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「母と息子」の日本論
¥1,870
「母と息子」の日本論 著|品田知美 亜紀書房 母と息子という私的な関係性を基軸に日本社会を読み解くと様々なものが見えてくる。 どうしたら人を蔑むようなことをせず、すべての人を尊重出来る人になれるんだろう。 多くの母親が思っているのではないでしょうか。この本には、手がかりがたくさんあります。 そもそも、母親とされる人は社会を構成する個人として尊重されてるだろうか。 『毎日かあさん』や羽生結弦、やまゆり園、のぶみの絵本など、目の前にある事例に沿って解説。息子を持つ母だけでなく、母から生まれたすべての人に読んでもらいたい。
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さよなら、男社会
¥1,540
さよなら、男社会 著| 尹 雄大 亜紀書房 1970年生まれの著者と生年が同じで、子どもの頃の学校やメディアの時代の空気感をとてもリアルに感じる。女性らしさを活かすという言い方で役割を担わされてきたし男性も同じだった。男社会は男性優位の社会だけども、得はしてても幸せそうには見えない。もう、そんな社会から降りたらいいと思う。 私は男の子の母として、男社会を上手く遊泳出来るように育てるのはやめようと思う。
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たましいの世話
¥1,980
たましいの世話 著|若松英輔 亜紀書房 2021年2月11日 第1刷 先に逝ってしまった大切なあなたへ 残された者にできるのは言葉を贈ること。 悲しみと祈りを込めて紡がれる34の言葉と捧げもの。
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詩集 愛について
¥1,980
詩集 愛について 著|若松英輔 亜紀書房 2020年5月12日 第1刷 何気ないけども掛け替えの無い日々、アルバムをめくりながら振り返るよう。 やさしい言葉で綴られる確かな愛と、確かさゆえにくっきりと形作られる喪失。 こんな悲しい思いをするなら、出会わなければよかったのでしょうか。 いえ、あなたに出会ったから今の私がいる。あなたが私の中に生きている。
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うっかりおじさん
¥1,650
うっかりおじさん 作|エマ・ヴィルケ 訳|きただいえりこ 朔北社 初版刊行年 2019年8月 うっかりおじさんがお出かけのしたく。めがねを見なかったかい? 帽子はどこいった? お手伝いが必要ですね。ばっちり、支度が出来たと思ったのに、やっぱり忘れ物。何を忘れたのかな? リモートワークのおじさんたち、大丈夫? インパクトのあるおじさんのフェイスですけども、ピンクをベースにした色合いがなんともオシャレな絵本です。お茶目でオシャレなおじさんにぴったりですね。 作者のエマ・ヴェルケは、スウェーデンの優れた絵本に贈られるエルサ・ベスコフ賞受賞。
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ジャリおじさん
¥1,100
ジャリおじさん 作|おおたけしんろう 福音館書店 現代美術家、大竹伸朗さんの絵本です。 鼻の頭にひげがあるのは、ちょっと変わってますけど 帽子にコートにこうもり傘を持った正統派の紳士。 毎日、海を眺めて暮らしてましたが、ふと振り向くと黄色い道が続いています。 この道は、どこに続いているのでしょうか。おじさんは、歩き出しました。
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エリカ
¥1,650
エリカ 奇跡のいのち 文:ルース・バンダー・ジー 絵:ロベルト・インノチェンティ 訳:柳田邦男 講談社 表題にある黄色い星は、ユダヤ教とユダヤ民族のシンボル「ダビデの星」。1933年から1945年の12年間に600万人もの星が流れ星と消えました。 強制収用所に向かう汽車の窓から一縷の望みをかけて放り投げられた赤ん坊がエリカその人です。 ーお母さまは、じぶんは「死」にむかいながら、わたしを「生」にむかってなげたのですー R・インノチェンティの仔細な描写が、目を逸らさないようにと告げているかのようだ。
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いっすんぼうし
¥1,210
いっすんぼうし 文|石井桃子 絵|秋野不矩 福音館書店 初版刊行年 1965年12月 石井桃子さんの文に、日本画家、秋野不矩さんの絵が気品のある『いっすんぼうし』 小さいことを馬鹿にされてる一寸法師は、都に出てひと働きしようとお椀を笠に、箸を杖に、針の刀をもって家を出ます。 打ち出の小槌で立派な青年になった一寸法師は出世し、幸せに暮らしました。
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まっくろネリノ
¥1,100
まっくろネリノ 作|ヘルガ=ガルラー 訳|やがわすみこ 偕成社 まっくろネリノは、兄さんたちみたいにきれいな色ではないため、いつもひとりぼっち。 なにしろ、夜になると、どこにいるのか分からないくらいまっくろなのです。 けれどもある日、兄さんたちが行方不明になりました。 まっくろネリノは、夜の闇にまぎれて兄さんたちを探しに行きました。
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あなたのいえ わたしのいえ
¥990
あなたのいえ わたしのいえ 作|加古里子 福音館 初版刊行年 1972年3月かがくのとも傑作集 「いえがなくてもこまらないよ」と あなたは おもうかもしれません。 雨の日は濡れるし、日が照りつけると困りますね。じゃ、屋根が入りますね。 家は何のためにあるのか、どんな機能を備えているか、便利に暮らすためには何が必要か。 家というものをひとつひとつ、丁寧にやさしく解説します。家って便利な道具ですね。 家がなかったら、どんなに困るでしょう。
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おやすみ、かけす
¥1,320
おやすみ、かけす 作|マリー・ホール・エッツ 訳|まさきるりこ 大日本図書 とても、しずかで穏やかな絵本です。 かけすがないています。 やぎものらねこもないています。 男の子は学校に向かい、ナラの葉は風に揺れます。 それぞれの営みがあり、夜になると眠りにつきます。 心を落ち着けて眠れそうです。 おやすみ前の絵本にどうぞ。
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もりのなか
¥1,100
もりのなか 作|マリー・ホール・エッツ 訳|まさきるりこ 福音館 1963年12月20日 第1刷 2019年11月15日 第138刷 エッツの本では、おそらく最も有名な作品だと思います。 森の中を散歩に出かけると、動物たちが次々とついてきて 一緒に食べたり遊んだり。 「ぼく」は紙の帽子をかぶって新しいラッパを持っています。 意気揚々と冒険に出かけたのでしょうね。 強くて大きな動物も年老いたものも小さいものも、みんな一緒です。 探しにきたお父さんの言葉がまた、いいですね。 子どもの世界を丸ごと包み、遊びと生活を緩やかにつなぎます。 また、こんど。きっと、また会えるね、という気がしますね。
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ふしぎなさーかす
¥880
SOLD OUT
ふしぎなさーかす 作|安野光雅 福音館書店 1981年4月30日第1刷 2015年5月10日第16刷 ぴえろのぺぺがご案内。このサーカスは、眠らないと始まりませんよ。 目をあけないでくださいね。こびとがこわがりますからね。 眠るのが楽しみになりますね。いい夢みるぞ、と眠る前にこの絵本を開きました。
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あしながおじさん
¥2,420
あしながおじさん 作|ジーン・ウェブスター 訳|谷川俊太郎 絵|安野光雅 朝日出版社 2018年12月10日第1刷 2019年1月25日第2刷 孤児院で小さな子たちの世話に明け暮れるジュディ。ある日、理事のひとりに文才を認められ、大学進学への支援を受けることになりました。顔も名前も明かさない支援者に向けて綴られる手紙には、新しい世界を開き、吸収し、磨かれ、自立していく様子が生き生きと描かれます。 温かい家庭で育った親友を素直に羨ましく思い、血筋が自慢のルームメイトには反発を覚え、孤児の自分って何なんだろう? 根無草のような不安定さを抱え、返事のない相手に時に虚しさも感じながら手紙を送り続ける。100年以上も前に書かれたと思えないくらいに共感するところがたくさん。 子どもの頃に読んだはずなんですが、あしながおじさんの正体に気を取られてたんでしょうね。ジュディがこんなに魅力的な女性だということに気がついてませんでした。総ルビで小学校低学年から読めますが、ジュディと同年代の大学生にも読んでほしい。
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赤毛のアン
¥3,080
赤毛のアン 作|ルーシイ=モード=モンゴメリ 訳|岸田衿子 絵|安野光雅 朝日出版社 2018年6月20日第1刷 2018年10月1日第2刷 手違いで引き取られた孤児のアンですが、美しい自然と優しい人々に囲まれ、持ち前の想像力で明るく、逞しく成長する物語。 不朽の名作『赤毛のアン』を岸田衿子さんの訳と安野光雅さんの絵で。 全ての漢字にふりがなが降ってありますので、低学年のお子さんから読むことができます。
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銀の匙
¥2,420
銀の匙 作|中勘助 絵|安野光雅 朝日出版社 2019年9月6日第1刷 虚弱に生まれるも、人が好く信心深い伯母の愛情を受けて育った少年時代。日々を細やかに少年の内面の成長を瑞々しく描く。夏目漱石も絶賛した自伝的小説。 丁寧な注釈と挿絵で、舞台の明治時代の暮らしが生き生きと蘇ります。
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おやすみゴリラくん
¥1,320
SOLD OUT
おやすみゴリラくん 作|ペギー・ラスマン 訳|いとうひろし 徳間書店 初版刊行年 1996年2月29日 第1刷 こちらも、よくお薦めする絵本です。 動物園の管理人さんですね。全部のオリを見回り、動物たちにおやすみを言いながら閉園します。 いたずらっこのゴリラくん、指を口に当て、シーっとジェスチャーしてますね。手に持ってるのは? どうして、こんなイタズラをするの? 管理人さんと一緒にいたいからに決まってます! 連れ戻されるも、最後には受け入れられる安心感のあるお話です。
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くっついた
¥880
SOLD OUT
くっついた 作|三浦太郎 こぐま社 初版刊行年 2005年8月25日 第1刷 きんぎょさんと きんぎょさんが くっついた 離れてたり、反対向いてるものがくっついた。 ゾウさんは長いお鼻でお猿さんは長い手で、くっついた おかあさんとわたしも くっついた! 膝に抱いた赤ちゃんに、思わず頬擦りしたくなりますね。 ふれあい、温もりを感じることは幸せなこと。 少しずつ母子分離を始めたお子さんも、時々はくっつきたい。 絵本にかこつけて「くっついた」しましょう。
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くだもの ぱくっ
¥1,320
くだもの ぱくっ 作:彦坂有紀 もりといずみ 講談社 初版刊行年 2018年9月11日 小さい人にとって、食べることは大仕事。 おなかが満たされてる時は幸せですから、美味しいものをたくさん味わって、大きくなってほしいですね。 皮付きのくだもの、どうやって食べるかな? 皮を剥いたり、切ったり、そのままいっちゃう? いちごはどうしよう? とびきり美味しい食べ方で! 彦坂有紀さんの描く非常にリアルで温かみのある美しいイラストは、なんと木版画で制作されてるんだそう。
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こども風土記 母の手毬歌
¥924
こども風土記 母の手毬歌 著:柳田国男 岩波文庫 1976年12月16日第1刷 2015年9月16日第13刷 かごめかごめで遊んだ大人は多いと思いますが、子どもの遊び歌はなかなかに謎めいていて興味のひかれるものがありますね。 意味のわからない言葉を共有することで親近感を増すでしょう。遊びを通じて約束事や価値観を共有していくのかもしれません。
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キツネのはじめてのふゆ
¥1,650
キツネのはじめてのふゆ 作:マリオン・デーン・バウアー 絵:リチャード・ジョーンズ 訳:横山和江 すずき出版 2018年10月5日 第1刷 ゆきがふってきました。まわりの動物たちは冬に備えて忙しそう。 自分は何をしたらいいのかな? キツネは冬をどうして過ごすか知ってますか? 冬眠しないんですね。では、何をしてるのでしょうか。 リチャード・ジョーンズの絵がやさしく美しい。雄大な自然を描いた『山はしっている』もどうぞ。
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すずちゃんの のうみそ
¥1,760
すずちゃんの のうみそ 作:竹山美奈子 絵:三木葉苗 題字:三木咲良 岩崎書店 初版刊行年 2018年1月31日 自閉症スペクトラム(ASD)のすずちゃんのママから、保育園で仲良くしてくれたお友だちへのお手紙。 「すずちゃんは、年長さんなのに、どうしてくつを一人ではけないの?」 くったくなく訊ねるお友だちに、やさしい言葉で自閉症のことを説明します。 ふーん、そうなんだ。とすーっと入ってくる。お友だちのことが分かるって気持ちいい。 そして、自分のことを伝える勇気も出ます。
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人生の1冊の絵本
¥1,078
人生の1冊の絵本 著:柳田邦夫 岩波新書 絵本と出会い、何かが変わっていくかもしれない…。 こころが何かを求めているとき、悲しみの中にいるとき、絵本を開いてみたい。幼き日の感性の甦りが、心のもち方の転換が、いのちの物語が、人を見つめる木々の記憶が、そして祈りの静寂が、そこにはある。一五〇冊ほどの絵本を解説しながら、その魅力を綴る。 〜本書カバーより
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貝の火
¥1,980
貝の火 作|宮沢賢治 絵|おくはらゆめ ミキハウス ミキハウスの宮沢賢治絵本シリーズ『貝の火』は、おくはらゆめさん。 ひばりの子を助けた子兎のホモイは、お礼に鳥の王様から貝の火という宝珠を贈られます。 宝珠を得た途端、周囲はへり下る者、擦り寄る者。ホモイはどんどん傲慢になっていき… 権力を持つこと、維持することの難しさ。 使い道を誤ると、何も見えなくなる。 おくはらゆめさんの昔話調の絵がかわいらしく、ダイナミックにお話を盛り上げます。