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バーバ・ヤガー
¥1,650
バーバ・ヤガー 文:アーネスト・スモール 絵:ブレア・レント 訳:こだまともこ 童話館出版 初版刊行年 1998年1月 カブを買いに出かけたマルーシャは、森でバーバ・ヤガーに捕まってしまい… もし私が、自在にアニメーションを作れるなら、題材はバーバ・ヤガー。 バーバ・ヤガーは、鶏の足の生えた小屋に住んで森じゅうやたら駆け回り、うすに乗って空を飛ぶ、好物は悪い子、大きらいなのは良い子。怖くておかしい、かなり濃いキャラ。 ガラス瓶が100本くらい入った戸棚とか、黒いひまわりとか、出てくるアイテムも魅力的すぎる。 文章は長めですが、ジェットコースターのように一気に読み終えてしまします。さて、マルーシャは悪い子? 良い子? カブは食べられたの?
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ホイホイとフムフム
¥1,540
ホイホイとフムフム たいへんなさんぽ 作|マージョリー・ワインマン・シャーマット 絵|バーバラ・クーニー 訳|福本友美子 ほるぷ出版 初版刊行年 2018年5月 陽気で快活なオポッサムのホイホイが、家でのんびり過ごすのが大好きなフムフムを訪ねました。どうにかこうにかフムフムを散歩に連れ出したホイホイですが、途中で疲れてしまい… 正反対の二人が、お互いを思いやり気持ちを伝え合い価値観を共有していく。 二人の会話がくすっと笑えて味わい深い。 バーバラ・クーニーのクラシカルな絵も素敵です。
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はるなつあきふゆの詩
¥1,980
はるなつあきふゆの詩 文|ジュリー・フォリアーノ 絵|ジュリー・モースタッド 訳|石津ちひろ 偕成社 初版刊行年 2021年2月 3月、小鳥のさえずりが春の訪れを告げる。雪の中から顔を出す小さな花。 知らず知らずのうちに、季節の移り変わりの知らせを受け取っている。 なんでもない日々のきらめきを美しい言葉で綴る。
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わたしのぼうし
¥1,650
わたしのぼうし 作|さのようこ ポプラ社 2022年6月 第1刷 1976年刊行『わたしのぼうし』の新装版です お気に入りの帽子。どこに行くのにもかぶっていたのに 電車の窓から、風で飛んでいってしまいました。 お父さんは「とんでいったのが、おまえでなくてよかったよ」といいました。 次の日に新しい帽子を買ってくれました。 だけど、わたしの帽子ではないような気がして。 大切なものが、あっけなく手を離れて遠いところにいってしまう。 二度と戻ってこないという喪失感は他のものでは埋まらない。 だけど、ふとしたきっかけで頑なな心がはらりとほどける。 見過ごしてしまいそうな心の動きを見事にとらえたお話です。 店主も小さい頃から大事にしている絵本です。
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ぼうし
¥1,430
ぼうし 作|瀬川康男 福音館 黒地につゆ草をあしらった表紙が蒔絵のように美しい。麦わら帽子を目深にかぶるのは誰でしょうか? 桃太郎に金太郎、弁慶などなど、勇ましい登場人物に「あなたいつまでかぶっているの?」 みほちゃんは? いつまでだって構わないですよね。自分で決めます。どうぞどうぞ、お好きに。
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じゅんばん じゅんばん じゅんばんですよ
¥1,650
じゅんばん じゅんばん じゅんばんですよ 作|accototo(ふくだとしお+あきこ) 大日本図書 2024年4月30日 初版 第1刷 どこからか風が吹いて 花びらがひらりと散りました さなぎは蝶々に、タンポポのわたげは 風に任せて空に消えます 季節はじゅんばん通りにうつろい、生き物もじゅんばん通りに変化していきます 自然の摂理の中で生かされていることを思います。 季節を感じ、大きく深呼吸したくなるような絵本です。
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ちがう ちがう
¥1,430
ちがう ちがう 作|accototo(ふくだとしお+あきこ) 大日本図書 2017年9月28日 初版 第1刷 電気を消してベッドに入ると、いろんな音が聞こえてきます。 時計の音、風の音、もしかして、おばけ? ちがう ちがう 怖いと思っている時って、すごく想像力が働きますね。 店主は子どもの頃によく遊んだ、 あーぶくたった にえたった にえたかどうだか たべてみよ を思い出しました。
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ふしぎなえ
¥1,100
ふしぎなえ 作:安野光雅 出版:福音館書店 初版刊行年 1971年3月 27cm×20cm 28p とんがり帽子の小人たちが階段を上ったり下りたり、あれ、さかさまになってるのかな? ここはつながってるのかな? 見れば見るほどふしぎなえ。 私自身、子どもの頃に出会って初めて夢中になった絵本。40年経った今でも一番好きな絵本。この、ふしぎなえの中に迷い込んで、まだ抜け出せないでいるのかもしれません。
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ちいさなヒッポ
¥1,320
ちいさなヒッポ 作:マーシャ・ブラウン 訳:うちだりさこ 出版:偕成社 初版刊行年 1984年 小さな子どもが少しづつ少しづつ、自分の足で広い世界へ踏み出そうとしています。 親子の深い愛情をマーシャ・ブラウンの木版画が、力強く美しく見事に伝えます。 小さい頃に読んでおきたい一冊。大人になって懐かしく振り返ることのできる絵本です。
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だれのものでもない岩鼻の灯台
¥1,430
だれのものでもない岩鼻の灯台 文:山下明生 絵:町田尚子 出版:絵本塾出版 初版刊行年 2015年12月 役目を終え、ひとりぼっちになった灯台のもとへ間借りをしに、次々と生き物たちが集まります。 だれのものでもないからこそ、だれでも入れるのかもしれません。 灯台の積み重ねてきた年月を思わせる、町田尚子さんの厚みのある絵が美しい。
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ひとのなみだ
¥1,980
ひとのなみだ 文|内田麟太郎 絵|nakaban 童心社 初版刊行年 2024年6月30日 近未来の戦争を描いた物語。 戦場へは人間ではなくロボットの兵隊が行く。 だから、死なない。痛みも感じない。涙も流さない。 テレビに映される倒した敵の数字が増えるたびに勝利を祝う。 けれど、戦場で倒れた敵は単なる数字ではなく、生身の人間だ。 泣き叫び、逃げまどい、血を流している。 痛みを感じないロボットに戦場に行かせることで、安全な場所にいる人の心はどう感じるだろう。涙を流す人間でいられるだろうか。
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二番目の悪者
¥1,540
二番目の悪者 作|林木林 絵|庄野ナホコ 小さい書房 初版刊行年 2014年11月 見事な金のたてがみを持つライオンは、自分こそが次の王にふさわしいと考えていた。 しかし、人々の話題にのぼるのは、親切で優しい銀のライオン。焦った金のライオンは、銀のライオンの悪い噂を流し始めた。 最初は誰も信じなかったのに、噂に惑わされ、ついには… どうして、真実を確かめようとしなかったのか、自分で考えようとしなかったのか。すべては自分に降りかかる、これは、現代の寓話。
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きみがいるから ポストカード付き
¥1,650
きみがいるから 文|くさかみなこ 絵|はしもとみお マイクロマガジン社 初版刊行年 2024年3月14日 どんなに落ち込んだ時だって きみ(猫)がいれば大丈夫。 きみへの想いをそのまんま 一冊の絵本にこめて。 くさか みなこ 保護猫と暮らすくさかみなこさんが愛情いっぱいに綴るきみ(猫)との暮らし。 初めて迎え入れた日の愛しさ、少しづつ打ち解けていき、やがてかけがえのない存在になる。 猫を保護したはずが、いつの間にか存在に支えられている。猫は家族。 絵は木彫作家のはしもとみおさん。 猫さんの性格の滲み出るような描写に思わず頬が緩みます。
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ちらかしさんとおかたしさん
¥1,400
ちらかしさんとおかたしさん 作|ふしみみさお 絵|ポール・コックス 初版刊行年 2023年2月22日 散らかしっぱなしのちらかしさんと片付け上手なおかたしさん。 性格は正反対で、子どもと大人みたいなふたりだけど、 マイペースなのはお互いさまみたい。 長所や短所ではなく、ちがいはあるけどお互いを必要としているのが伝わってきますね。 絵は独特の色づかいもおしゃれなポール・コックス。
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夜明けをまつ どうぶつたち
¥2,090
SOLD OUT
夜明けをまつ どうぶつたち 作|ファビオラ・アンチョレナ 訳|あみのまきこ NHK出版 初版刊行年 2024年5月25日 森林は長い間、暗闇に覆われ、月も星も見ることがない。 一体、何が起こっているのか、動物たちには知るよしもない。 誰彼ともなく、動物たちは朝の光を探しに出かける。 そして見つけたのは、じりじりと熱く、あかあかと燃える火。 やがて、再生する自然の力強さを美しいイラストレーションで描く。 近年、世界のあちこちで大規模火災が発生しています。 気候変動による火災もあり、人間が直接関係している火災もあります。 地球全体が深く息をするのが難しくなっています。
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ぼくのじゃがいも
¥1,650
ぼくのじゃがいも 作|ジョシュ・レイシー 絵|モモコ・アベ 訳|みやさか ひろみ こぐま社 初版刊行年 2023年9月5日 子どもがペットを欲しいと言ったらどうしましょう? パパはアルバートにじゃがいもをプレゼントします。 最初は知らんぷりしてたのに、 アルバートはじゃがいもを放っておけなくなって…… 愛着が生まれ、大事にすることをユーモラスに描いた絵本。 ハイセンスなイラストは日本で育ち、ロンドンを拠点に活躍するモモコ・アベさん。
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変なお茶会
¥1,320
変なお茶会 作|佐々木マキ 絵本館 初版刊行年1979年9月 変なお茶会に招待される人は、一風変わった人ばかり。 世界中から集まってきます。年に一度のお茶会のためにね。 もともとは、雑誌「母の友」の付録の豆本だったそうで。 コンパクトなサイズは、その雰囲気を残しているのですね。
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やっぱりおおかみ
¥990
SOLD OUT
やっぱりおおかみ 作:ささきまき 福音館書店 初版刊行年 1977年4月 たった一匹、生き残ったおおかみが仲間を探しています。プライドは高いけど、仲間のいる動物たちが羨ましい。いっそ、違うものになれたらいいのに… 言いようのない孤独が胸に迫りますが、所詮、みんなひとり。 佐々木マキさんの絵本デビュー作にして、代表作のひとつでもある『やっぱりおおかみ』 福音館の「こどものとも」のひとつとして発売されました。 当時は子どもらしくないという反発もあったそうですが、それだけ鮮烈だったのでしょうね。 影で表現される主人公のおおかみの孤独には、どこかで誰もが共感するのではないでしょうか。 40年以上経っても、どきりとするロングセラーです。
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へろへろおじさん
¥990
SOLD OUT
へろへろおじさん 作|佐々木マキ 福音館書店 おじさんは少し滑稽で笑っちゃうんですけど、おじさんだって耐えてるんです。 階段を滑り落ちたり犬に引きずられたり、おじさんは散々な目にあって、へろへろになってますけど、がまんしてるんです。でも、今度だけは、こらえきれずに泣きました。 うん。それは泣く。
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ぼくがとぶ
¥1,430
ぼくがとぶ 作:佐々木マキ 絵本館 初版刊行年 2013年2月 世界一周、空の旅。かっこいいですね。 失敗してもやり直し、自作の飛行機で空を飛びます。 エンジンやパーツも実際に使用に足るように描かれてるそうです。 飛行機を見送るお父さんとお母さんの顔がいいです。 最初は驚き、少し微笑みながら小さくなる。 子どもがはばたく時、こんな顔で送り出したいですね。
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ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします
¥1,430
ムッシュ・ムニエルをごしょうかいします 作:佐々木マキ 絵本館 初版刊行年 2000年5月 ムッシュ・ムニエルはやぎですが、ふつうのヤギではありません。 魔術師です。そろそろ弟子をとりたいところ。 適当な子どもをさらって弟子にしようと、魔術をかけました。 ところが・・ どこか哀愁の漂うふしぎでオシャレで、なんだかデタラメだけど、 クスッとおかしい佐々木マキワールドが味わえる作品です。
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どろぼうたちのよる
¥1,320
SOLD OUT
どろぼうたちのよる 作|佐々木マキ 絵本館 初版刊行年 1988年10月 むかし あるところに どろぼうが 三にん なかよく くらしていた。 なかよく暮らしているんですね。 どろぼうって悪いことだけど、悪い人じゃないような気がしますね。 ドジで早とちりでお人好しの三人のどろぼうたちですが、三人よると、なんだかうまくいくみたい。 佐々木マキさん独特の懐かしいような新しいような、のんびりしていてクスッと笑えるどろぼうのお話「どろぼうたちのよる」「かげどろぼう」「ぬすまれたらこまるもの」の3話を収録。
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どなたでもどうぞ!
¥1,760
SOLD OUT
どなたでもどうぞ! 作|サム・シャーランド 訳|ふくもとゆきこ BL出版 バレンタインさんのホテルには、いろいろなお客さまがきます。 みんなバレンタインさんのホテルが大好きです。 お部屋に入れない人がいたら、どうしましょう? 大丈夫、娘のエルシーがこう言います。「なんとかするわ!」 どなたでもどうぞ、というのは時には難しいこともあります。 だけど、仕方ないでは済まさずにに、うんと一生懸命知恵をしぼると、 なんとかなるもんですね。
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ロバのおはなし
¥1,760
ロバのおはなし 作|よしだ るみ 出版|国土社 「どうぶつの かぞく えほん」(国土社)でも、おなじみのよしだるみさんの最新刊。 4月27日〜5月15日の原画展にて、絵本のこたちで先行発売します。 以下は版元さんの紹介文です 重い荷物を運ぶのが仕事のロバは疲れてクタクタ。 牛や馬や犬の暮らしがうらやましく思えます。 自分ばっかり、つらい思いをしているみたい。 でも・・みんないろいろあるんだな 色鉛筆のふんわり柔らかいタッチと光あふれる穏やかな世界。 じんわりと心が温まります。