、いつまでも心にのこる絵本を多く世に送り出す。
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マルコとパパ
¥3,080
マルコとパパ ダウン症のあるむすこと ぼくのスケッチブック 作:グスティ 訳:宇野和美 出版社:偕成社 初版刊行年 2018年2月 人気イラストレーターのグスティが描く、ダウン症のある息子マルコとの日々のスケッチ。 何もかも想像と違っていて、最初はマルコを受け入れられないと思っていたグスティ。 自分の気持ちにもマルコの一挙手一投足にも、真っ直ぐに目を向ける視線が写し取る愛しい日々 から、次第にありのままのマルコへの愛を感じます。ナイスコンビなマルコとパパ。
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わたしのマントはぼうしつき
¥1,650
わたしのマントはぼうしつき 作|東直子 絵|町田尚子 岩崎書店 初版刊行年 2021年11月30日 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 くまちゃんをすっぽり包み込む赤いマントはぼうしつき ふちのところがふさふさの ぼうしつき お気に入りがある嬉しさがいっぱい。 いつも一緒の友だちも。 宝物がある幸せが詰まった愛らしい絵本。 贈り物にもいいですね。
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こどもに聞かせる一日一話
¥1,650
こどもに聞かせる一日一話 編|福音館「母の友」編集部 福音館 30話の短くて面白いお話と巻末には掲載作著者プロフィール付き。 「こどもに聞かせる一日一話」は、福音館書店の雑誌「母の友」の創刊時にあった企画です。 1〜2見開きに収まるお話は、おやすみ前のひと時にも小学生の朝読書にもちょうどいいですね。
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デンマーク発 ジェンダー・ステレオタイプから自由になる子育て
¥1,980
デンマーク発 ジェンダー・ステレオタイプから自由になる子育て 著|セシリエ・ノアゴー 訳|さわひろ あや ヘウレーカ 世界は激動の時代にあり、ジェンダー、セクシュアリティに対する不平等、差別といったものが可視化され、より公正で多様性のある社会が望まれています。 著者はデンマークにおけるジェンダー社会学の草分け的存在。 大人がジェンダー・ステレオタイプや凝り固まった性に関する思い込みに出会ったとき、どんな心構えで、どのように子どもとかかわればよいかを考える本。 多様性と平等を育む10の提案を詳しく解説。
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ZENOBIA
¥2,530
SOLD OUT
ZENOVIA ゼノビア 文:モーテン・デュアー 絵:ラース・ホーネマン 訳:荒木美弥子 サウザンブックス 初版刊行年 2019年10月21日 ※新刊を補充するため初版本を在庫しているというわけではありません。 2016年デンマーク発の鮮烈のグラフィックノベル 世界15カ国で次々に翻訳されています。 本国デンマークではベストコミック ブック オブ ザ イヤー、ベスト コミックブック フォア チルドレン アンド ヤングアダルト、イラストレータープライズ、など数々の賞を受賞。 ゼノビアとは、帝国ローマにも屈しない強い意志を持つ古代シリアの女王。「ゼノビア」のように強くなりなさいと、母から娘に受け継がれるシリアの誇り。 シリア内戦の戦火を逃れるため、アミーナはボートで国を脱出するが、荒波に翻弄される船は転覆、アミーナは投げ出されてしまう。 暗く深い海に沈みながら、思い出すのは、お母さんとかくれんぼで遊んだこと、一緒に料理を作ったこと。女王ゼノビア。 グラフィックが静かに圧倒的に訴える不条理。今、起きている現実であることに打ちのめされる。
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ホオナニ、フラおどります
¥1,650
ホオナニ、フラおどります 文|ヘザー・ゲイル 絵|ミカ・ソング 訳|クウレイナ橋本 さ・え・ら書房 初版刊行年 2021年1月 ホオナニの学校で、男子フラのチームがつくられることになりました。 「ああ、わたしが男だったら・・」 ホオナニはオーディションをうけ、みんなに認められてリーダーになります。 でも、姉さんのカナはよく思っていませんでした。 両性を自認するホオナニやフラを指導するトランスジェンダーの先生クム・ヒナは実在の人物がモデルになっています。 ヒナ先生は、すべての子どもたちが安心して、自分のいる場所だと思えるような学校を作ろうと努力される姿がドキュメンタリー番組にもなりました。 ハワイの伝統文化である男性の古典フラをとおして、自分を信じて、つよく、しっかりと「ありのままの自分」を表現しようとするホオナニに思わず拍手を送りたくなる絵本です。
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とりかえっこ はっぴょうかい
¥1,760
とりかえっこ はっぴょうかい 作|森川かりん 汐文社 発表会の演目は、『びじょとやじゅう』 タロちゃんは、やじゅうの役をすることになりました。 でも、本当はかわいいドレスが着たかったのです。 お姫さま役のなつきちゃんは、やじゅうのツノやマントがカッコイイと思っていて・・ 自分が着たいと思う服を着るのはヘンですか?