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But と Or
¥1,540
But と Or 作|ささめやゆき BL出版 2019年2月1日 初版第1刷 ささめやゆきの小さなリノリウム版画集。 暗闇の中スポットライトを浴びて浮かび上がる男や女たちは、物憂げで光の届かない心のひだを隠し持っているかのよう。曖昧で退廃的で、それでいて自由な空気を纏う。
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あおのじかん
¥1,870
あおのじかん 作:イザベル・シムレール 訳:石津ちひろ 出版:岩波書店 日没から夜の闇へと移り変わる、一日で最も美しいひととき、あおのじかん。夜を迎えるすべての青いいきものたちの息づかいが聞こえてきそうな、美しい青い絵本。 作者は『シルクロードのあかい空』『はくぶつかんのよる』のイザベル・シムレール。
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わたしたち
¥1,540
わたしたち 作|パロマ・バルディビア 訳|星野由美 岩崎書店 子どもが小さい頃は、お母さん似? お父さん似? とよく言ってるかもしれない。 親と子は似ているけれども、子は、いずれ自立していく。 世間を知り、全く違う考え方や生き方をするようになるかもしれない。 親と子はそれぞれ別の人格であること、 同時に深く繋がっていることをやさしく美しいイラストで描く。
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ロザムンドおばさんのお茶の時間
¥1,320
ロザムンドおばさんのお茶の時間 著|ロザムンド・ピルチャー 訳|中村妙子 朔北社 日常の中のかけがえのない時間。人との繋がり、信頼が人を強くする。 イギリスのベストセラー作家、短編集第2弾。
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『日本残酷物語』を読む
¥880
『日本残酷物語』を読む 畑中章宏 平凡社新書 高度成長の坂道を登りつつあった昭和三十年代半ば、宮本常一、谷川健一らが中心となって平凡社から刊行された『日本残酷物語』。 名もなき民衆の営みを「物語」として記録した、この叢書はその後の民衆史、生活史のみならず、記録文学などにも大きな影響を与えた。 「残酷」という視点から描きだされたのは、果たして、いかなる「日本」だったか。 畑中章宏(はたなか・あきひろ) 大阪在住。作家、民俗学者 著書に『災害と妖怪』『津波と観音』(亜紀書房)、『ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか』『蚕』(晶文社)、『柳田國男と今和次郎』『『日本残酷物語』を読む』(平凡社新書)、『天災と日本人』(ちくま新書)、『21世紀の民俗学』(KADOKAWA)など多数。
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トラのじゅうたんになりたかったトラ
¥1,650
トラのじゅうたんになりたかったトラ 作|ジェラルド・ローズ 訳|ふしみみさお 出版|岩波書店 昔、インドのジャングルにやせこけたトラがいました。 宮殿の広間で王様の家族がごちそうを食べているのが 羨ましくて、しかたがありません。 そこで、トラはいいことを思いつきました。 ジェラルド・ローズのとぼけた絵もなんとも愉快なお話です。
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海をあげる
¥1,760
海をあげる 著|上間陽子 筑摩書房
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ちいさな メリーゴーランド
¥1,540
ちいさな メリーゴーランド 作:マーシャ・ブラウン 訳:こみやゆう 出版社:瑞雲舎 屋上で凧揚げをしてる子たちや、非常階段でままごとの洗濯物を干してる女の子たちとか、ちょっとヒヤヒヤする遊び方なんですが、生き生きとしてて魅力的。そんな、サリバン・ストリートにコレッリさんのメリーゴーランドがやってきた! こんな素敵なメリーゴーランドがやってきたら、飛び出していってしまいますね。 歓声をあげて乗り込む子どもたちのいるそばで、おこづかいがなく、見ているだけのアンソニーに、コレッリさんが声をかけます。 子ども同士も大人と子どもも関係がとてもいいのです。干渉するわけでもなく、もちろん排除もしない。コレッリさんのような大人との関わり合いを重ねて、育っていってほしいなと思います。 『三びきのやぎのがらがらどん』や『ちいさなヒッポ』など、多数の名作を生み出した、マーシャ・ブラウンの実体験をもとにした絵本デビュー作です。本書の完成を見ず、2015年に息を引き取りました。巻末のマーシャの言葉は、事実上最後の仕事となりました。
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三びきのやぎのがらがらどん
¥1,320
三びきのやぎのがらがらどん 作:マーシャ・ブラウン 訳:せたていじ 出版:福音館書店 ノルウェーでは誰もが知っている昔話。 三びきのやぎは、名前はどれも がらがらどん。山の草場へ行く途中、橋の下には大きなトロル。 小さいヤギ、真ん中のヤギ、大きいヤギと順番に橋をわたり… 小さい頃に読んだ人は、少し怖いと感じた人も多いようですね。 大きなヤギの力強さにホッと胸をなでおろした人もいるようです。 不思議に心にのこる、お話です。
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レオナルド・ダ・ヴィンチの童話
¥1,870
レオナルド・ダ・ヴィンチの童話 編|ブルーノ・ナルディーニ 訳|西村暢夫 渡辺和雄 裾分一弘 小学館 初版刊行年 2019年12月 天才芸術家であり科学者であったレオナルド・ダ・ヴィンチは数々の童話も遺していました。 芸術と科学は一体であることがよくわかりますね。 鳥や草木や魚や貝を主人公にした寓話に潜む真理は、500年の時を超えて贈られる現代へのメッセージ。
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コロナ戦記 医療現場と政治の700日
¥1,980
コロナ戦記 医療現場と政治の700日 著|山岡淳一郎 岩波書店 2021年11月5日 第1刷 なぜ、日本は新型コロナの拡大を食い止められなかったのかー。 集中治療室で緊急対応を続ける医療従事者たち。最前線で感染拡大をくいとめる保健所のスタッフ。迷走する政治は、本来あるべき対応をどのように歪めたのか。 同時進行的ドキュメンタリー。 ー本書帯文より
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WHERE HAS THE TIGER GONE?
¥3,080
Where has the Tiger Gone? 絵:ダーヴァット・シン・ウィキイ 出版社:タラブックス Where has the Tiger Gone? 虎はどこへ行った? 作者の出身であるゴンド族の人々にとって、虎は暮らしの中で神話の中で、重要で密接な関係にあった。もちろん、虎は恐ろしく、人に危害を加えることもある。しかし、そういった存在があるからこそ、人は知恵を得て、謙虚さを身につけてきたのではないか。森で虎を見ることもなくなり、人との関係も遠のいていく。虎とともに消えてしまったものを現代に問う物語。
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ちいさいおうち
¥1,870
ちいさいおうち 作|バージニア・リー・バートン 訳|石井桃子 岩波書店 バージニア・リー・バートンの『ちいさいおうち』は、 小さいけれどしっかり丈夫に建てられてました。 建てた人は、孫の孫の代まで立派にたっているだろうと言いました。 長い年月が経ち、ちいさいおうちの周辺は近代化していきます。 馬がひく馬車にかわって自動車が走ります。 夜になっても街灯がいつまでも明るく照らします。 やがて電車が走り、地下にも地下鉄が走り、 大勢の人が行き交う都市になります。 ちいさいおうちは、発展するまちの中では、さらに小さく 人混みや建造物の影に隠れそうです。 けれど、時代が変わっても変わらないものがあります。 大切にしたいものは、いつまでも見失わないでいたいですね。
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いってきます
¥1,980
いってきます 作|エミール・シェール 絵|チィン・レン 訳|野坂悦子 化学同人 初版刊行年 2021年11月 爽やかでやわらかいタッチのイラストレーションが 少女の心をそのまま映し出しているかのよう。 忙しいママとのやりとりは、毎日のメモ。 短いメッセージの中にも気持ちが通い合い、成長が感じられます。
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こんにちは! わたしのえ
¥1,540
こんにちは! わたしのえ 作|はたこうしろう ほるぷ出版 2020年7月25日 第1刷 なんて、きもちのいい絵本。 はたこうしろうさんの絵本は、読み終えた瞬間に飛び出して行きたくなりますね。 真っ白い紙の上に最初におく色は、緊張しますね。 でも、思いきって描いてみると、どんどん広がる色の世界。 おもむくままに、色と戯れてみる。 なんて、気持ちいい。 全幼稚園保育園小学校においてほしい絵本。
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だいじなとどけもの
¥1,100
だいじなとどけもの 文|E・H・ミナリック 絵|モーリス・センダック 訳|まつおかきょうこ 福音館 1972年6月1日 第1刷 2015年2月15日 第31刷 くまくんが、じょうずに描けた絵をおばあさんに届けました。 おばあさんはお礼にキスをお返ししました。 キスを預かっためんどりは、途中でおしゃべりしたくなり、カエルに託します。 カエルは猫に、猫はスカンクに、無事にくまくんのところに届くのでしょうか? 途中で素敵なハプニングも。
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にぐるま ひいて
¥1,540
にぐるま ひいて 文|ドナルド・ホール 絵|バーバラ・クーニー 訳|もき かずこ ほるぷ出版 1980年10月15日 第1刷発行 古き良き時代のアメリカの暮らしを描いた美しい絵本。 10月、一年かけて家族みんなで作り育てたものを荷車に積み込んで 10日がかりで市場へ売りに行きます。 荷車も牛も、みんな売ってお金に換え、いくつかの道具とキャンディを買い 冬には冬の、春には春の仕事をして、新しい一年を始めます。
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ちっちゃいさん
¥1,650
SOLD OUT
ちっちゃいさん 作|イソール 訳|宇野和美 講談社 2016年4月20日月 初版第1刷発行 ちっちゃいさんは、素晴らしくよく出来ていて、騒がしくて、魅力的。 ユーモラスにオシャレに描かれるちっちゃいさんのトリセツ。 出産のお祝いによく選ばれています。 上の子さんのいらっしゃるご家庭にも。
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おまく
¥1,650
おまく 原作|柳田国男 文|京極夏彦 絵|羽尻利門 出版|汐文社 初版刊行年 2021年7月 えほん遠野物語シリーズ第3期 柳田国男の名著『遠野物語』をもとに、京極夏彦による新たな語りと闇をはらんだ絵で鮮やかに蘇る。 遠野のあたりでは、おまくということが起きる。 彼岸と此岸の通じる扉が開く。そんな不思議なことが遠野にはあります。
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きつね
¥1,650
きつね 原作:柳田国男 文:京極夏彦 絵:樋口佳絵 汐文社 初版刊行年 2021年8月 えほん遠野物語シリーズ第3期 柳田国男の名著『遠野物語』をもとに、京極夏彦による新たな語りと闇をはらんだ絵で鮮やかに蘇る。 遠野の狐も人を化かす。 いたずら好きで、いつの間にか人の暮らしに紛れ込んでくる狐に情がわいてしまう。
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ヒューイたちの あたらしいセーター
¥1,485
ヒューイたちの あたらしいセーター 作|オリバー・ジェファーズ 訳|吉山朱里 文響社 謎の生き物ヒューイは、みんなそっくり。 見た目も考えることもすることも、全部同じ。 ある日、その中のひとり、ルピーが素敵なセーターを編みました。 同じが当たり前と思っていたヒューイたちは、ひとりだけ違う格好のルピーにびっくり! だけど、みんなと違うって、もしかして、かっこいいかも。 そうして、みんなが「違う」をマネして、みーんなお揃い! あれれ? 同じでなければならないという必要はないんです。ひとりだけ違うと「へんなの」と思うけれど、二人三人だと、かっこよく見えたり、個性的であるつもりが、みんなと同じになったり。 思うようにすることは案外難しいけど、ひとりだけ違うことをするのも恐れることはないです。
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キリンのなやみごと
¥2,090
キリンのなやみごと 作|ジョリ・ジョン 絵|レイン・スミス 訳|岡野佳 化学同人 2021年9月25日 初版第1刷 キリンは自分のくびがきらい。 ジロジロ見られるのもきらい。 おしゃれに見えるように工夫もしたけど、他のみんなみたいにいい感じにならない。 だけど、ある時、同じ悩みを持ったものに出会いました。 誰にでもコンプレックスのひとつやふたつはあるでしょうけど、 意外と他の人からは素敵に見えてたりして。 チャームポイントにできたらいいですね。
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おしらさま
¥1,650
おしらさま 原作|柳田国男 文|京極夏彦 絵|伊野孝行 汐文社 初版刊行年 2018年5月25日 えほん遠野物語シリーズ第2期 柳田国男の名著『遠野物語』をもとに、京極夏彦による語りと気鋭の作家が描く絵で現代に鮮やかに蘇る。 遠野のあたりでまつられる「おしらさま」という一対の神様がいる。顔は馬に似せているのもあるという。それには理由がある。悲しくも美しい怪談の原点。
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わたしたちだけのときは
¥1,540
わたしたちだけのときは 文:デイヴィッド・アレキサンダー・ロバートソン 絵:ジュリー・フレット 訳:横山和江 出版:岩波書店 表紙を見て、仲良しの少女のお話だと思いました。 同じ服を着て同じ髪型なのは、親元から引き離され寄宿学校に入れられた先住民族の子どもたち。 自分たちの言葉を話すことも家族に会うことも禁じられた。 でもね、誰も見てないわたしたちだけのときは… 少女たちはささやかな抵抗をした。なぜなら、幸せな気持ちになれたから。 孫の質問にこたえる形で語る、カナダで実際にあった、先住民族の同化政策の時代のお話。 2008年、当時のカナダ首相は、同化政策が先住民族の人々を深く傷つけたと公式に謝罪しました。